無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
難事業に立ち向かった叩き上げの天才――
老中・松平信綱は何故「知恵伊豆」と称されたか?
明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。のちに言う「明暦の大火」である。日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから「知恵伊豆」と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛を「斥候」として使いながら、「江戸一新」に乗り出した。現在の東京に繋がる大都市・大江戸への「建て替え」が始まったのだ。
読売新聞連載「知恵出づ 江戸再建の人」より改題。
目 次
第一章 大火発生
第二章 復興開始
第三章 米の値段
第四章 復興景気
第五章 抗 争
第六章 大移動
第七章 討ち入り
第八章 遷 都
Posted by ブクログ 2023年02月21日
かの江戸の大惨事、明暦の大火。
老中・松平信綱は如何にして復興の難事業に挑んでいったのか。
第一章 大火発生 第二章 復興開始 第三章 米の値段
第四章 復興景気 第五章 抗争 第六章 大移動
第七章 討ち入り 第八章 遷都
江戸城の本丸、二ノ丸の焼失。江戸の町の多くの建物が焼け、
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月07日
面白かった。ユーモアのある逐次解説にふむふむ。東京の街並み造ったのは、家康と後藤新平くらいしか知らなかった。時代が違いすぎとはいえ、先を見通した都市計画、たいしたものです。大地震に見舞われ、しかも、首都直下地震が予想されながら、欲望のまま肥え太る東京。未来は暗い…。「自尊心というのは、単なる自意識で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月15日
これはちょっと。。。。
門井さんという事で、明暦の大火の後の江戸拡大事業を描いた史実物という位置づけで読み始めたのですが、何かすごく中途半端な物語でした。
主人公は知恵伊豆こと松平信綱。そしてサブに幡随院長兵衛。TVドラマ「暴れん坊将軍」の吉宗とめ組の辰五郎みたいな関係ですね。まあ、ここまでは許せま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月16日
江戸時代、第四代将軍家綱の治世に起こり、当時の江戸のほとんどを焼け野原とした明暦の大火からの復興の舵を取った老中、松平信綱を主人公とした物語。正直、江戸一新の大胆な手口などが詳細に語られるのかと思っていたら、サブの登場人物による語りがダラダラ続いたり、強引な展開で結末に雪崩れ込むなど、エンタメ色がか...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。