愛なき世界(下)
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愛なき世界(下)

726円 (税込)

3pt

恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新

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愛なき世界 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 愛なき世界(上)
    748円 (税込)
    恋のライバルが、人類だとは限らない!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。愛おしい変わり者たちと、地道な研究に人生のすべてを捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上)」
  • 愛なき世界(下)
    726円 (税込)
    恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

愛なき世界(下) のユーザーレビュー

国立T大学の向かいにある洋食店で住み込み店員として働く藤丸陽太は料理人見習い。彼は、よく店に来たり出前を頼んだりするT大学の松田研究室に所属する研究者見習いの大学院生、本村紗英に恋をしてしまう。植物学を専攻する彼女は研究対象のシロイヌナズナに夢中で、恋愛にはまったく興味がない様子だが、この恋はいったいどうなる?

三浦しをんさんご本人によれば、本作は新聞の連載小説だったので、「毎日読む人も飛び飛びに読む人もいるから、ストーリーの時系列が行ったり来たりしない方がいい」というアドバイスがあったそうで、そのためか、お話は非常にわかりやすく進んでいきます。藤丸くんと本村さんだけでなく、研究室の松田教授や先輩たちもそれぞれ個性的にイキイキと描かれていて、気が遠くなるほどコツコツと地道な実験作業の描写が続いても、読み続けている間になんとなく植物学の実験に対する理解が深まるという、非常に三浦しをんさんのお仕事小説らしい側面が存分に楽しめる作品ですが、それと同時に、個人的には「恋愛が“成就”するとはどういう状態を言うのか」を考えさせられた作品でもあり、私はそこがいちばん好きです。何かを追求し続けようとする人を見て癒されたい方におすすめ。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上巻ののどかでほのぼのとした感じから一変、下巻は少し不穏な雰囲気。
    研究室で持ち上がるいくつかの問題に向き合うメンバーたち、そこに大きく関わるのが、のほほーんと入ってくる藤丸の存在。
    門外漢の何気ない言動に気付かされるってあるあるですが、藤丸のこのキャラクターが効いてきます。
    誰のことも一旦受け入れ

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    愛なき世界、そこに愛はあるんかというコマーシャルはあるけれど、愛という漢字を含む単語に恋愛という言葉がある。愛と恋というのは似て非なるもので、愛のない世界と言うと何やら寂しい感じがするが、好きの究極系が愛なきだとすると、植物の世界であったとしても、この作品に愛はあるのではないかなと。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの小説の面白いところは、その職業の人を細かいところまで観察して丁寧に書かれていると感じるところ。

    難しい専門用語であっても噛み砕いてしっかり説明してくれるけど、その分野の人から見てもそんな仕事してないだろ、とはならないだろうし。
    初めての人も専門の人も、きっとハマる。

    研究している

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

     上、下2冊の文庫本をえらびました。「特別付録 藤丸くんに伝えわれ植物学入門」が目に入ったからです。上、下巻ともイラスト1ページ、イラストのなかにある実験器具の説明1ページ、用語解説数ページという構成です。
     上、下巻のイラストは同じ場面を別角度から描いていて、たくさんの実験器具が説明されています。

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    うん下巻を1日で制覇してしまったので、何故ならその先が見たいから。植物の世界ではなく愛なき世界と、なかなか深いですね。内容がまさに愛に溢れてるから、思っていたのと全然違う。藤丸と本村の愛の話になるのかなって思ってたら下巻のAHOとAHOOの間違いと教授に言えない1週間と、とにかくシロイヌナズナの話が

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    植物の研究をしている女性と洋食屋店員の青年のお話

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    恋のライバルが人間だとは限らない!

    洋食屋の青年・藤丸が慕うのは〝植物〟の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    終わり方含め、とても良かった!
    恋愛だけじゃない、対人間だけじゃない、たくさんの愛に溢れている。
    植物の世界の奥深さに驚かされるとともに、それぞれが邁進する道を応援したくなる。
    何かに夢中になれるって、本当に良いなぁとしみじみ思える、素敵な物語だった。

    0
    2024年09月16日

    愛に溢れています。

    単行本で読みました。(現在販売終了)やはり三浦しをんさんの作品は大好きです。今回の作品も登場人物が素敵な人たちばかり。研究者の人達が身近に感じました。藤丸君がどんどん植物に興味を持つように私も引き込まれました。

    #ほのぼの #感動する #深い

    0
    2022年01月04日

    Posted by ブクログ

    話は淡々と進み知らない用語は特別付録で調べて植物学、研究についてちょっと学ぶ事が出来ます。
    物語的にはまだまだこれからも主人公は変わらず植物の研究を続けていくのだろうで終わります。もう1人の主人公とはハッピーエンドにはならなくてそれがかえって良かったです。
    本当の主役は植物だった?その植物に関わる人

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    前半は涙が出てしまった。
    途中は解析器のイメージがつきにくいものの、研究結果が気になり読み進めることができた。
    終わりが皆幸せだったらもっとよかったな。
    全体的に「舟を編む」と雰囲気は似ている。良い作品だと思う。

    0
    2025年08月11日

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