仏果を得ず

仏果を得ず

660円 (税込)

3pt

高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜(とりこ)になる。以来、義太夫を極(きわ)めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝(きも)をつかんでいくーー。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。直木賞作家が、愛をこめて語ります。

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仏果を得ず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    全く知らなかった文楽の世界。
    どの世界でも「極める」事を切望してる人はいるんですね。
    仏果を得ず。それでもいいよ!もがいてもいいよ!
    って事が人間臭くてあったかく表現されてます。
    読んだ後に心があったかくなります。そして文楽について、興味を持ちました。

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    Posted by ブクログ 2023年05月17日

    浄瑠璃は初めて触れた。芸事はどれもこういうところがあるな、深い世界だなと思う。サラッと読めて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年03月28日

    人形浄瑠璃 文楽の語り手(大夫)・健は、ある日突然師匠・銀大夫の指名で、三味線弾き・兎一郎と組むことに。自分が語る演目を理解できず苦しむ健だが、師匠・相三味線との人間関係や、恋愛など私生活での経験が鍵となり、理解を深め、芸を極めていく。

    演目毎に章が区切られていて、健が頭を悩ませながらも前に進んで...続きを読む

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    購入済み

    流石です!

    2023年03月11日

    仏果の世界は全くわからなかったので、物語に入り込めるか心配だったんですが、
    やっぱり三浦しをんさんの書かれる世界は素晴らしいです!どんどん物語の中にのめり込めました!
    もっと読み続けていたいと思う作品です!

    #感動する #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    Posted by ブクログ 2022年12月19日

    すっかり作家読みするようになった、三浦しをんさんの作品。
    いきなりぐぁっと物語に連れ込まれ、読み進めるうちに少しずつ状況が見えてくる。初めて触れる世界で、何も知らず分からないはずなのに、圧倒的な情熱が、同じ時間・空間を体感させてくれる。
    いつもながら、素晴らしい筆の力だ。

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    Posted by ブクログ 2022年09月23日

     読んで面白かったので文楽をYouTubeで見てみたのですが、何を言っているのかいまいちわかりませんでした。こういった芸能を楽しめない人間に生まれたことが悲しいです。

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    Posted by ブクログ 2022年08月23日

     文楽の世界が舞台の小説。

     健(たける)は文楽の太夫。文楽の技芸員は太夫、三味線、人形遣い。
     それぞれ師匠と弟子の関係は絶対である。
     健の師匠、笹本銀太夫(ささもとぎんたゆう)から、突然、三味線の鷺澤兎一郎(さぎさわといちろう)と組めと言われる。この兎一郎、実力は確かだがかなり変わった人物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月15日

    しをんさん凄いです。
    これを読むと文楽を見に行ってみたくなります。

    箱根マラソンの話の時もそうでしたが、しをんさんの本を読むと、今まで興味のなかった事を始めてみようかと思ってしまいます。

    さすがにマラソンは断念しましたが、文楽は行ってみようと思います。

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    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    偶然にも、文楽を観に行く日に読み始めました。YouTubeで演目を調べながら、読みました。読み終わっちゃうのが寂しくなるほどに面白かった。文楽、もっと調べてみよう。

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    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    先日文楽を拝観する機会があり、無性に文楽を題材にした本が読みたくなって、久しぶりに手に取った。初めて読んだあの頃よりも、文楽に対する解像度がぐっと高まっているからか、ありとあらゆる光景、三味線の音色が聴こえてくるような気がして、もう私は文楽の虜になっているようです。解説文にもありましたが「人間ってこ...続きを読む

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