かまさん――榎本武揚と箱館共和国

かまさん――榎本武揚と箱館共和国

946円 (税込)

4pt

4.5

榎本釜次郎武揚。日本最大最強の軍艦「開陽」を擁して箱館戦争を起こした男。旗本出身ではあるが、海軍伝習所に学び、三年半ものオランダ留学を経験した男。科学者であり、技術者であり、万国公法に通じた法学者―幕末から維新を駆け抜けた、「武士の鑑」か「武士の風上にも置けぬ」裏切り者か。真にあるべき「新しい日本」を唯一捕りに行った、不屈の挑戦の物語!

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かまさん――榎本武揚と箱館共和国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年01月22日

    “釜さん”こと榎本武揚は、同時代の誰にも先駆けて、所謂“近代”というモノ、技術や社会の仕組みや、そういうモノが発達した歴史を知識として、体感として身に着けたような人物だった。そういう人物であったが故に抱いた野心と行動…それが本作の軸になっている。
    他方で、“釜さん”こと榎本武揚が知悉する「近代」に対...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月09日

    幕末、幕臣である榎本武揚が大坂で徳川慶喜に取り残される辺りから、軍艦で蝦夷へ行き、共和国を立ち上げて新政府軍に負けるまでを描く。個人的には、榎本武揚に付き従った幕臣たちの時代錯誤な考えが、今でいえば大企業病のように感じる。幕臣は刀槍の戦いこそが武士としての戦いで、鉄砲は足軽がやるものと軽んじている。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月19日

    榎本釜次郎武揚、日本最大最強の軍艦「開陽」を擁して箱館戦争を起こした男の物語。勝海舟、土方歳三、近藤勇、黒田清隆等が敬愛した幕末唯一の知的挑戦者。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月12日

    もはや新政府が勝利するのは史実であるから、なぜ幕府軍が負けたのかは今まであまり考えたことがなかった。この本では、なぜ榎本率いる幕府軍が敗れたのか、門井先生なりの見解が示されていて興味深い。

    自分の誤読かもしれないが、結論としては、新政府軍の方が近代化に成功していたからということらしい。
    ではなぜ、...続きを読む

    0

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