天才たちの値段 美術探偵・神永美有

天才たちの値段 美術探偵・神永美有

小説・文芸
642円 (税込)

3pt

「その絵がもし贋物なら、見た瞬間、苦みを感じ、本物なら甘みを覚えます」。美術品の真贋をその舌に感じる味覚で見抜く美術コンサルタント・神永美有。
短大の美術講師・佐々木昭友にもたらされた、「ボッティチェッリの『秋』が発見された」との情報、半信半疑で出かけた佐々木だが、同席した神永は絵を見た瞬間、強烈な甘みを感じたという。「秋」はイタリア・ルネッサンス期の巨匠の真筆なのか、それとも手の込んだ贋作なのか?
ボッティチェッリ、フェルメールから正倉院御物、江戸時代の涅槃図まで、美術にまつわる謎を解く5篇。
解説・大津波悦子

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

美術探偵・神永美有 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 天才たちの値段 美術探偵・神永美有
    642円 (税込)
    「その絵がもし贋物なら、見た瞬間、苦みを感じ、本物なら甘みを覚えます」。美術品の真贋をその舌に感じる味覚で見抜く美術コンサルタント・神永美有。 短大の美術講師・佐々木昭友にもたらされた、「ボッティチェッリの『秋』が発見された」との情報、半信半疑で出かけた佐々木だが、同席した神永は絵を見た瞬間、強烈な甘みを感じたという。「秋」はイタリア・ルネッサンス期の巨匠の真筆なのか、それとも手の込んだ贋作なのか?  ボッティチェッリ、フェルメールから正倉院御物、江戸時代の涅槃図まで、美術にまつわる謎を解く5篇。 解説・大津波悦子
  • 天才までの距離 美術探偵・神永美有
    642円 (税込)
    美術探偵・神永美有が活躍する人気シリーズ第二弾 「岡倉先生は、いはゆる筆を持たない芸術家でありました」。日本近代美術の黎明期にオルガナイザーとして君臨した岡倉天心が自ら描いたという仏像画が発見されたという。 東京から京都に移り、美大の准教授となった佐々木昭友は、件の岡倉天心の墨絵を勧められる。さんざん逡巡する佐々木を尻目に、500万円で落札したのは誰あろう神永美有だった(表題作)。 その他の収録作は、岩波文庫の表紙のデザインをつくった平福百水の切絵の真贋を巡る「文庫本今昔」、奇妙な柱時計の由来を探る「マリーさんの時計」、山水画の真贋と日本と中国の間にわだかまる歴史問題を絡めた「どちらが属国」、レンブラントの模写が生まれた経緯を巡る「レンブラント光線」。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

天才たちの値段 美術探偵・神永美有 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    美術品の真贋を舌で瞬時に判別できる神永美有と、女子短大で美術講師をしている佐々木昭友のコンビによる、美術品にまつわる連作短編集。神永は舌で判別というオカルトチックな能力はありながらも、理路整然とした思考を持ち魅力的な探偵役となり、語り手となる佐々木は、はちょっとおとぼけもある名助手役。言わば定番スタイル。
    そんな設定の上で取り扱われる美術品については、ボッティチェリ、古地図、涅槃図、フェルメール、アールヌーボーのガラス工芸品と幅広い。どれも含蓄が豊富でいてそれだけでも楽しめるのに、物語としても完成度高し。シリーズ化されているので次作にも期待。

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    主人公の美術講師が、ある古本屋の息子である、じきに美術コンサルタントとなる男と出会うところから始まる。
    主人公の講師としての知識もさることながら、コンサルタントの男は真贋を舌で感じる変態な上、頭も切れる。メインの知識は講師、それを補填するコンサルタントの男の関係は、この美術ミステリーをより楽しく感じさせる。まさに美術探偵と言える。
    構成はいくつかの美術品に関する事件が各話で描かれていく短編型。個人的に好きな話は早朝ねはん。
    続編も出ているので非常に気になる。

    0
    2020年08月13日

    Posted by ブクログ

    美術品を扱う五つの短編集。
    ストレスを感じさせない良作。

    誠実な学者先生と誰よりも先を見通す天才という、典型的なホームズ&ワトソンコンビ。が、趣は少し異なる。
    本作の探偵役はホームズポジションとしては珍しいくらい、不遜でも変人でも嫌味でもない。口調は丁寧だけど紳士然とし過ぎているわけでもない。なんというか控え目。必要最低限のお手伝い。
    代わってワトソン役がよく働く。(語り手なのだからワトソン目線で話が動くのは当然として)ここでいう「働く」というのは読者に対する蘊蓄披露という意味。優秀なワトソン。

    ただ、私が見逃しているだけなのか、二人の年齢設定がよくわからず人物像をイメージしにくい。

    蘊蓄もよかった。ぜひ続刊も読もう。

    0
    2013年01月04日

    Posted by ブクログ

    美術史の助教授・佐々木は、本物を見ると舌に甘みを感じるという天才鑑定家の青年・神永美有に出会う。
    ボッティチェッリの知られざる絵画「秋」を見て欲しいという画商の依頼で訪れた館には、初代館主の子爵が大正時代に東ヨーロッパで買い付けたという絵が壁にはめ込まれていた。
    確かに名品だったが、さすがにボッティチェッリとは断定しかねて…?
    なぜか神永は本物と断じて買い取ろうとしているらしい。
    その理由とは?
    画学生の実家にある蔵から出てきた古地図は、値打ちがあるものか?
    仏ねはん図の不自然なポーズの意味は?
    蒐集家だった佐々木の祖母が遺言に残した謎は?
    佐々木が畏敬の念を抱いていた美術書専門の古書店主が、神永の父親と知り、羨ましく思う佐々木。
    だが佐々木も祖母が蒐集家という家系なんですね。
    アール・ヌーヴォーのガラス器などに財産をつぎ込み、二人の娘のうち謎を解いたほうに、見る目があって末永く大事にしてくれそうだからという意味で、全財産を譲る。どちらも正解したら折半という遺言。
    佐々木の母は入院中で、いきりたつ伯母と対決するのに、佐々木は神永の力も借りることに。
    有名な絵画や美しい物が出てきて、楽しい。
    詳しい事情はひたすら感心して読むしかないが…
    才能を認め、信頼を増していく関係。
    登場人物たちそれぞれの過去への思いや、張り合いつつ謎解きに夢中になる気分、心配りゆえの嘘。やがて訪れる変化の時。
    気分良く読み進められました。

    0
    2010年09月16日

    Posted by ブクログ

    仰々しいタイトルのわりには普通。良い意味で。
    本業が心配になるくらい間抜けな講師に、茶目っけのあるクールな天才。
    二人を中心に温かい雰囲気があって、美術のことよく知らなくても読みやすくて、映像が浮かぶ感じがした。

    0
    2010年05月07日

    Posted by ブクログ

    面白くない訳ではないのだが、微妙に読みづらい。無理に会話してるので、高田崇史みたいに蘊蓄に振るとかキャラ立てるとかがもう少し欲しい。

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    解説で『大漢和辞典』について触れられていましたが
    怏々として、とか
    巧言令色少なし仁、とか
    気になってピックアップした言葉でした
    (両者とも高校国語の教科書で出てきているので)



    表紙
    《アンドロス島のバッカス祭》1523-1526
    イタリア ルネサンス期のヴェネツィア派巨匠
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

    酒の神ディオニュソスの話、バッカス祭の話、興味深かった

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    門井氏の本は「家康、江戸を建てる」を先に読んだので、時代小説の作家と思ったら、推理小説でのデビューとのこと。この本のタイトルに惹かれて読んでみたが、膨大な美術の蘊蓄が書かれていて読み飛ばしながら読んで行った。本物かどうか、見た瞬間に味で分かるという、特異体質の青年美術コンサル(神永)と美術専門の短大講師(佐々木)が繰り広げる真贋論争。表向きは短大講師が勝つのだが、その裏でひっそりと神永が勝っているというパターン。神永のせいで仕事を無くした学芸員がライバルとして何度も立ち塞がる。政治家の親と子や佐々木講師の伯母との遺産問題も何となく最後は良い話しで終わる。もっと素人も分かる美術論争だったらとも思うが、多彩な人物像や筋としては悪くない。続編に手が出るかどうかは?

    0
    2022年05月09日

    Posted by ブクログ

    舌で真贋が分るという特殊設定なので、鑑定にまつわるといっても、こっちが本物で終る、単純な話は当然ない。美術品やその鑑賞にまつわる蘊蓄をベースに、凝った話が続く。細かいところのまで神経が行き届いた美術ミステリとして完成度は高いが、重点はそこにはなく、人間ドラマの方のようだ。きちんとした、と形容されるような話が好きな人には合うと思う。

    0
    2021年10月27日

    Posted by ブクログ

    天才肌の神永と理論派の佐々木が問題のある美術作品の真偽を見極める。専門的知識満載ながら、ストーリーとしても面白い。脇役も活躍し、対決形式でのやり取りには思わず見入ってしまう感じがした。佐々木さんの家族に関わる最終話が特に面白かった。

    0
    2018年07月20日

天才たちの値段 美術探偵・神永美有 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

美術探偵・神永美有 のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

門井慶喜 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す