江戸一新

江戸一新

1,980円 (税込)

9pt

難事業に立ち向かった叩き上げの天才――
老中・松平信綱は何故「知恵伊豆」と称されたか?

明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。のちに言う「明暦の大火」である。日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから「知恵伊豆」と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛を「斥候」として使いながら、「江戸一新」に乗り出した。現在の東京に繋がる大都市・大江戸への「建て替え」が始まったのだ。
読売新聞連載「知恵出づ 江戸再建の人」より改題。

目 次
第一章 大火発生
第二章 復興開始
第三章 米の値段
第四章 復興景気
第五章 抗 争
第六章 大移動
第七章 討ち入り
第八章 遷 都

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江戸一新 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    とても面白かった。いや、知恵伊豆、すごいわ。とても魅力的に描かれている。他の老中や幡随院長兵衛とのやり取りも面白い。これもぜひドラマにして欲しいものだ。光圀を山本耕史君に演じてもらって、やり込められるとこを見たい

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    Posted by ブクログ 2023年01月25日

    明暦の大火からの復興を描いた。大勢の町人が犠牲になり、江戸城も焼け、町が灰燼に帰した。松平信綱が主人公。天守を復興させず、城郭内の大名屋敷を外へ出し、町割りを改めた。登場人物たちの会話、かけあいが楽しい。

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    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    振袖火事で有名な明暦の大火の江戸の地でのその後をテーマにした出来事や登場人物によく知られている由井正雪や幡随院長兵衛などありさながら浪曲を聴いている様で実に面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    当時の明暦の大火、江戸の街の再建、川越大名のちえいづこと松平信綱の川越との関係がよく分かる一冊であった。1657明暦大火、1666ロンドン大火、保科正之、札ノ辻、島原の乱、由井正雪の乱、吉原の移転、江戸城の天守台再建、等江戸に関する歴史がわかった気がする。

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    Posted by ブクログ 2023年03月20日

    明暦の大火の後の江戸の復興。老中松平信綱、通称知恵伊豆の奮闘を描く。

    決して完璧なサクセスストーリーでなく試行錯誤しながらの江戸の復興の過程。知恵伊豆がスーパーマンでない設定に好感が持てる。

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    明暦の大火(1657)からの江戸再建を軸に、「知恵伊豆」と呼ばれた老中松平伊豆守信綱の活躍を描く。

    幕閣を除き信綱に絡む人物や出来事はほぼ作者の創作と思うが、その生き生きとした劇画調の描写が楽しく、信綱の人物像に親しみを感じさせる。

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    Posted by ブクログ 2023年02月21日

    かの江戸の大惨事、明暦の大火。
    老中・松平信綱は如何にして復興の難事業に挑んでいったのか。
    第一章 大火発生  第二章 復興開始  第三章 米の値段
    第四章 復興景気  第五章 抗争    第六章 大移動
    第七章 討ち入り  第八章 遷都

    江戸城の本丸、二ノ丸の焼失。江戸の町の多くの建物が焼け、
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    Posted by ブクログ 2023年02月07日

    面白かった。ユーモアのある逐次解説にふむふむ。東京の街並み造ったのは、家康と後藤新平くらいしか知らなかった。時代が違いすぎとはいえ、先を見通した都市計画、たいしたものです。大地震に見舞われ、しかも、首都直下地震が予想されながら、欲望のまま肥え太る東京。未来は暗い…。「自尊心というのは、単なる自意識で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    これはちょっと。。。。
    門井さんという事で、明暦の大火の後の江戸拡大事業を描いた史実物という位置づけで読み始めたのですが、何かすごく中途半端な物語でした。
    主人公は知恵伊豆こと松平信綱。そしてサブに幡随院長兵衛。TVドラマ「暴れん坊将軍」の吉宗とめ組の辰五郎みたいな関係ですね。まあ、ここまでは許せま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    江戸時代、第四代将軍家綱の治世に起こり、当時の江戸のほとんどを焼け野原とした明暦の大火からの復興の舵を取った老中、松平信綱を主人公とした物語。正直、江戸一新の大胆な手口などが詳細に語られるのかと思っていたら、サブの登場人物による語りがダラダラ続いたり、強引な展開で結末に雪崩れ込むなど、エンタメ色がか...続きを読む

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