神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

小説・文芸
550円 (税込)

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平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテインメント小説の傑作。

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  • 神去なあなあ日常
    550円 (税込)
    平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテインメント小説の傑作。

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神去なあなあ日常 のユーザーレビュー

都会育ちの《ゆるーい》青年がド田舎で林業に従事する青春ストーリー!
本屋大賞で第4位受賞。映画化もされ、シリーズ累計で35万部を超える人気作品

横浜育ちの平野勇気は、高校卒業と同時に無理やり三重県の神去村(かむさりむら)に放り込まれた。神去村は見渡す限り山、山、山で携帯の電波も入らないド田舎。ここで林業に従事することになった勇気だが、何度も脱走を試み、トラブルにも遭遇。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来、チェーンソー片手に山仕事。だが次第に仕事と自然に魅了されていく・・・

登場人物が個性豊かで魅力的。仕事や村での生活を通して描かれた男同士のコミカルなやり取りや友情に思わずニヤッとしたり、ホロリとしたり!勇気の成長や神去村の今後が気になって仕方がなくなる、いつまでも読み続けていたくなる作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2010本屋大賞4位
    高校を卒業するのに全く進路が決まっていないししたいこともないし、全く焦ってもいないゆるーい男子が、担任と保護者が勝手に決めた山奥の林業研修生として送り込まれる話。
    日本の林業の奥深さにも触れられ、若い人が関わって行って欲しいなあと思う職業だっ。山奥の人々のコミュニティの懐の深さ、人情、繋がり、と18歳男子の恋愛感情が絡み合って山の生活にのめり込んでいく様子が読んでて楽しかった。
    また、山の神事、祭り事、の描写は読んでいて引き込まれたし、日本のどこかで今もきっとこんな風習が残っているのだろうと思わせてくれる魅力的な文章。読んでいて心が震え、じーんとした。深い背景✖︎軽〜い現代っ子男子のコントラストがすっごく良かった!大好きな1冊になった

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    林業のことは教科書でしか知らなかった。
    近くに就業しているひとがいるわけではない。
    この本を読んでみて、実際は一人の男の子の成長物語なんだけれども、林業に関わる方達の大変さ、自然に対する知識の深さが伝わってきた。
    また、小説らしくキャラがたっているからかな?
    テンポよく読むことができておもしろかった。
    続きも読んで、勇気の成長を見守りたい

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    都会育ちの少年が、ひょんなことから縁もゆかりもない山奥で林業の世界へ。 

    最初は嫌々で、隙あらば逃げ出そうとしていた主人公・勇気が、神去村の過酷な自然と温かい住人たちに揉まれ、見違えるほど逞しくなっていく過程が見事でした。
    クライマックスの「燃える山」のシーンは、まさに圧巻の一言。命を懸けて伝統を守る男たちの姿に、勇気自身の「覚悟」が重なり、ページをめくる手が止まりませんでした。
    印象的だったのは、自然への畏怖と敬意が、人々の生活の根底にあること。現代社会のような余裕のなさとは無縁の、厳しくも豊かな「人としての在り方」がそこにはありました。

    読後、自分の生き方や自然との向き合い方をそっと見直したくなる、素晴らしい物語です。

    0
    2026年02月26日

    Posted by ブクログ

    宮崎駿さんが二度読んで、一度目はアニメにしたいと思い、次はやっぱり実写かなと思ったとか。母の故郷に似た林業の村の風景に、次第に馴染んでいく「勇気」を身近に感じた。

    日本的な風景の中に、受け継がれてきた山の生活や、変わらない習慣、懐かしい祭りや季節の行事、過疎地に今なお残っている心温まる人のつながりが書かれている。

    高校を出たら、まぁ適当にフリーターで食っていこうと思っていた。
    名前の勇ましい、平野勇気。卒業後もこうしてだらだら過ごす予定だった。ところが、式が終わった途端、担任に
    「おう、平野。先生が就職先をきめてきてやったぞ」
    「はぁ?」っつったよ。「なんだそれ、冗談じゃねえよ」

    家に帰ると、

    母親も
    「着替えや身の回りの品は、神去村に送っておいたから、みなさんの言うことをよく聞いて、がんばるのよ。あ、これはお父さんから」

    と餞別と書いた封筒に3万円が入っていただけで、あれやこれやの脅しもあってすごすご家を後にした。
    神去村から屈強な体躯のヨキ(飯田寄喜)が迎えに来ていた。携帯は途中で圏外になるは、山の奥へ奥へとトラックは走り続けるは。杉山は頂に薄く雪をかぶり、うっそうと茂っているは。
    そんな神去村は、人が行き会っても挨拶は「なあなあ」で「なあなあ、だからなあなあ」で通じるようなのんびりした、のどかな村だった。
    そこで山仕事を仕込まれ、逃げ出したが連れ戻され、観念して、一年たった。
    掌の豆が厚くなるころには、気心の知れたグループの一員になっていた。
    冬の枝打ちがあり、整地したあとには植林が、伐採、運び出し。山の木々育てるこまごまとした手順に、戸惑い叱咤され、助けられて育っていく「勇気」の日常が彼の言葉で綴られていく。

    林業を今も受け継いで、守っている人たちの心意気や、職人芸を極めた高い木登り、枝打ちを仕込まれ、チェンソーの扱いにもなれて、山の持つ魅力に捕らえられていく。

    「勇気」の心身ともに、人間として豊かに育っていくさまが、過去も未来もあまり変わりない、ゆったりとした「なあなあ」生活が見えてくる。
    山の匂いや木々のざわめき、季節の花や、秋の実の輝くような美しさ。女が料理を作り男は飲んで踊る祭りの楽しさもある。
    時には大きな山鳴りを聞き、山火事を消し止める、小さな出来事に「勇気」は生きていることが肌で感じられ、山の呼吸が彼のものになっていくのがよくわかる。

    45年ぶりに伐りだす大木を、そりのように並べた木材の上を山頂から滑りおろす。それに乗って恐怖の山くだりを体験して「勇気」は仲間に認められる。このダイナミックな描写が盛り上がって、読んでいても心が躍る。
    登場人物もいい。年寄りも味がある。Uターンした美人の教師は親方の妹で花を添えている。
    彼女は険しい山道をモトクロス並みにバイクをのりまわし、勇気を鼻の先であしらっていたが、一年で随分態度も和らいだ、希望があるかもしれない。

    まだまだ神去村のこと、ここに住むひとたちのこと、山のことを知りたいって思うんだ。
     たしかなのは神去村はいままでもこれからも、変わらずここにあるっていうことだ。
    神去村の住人は「なあなあ」「なあなあ」っていいながら、山と川と木に包まれて毎日を過ごしている、虫や鳥や獣や神様、神去村に居るすべての生き物と同じように、楽しく素っ頓狂にね。
     気が向いたら神去村に立ち寄ってくれ。いつでも大歓迎だ

    この最後の言葉で「勇気」はほとんど神去村に溶け込んでしまったようだ。


    どうでもいいことだが、私の先祖につながる人たちは、四国山脈で木を育てる林業農家で、家庭用の野菜を育てて生活をしてきた。私が暮らした頃はまだ昔の山々の風景が残っていた。
    枝打ちは出稼ぎの専門家を雇っていたそうだが、幼いころ 山は途中までは開墾されていて、その上は雑木林、それから尾根までは杉が植えられていた。
    遠く続く峰々は、木の緑が模様を描き、春はこぶしの白で始まり山桜の薄いピンクが混じり夏は赤い山つつじ、秋は谷を紅葉が染めた。

    昨今は、高価になった国内産の木材の販路は安い外材に代わり、家の構造も大きな木材はあまり使われない。天井に大きな梁のあった建物は今では古民家とよばれるようなった。床柱も見えるところだけに銘木を模した貼物も多い。

    この本は、山に帰れと言うのではなく自然と一体になることから学んだ彼なりの体験談である。
    読んでいるともう忘れかけていた深い山への畏れや、山の匂いやふかふかした落ち葉のことなど、ふるさとの自然に帰った感じがした。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    メメント・モリの思想とは対極にある「なあなあ」は、日常を少し楽にしてくれた。
    林業に就いてみたいと思わせられた。

    0
    2026年01月22日

    面白くていっきに読んでしまいました。とても楽しい気分になりますよおすすめします。

    0
    2019年07月24日

    Posted by ブクログ

    別世界‥… 林業かー。知らない世界を知れておもしろかった。神去の人たちみんななあなあだし。人の性格も生活も行事も、とても濃い。
    祭りが圧巻。さすが三浦しをん。

    0
    2026年02月25日

    購入済み

    スイスイ読めて面白い

    読みやすいのでスイスイ読めて、ホッコリまったりと楽しい気分になりますよ。

    1
    2014年06月07日

    Posted by ブクログ

    しをんさんの本を読むのは初で、
    最初はあまりにも口語的な文章に戸惑いましたが、だんだん慣れて、笑いながら読めました。
    電車の中や、公衆の場じゃ、笑っちゃうから読みにくいかも!
    自然の描写、人々が生き生き描かれていて、とても元気をもらえました!
    最後の方はアニメーションのような映像を見てるような描写で楽しかった。

    夜話も読んでみようと思います。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの作品 やっぱり読みやすい!
    林業がテーマ。私は田舎育ちで山は身近です。
    最近は特に趣味で登山やトレランしたりしているので、山はほんとに身近な存在。でも、林業となると話は全く別。植林されているようなところは行ったこともない。普通に登山道を歩いたり走ったりするだけでも大変なので、山仕事の大変さはなんとなくわかります。でも、林業はとても魅力的な仕事だとも感じます。
    また、山の神聖さも改めて感じます。
    次に山へ入るときは一礼してから入ろうと思います。そして主人公の勇気はほんとにえらい、続けて欲しいと思いました。

    0
    2026年09月24日

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