仏果を得ず

仏果を得ず

660円 (税込)

3pt

高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜(とりこ)になる。以来、義太夫を極(きわ)めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝(きも)をつかんでいくーー。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。直木賞作家が、愛をこめて語ります。

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仏果を得ず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文楽について知識もゼロだったから、想像できないところもあったけれど、ストーリーがおもしろかった。登場人物は人間味があって、想像しやすかった。

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    伝統芸能の文楽という事で読む前に若干の躊躇はあったものの、あっという間に読み終えた。
    主人公の健(タケル)は高卒10年目の太夫。師匠は人間国宝だが、芸には厳しいのにその他はユルユル。京都公演に女性を招待し、大阪の自宅に戻らず遊びまくる。師匠の命令で組まされる三味線は偏屈で知られる兎一郎。
    芸事に熱心

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    文楽という日本の伝統芸能を極めようとする青年の話。芸か恋か、悩む健は人を愛する事で文楽の肝を掴んでいく。
    文楽を知らなかったけど、だんだん面白く思えてくる。話自体はさすが三浦しをんって感じで、読みやすくてそれぞれのキャラが濃くてスラスラ頭に入ってきた。またこの著者の本を読みたいと思うような本。

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    文楽見たい、見たい、見たい。
    この短めの小説を読む間、何度も公演情報を調べました。
    それくらい、文楽もそれに関わる人たちも魅力的。

    古典作品を筋立てに組み込んでいく物語、大好き。
    その中でもこの小説は秀逸。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    文楽は全く知らなかったが、それでも主人公の文楽への想いと様々な人との関わりが、躍動感を持って書かれており、あっという間に読み終えてしまいました。

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    「文楽」の読み方すらはっきりしなかった僕ですが、とても楽しく読めました。
    人生を懸けて芸を磨いているから、ふとした事が芸に活きる瞬間がありました。 恋でダメになる様も人間らしく良かったです。
    少し文楽に興味が湧きました。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    義太夫の健が文楽の道を突き進むために悩んだり、すこんと落ちた恋に悩んだりする話。

    三味線の兎一郎、師匠の銀太夫、師匠の相三味線の亀治、兄弟子の幸太夫、みんな文楽に貪欲で、チャーミングなキャラなのに舞台上では底知れない凄みがある。

    小学生のミラちゃん、健が恋した真智さん、銀太夫の妻の福子さん、謎の

    0
    2024年07月12日

    購入済み

    流石です!

    仏果の世界は全くわからなかったので、物語に入り込めるか心配だったんですが、
    やっぱり三浦しをんさんの書かれる世界は素晴らしいです!どんどん物語の中にのめり込めました!
    もっと読み続けていたいと思う作品です!

    #感動する #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    人形浄瑠璃・文楽の舞台に立つ男たちの話。義太夫に人生のすべてを捧げる、恋人は二番目という健の人生を追って、芸事に人生をかける姿勢に尊敬の念が出ます。人形浄瑠璃に限らず、歌舞伎、俳優、声優等誰かを演じる仕事では、その役の「人生」を深く理解しなくてはならない。深く理解するには仕事への情熱が必要だと感じま

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    読んでいる間に、たまたま大阪なんば周遊する機会があったので、親近感倍増でした。(エッセイを除いて)殆どの作品を読んでいますが、「風が強く吹いている」に通じる、終盤の吹っ切れた疾走感が気持ちいいです。他の作品もそうですが、じわり…ではなく、一気に盛り上がる筋で読者を引き込む型が得意なのかな。ただ、書き

    0
    2025年09月06日

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