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  • COLD SLEEP【イラスト入り】
    4.4
    事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして――。過去と現在が複雑に絡み合うあの超話題作が電子で登場!
  • ご本、出しときますね?
    4.3
    小説家って面白い! 無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが“自分のルール”を語りつくす。 大人気番組、ついに書籍化! 西加奈子/朝井リョウ/長嶋有/加藤千恵/村田沙耶香/平野啓一郎/山崎ナオコーラ/佐藤友哉/島本理生/藤沢周/羽田圭介/海猫沢めろん/白岩玄/中村航/中村文則/窪美澄/柴崎友香/角田光代/尾崎世界観/光浦靖子
  • さいはての家
    3.7
    家族を捨てて逃げてきた不倫カップル(はねつき)。逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生(ゆすらうめ)。新興宗教の元教祖だった老齢の婦人(ひかり)。親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹(ままごと)。子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男(かざあな)――「家」はいつもそこにあり、なにも言わず受け入れてくれる。安息を手に入れたはずの住人たちはやがて、奥底に沈む自身の心の澱を覗き込むことになる。傷ついた人々が、再び自分の足で歩きだすまでを「家」とともに描く連作短編集。
  • 捜し物屋まやま
    4.1
    1~3巻649~737円 (税込)
    天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、“捜し物屋”を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失くし物を「占い」で捜す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力も借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男を見かけ……。ちょっと不思議で怖くて愉快。四人(と一匹)のドタバタ事件簿!
  • 朔が満ちる
    4.3
    1巻850円 (税込)
    サバイブ、したのか? 俺ら。家族という〈戦場〉から。史也の中で鮮烈に残る映像は、父を殺そうと振り上げた斧だ──。痛みを伴う読書体験の先に、かけがえのない希望を見せてくれる、直木賞作家の真骨頂!《解説・早見和真》
  • 桜の下で待っている
    3.5
    面倒だけれど愛おしい―― 「ふるさと」をめぐる感動の物語。郡山、仙台、花巻……桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行く先で待つものは――。実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと……複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いをあざやかな筆致で描く。注目の気鋭作家が丁寧に紡いだ、心のひだの奥底まで沁みこんでくる「はじまり」の物語。解説/瀧井朝世
  • さよなら、ニルヴァーナ
    3.6
    1巻815円 (税込)
    あの子は、どこから戻れなくなったんだろう── 小説家志望の女と、少年犯罪の加害者・元少年Aとの運命の出会い 東京で働きながら小説家を目指していた今日子は、震災が起こった翌年に夢を諦め、母のすすめで実家に戻る。 妹とその夫、娘との二世帯住宅の生活に倦み疲れながらも、小説を諦めきれない。 そんな中、過去に凶悪犯罪を起こした少年Aが地元にいるという噂を耳にする。 そしてパソコンなどを検索して知った少年Aの姿に急速に惹かれていく。 一方、神戸生まれで、東京に住む十七歳の莢(さや)も、少年Aを崇拝し、「聖地巡礼」と称して事件現場などを訪れていた。 また少年Aに当時七歳の娘を殺された母親は、息子、夫とともに同じ場所にとどまり、一見平穏そうに見える暮らしを送っていたが、教会の人間から、Aのファンの話を聞かされる。 少年犯罪の加害者、被害者遺族、加害者を崇拝した少女、その運命の環の外にたつ女性作家……それぞれの人生が交錯したとき、彼らは何を思い、何を見つけるのか。 著者渾身の長編小説! 作家が書くことに固執するのは、「人間の中身を見たい」からなのだ。これは、小説ノンフィクションのジャンルにかかわらず、作家が持つ病理なのだ。その意味で、私もAの同志なのである──佐藤優氏・解説より
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)
    4.0
    中国から久しぶりに戻った俺を出迎えた友の死。東京、雑司ヶ谷。大都会に隣接するこの下町で俺は歪んだ青春を送った。町を支配する宗教団体、中国マフィア、耳のない男……。狂いきったこのファックな人生に、天誅を喰らわせてやる。エロスとバイオレンスが炸裂し、タランティーノを彷彿とさせる引用に満ちた21世紀最強の問題作。脳天、撃ち抜かれます。
  • 斬首の森
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    わたしは今すぐ逃げなければならない。あいつらから、この森から。なのに――。暗い森の中に建つ合宿所。ある団体の“レクチャー”を受け洗脳されかけていたわたしは、火事により脱出する。5人で町へ逃げだそうとするが、不可解な森の中で迷ってしまう。翌朝、5人のうちのひとりの切断された頭部が発見される。頭部は、奇怪な装飾を施された古木の根元に、供物のように置かれていて――。戦慄のノンストップ・ホラーミステリ!
  • 七人怪談
    3.6
    「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。  同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。居間にたたずむ邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の布団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」) ホラー界の巨星、三津田信三が、屈指のホラー小説の名手七人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
  • 紙魚の手帖Vol.01
    5.0
    「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合文芸誌」。『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞、第21回本格ミステリ大賞W受賞の櫻田智也が贈るシリーズ最新作。第21回本格ミステリ大賞の全選評も一挙掲載。さらに、第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」ほか、充実の創刊号。/【目次】『紙魚の手帖』創刊にあたって/【創刊記念特別エッセイ】投げ込みマガジン〈紙魚の手帖〉戸川安宣/【受賞作決定!】第31回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩/第18回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信/【第18回ミステリーズ!新人賞受賞作】三人書房 柳川 一●第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚/【第21回本格ミステリ大賞全選評】第21回本格ミステリ大賞受賞作決定!/第21回本格ミステリ大賞選考経過/受賞の言葉 [小説部門] 櫻田智也 [評論・研究部門] 飯城勇三/選評 小説部門/選評 評論・研究部門/【日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞第一作】白が揺れた 櫻田智也●ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、悲劇の真相は?〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!/【読切】ゼロ 加納朋子●私の元にやってきたのは、カフェオレ色の天使だった。少女と犬の絆を描く最新ミステリ!/スフレとタジン 近藤史恵●コロナ禍の影響で志村さんが講師で始めた〈パ・マル〉の料理教室。タジン鍋を使うモロッコ料理を……。/フォトジェニック 秋永真琴●カメラを構える彼女の目に、この世界は、僕は、どんなふうにうつっているんだろう? 気鋭が贈る傑作掌編。/108の妻 石川宗生●点描の妻、夢見る妻、革命家の妻、お品書きの妻……様々な「妻」をお楽しみください。/セリアス 乾石智子●ひっそりと暮らす魔道師夫婦、彼らの秘密とは……/魚泥棒は誰だ? ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳●修道院の厨房で起きた二件の事件をフィデルマが解き明かす/【INTERVIEW 期待の新人】千田理緒『五色の殺人者』/大島清昭『影踏亭の怪談』/【BOOKREVIEW】[文芸全般]瀧井朝世/[国内ミステリ]宇田川拓也/[翻訳ミステリ]村上貴史/[SF]渡邊利道/[ファンタジイ]三村美衣/『紙魚の手帖』創刊記念読者プレゼントキャンペーン/執筆者紹介/編集後記・次号予告
  • 珠玉
    3.8
    国民的歌手だった美しい祖母は、自分とは似ても似つかず超えられない存在。常に比較されてきた歩は他人の目を恐れて目立たぬよう生きていたが、経営するファッションブランドの人気が低迷しデザイナーの相棒にも見限られ、最悪の状況に陥る。そんな折、仕事を失いかけているモデルの穣司と出会う。歩のブランドの建て直しを穣司は強引に手伝いはじめるが……。弱さを抱えた者たちが成長する姿を丁寧に描いた物語。
  • 小説ビーボーイ 感謝をこめて小b最終号(2022年春号)
    5.0
    感謝をこめて小b最終号!! 【はなれがたいけもの 目には見えぬ恋文を】八十庭たづ&佐々木久美子(挿絵) 【最凶の恋人ー組員日記ー】水壬楓子&しおべり由生(挿絵) 【風邪の甘い妙薬 『銀嶺のヴォールク』番外編】北ミチノ&二駒レイム(挿絵) 【狼王子は今日も甘やかされる】風祭おまる&月輝(挿絵) 【ショート小説劇場】「皇子と王子」シリーズ 秋山みち花/「悪魔なパパのお嫁になりたい ~白濁調教~」彩寧一叶/「空に響くは竜の歌声」シリーズ 飯田実樹/「きみがいなけりゃ息もできない」マンガ家シリーズ 榎田尤利/「邪神の婚礼」シリーズ かわい恋/「白狼王の愛嫁」シリーズ 櫛野ゆい/「アンブレラ ~堅物アルファと強がりオメガ~」幸崎ぱれす/「セカンド・セレナーデ」木原音瀬/「アルファ王子の陰謀 ~オメガバース・ハーレム~ 」シリーズ 鈴木あみ/「摩天楼に抱かれて」&「ひそやかな情熱」シリーズ 遠野春日/「新人声優のオメガな初恋 ートランススペックラヴー」温井ちょも/「淫狼 ~インモラル・バディ~」松梶もとや/「最凶の恋人」シリーズ 水壬楓子/「眷愛隷属」シリーズ 夜光 花/「異世界から来た王子様がインコになって僕に求愛しています。」夢乃咲実 【COMIC】「はなれがたいけもの ミニ漫画」漫画/佐々木久美子 原案/八十庭たづ 【企画】目眩めく100冊の歴史/小説b-Boyよフォーエバー~小b年表~/スペシャル・インタビュー「小bと私 ―作家目線から小bを語る」 【表紙】佐々木久美子 ※本書は「小説ビーボーイ2022年春号」を電子書籍化したものです。
  • 小説ビーボーイ 恋の色づく秋が来た!特集(2021年秋号)
    -
    恋の色づく秋が来た! オール読み切り! 【Borderline】戦場で出会った悪魔のような人に恋をした 【妖狐とΩの陰陽師】1.親友は「妖狐」だった 2.俺と結婚したいと思っている…! 3.俺は妖怪の子が産めるオメガ…なの!? 【アルファ王子の愛玩 後編】傷ついたオメガへの同情心? 優しいあなたに甘えてる? それでもいい。あなたのそばにいたい 【ヤモリの神様に愛されています】人生を悲観した耀の前に突然現れたヤモリの神様とは!? 【天使恋を知る】天使ディトエルは、羽根をもがれ、さえないサラリーマン・蒼と強制的に結ばれてしまい…!? 【執筆陣】木原音瀬&小野浜こわし(挿絵)/彩寧一叶&古藤嗣己(挿絵)/鈴木あみ&みずかねりょう(挿絵)/幸崎ぱれす&Ciel(挿絵)/風祭おまる&剣解(挿絵) 【表紙】笠井あゆみ ※本書は「小説ビーボーイ2021年秋号」を一部抜粋して電子書籍化したものです。
  • 深呼吸【イラスト入り】
    完結
    4.4
    谷地健司は20年近く勤めていた外資系の会社をリストラされてしまい、40歳を過ぎて弁当屋でアルバイトを始めた。リストラのショックが癒え、穏やかに過ごしていた彼の前に突然、榛野が現れる。榛野はアメリカの大学院を卒業したエリートで、谷地に冷酷に解雇を言い渡した年下の上司だった。無能と宣告されたような気持ちを思い出すので二度と会いたくないと願っても、彼は毎週末やってきては弁当を買って話しかけてくる。その真意は…?
  • 新世代ミステリ作家探訪
    3.8
    若手書評家として精力的に活動を繰り広げる若林踏。主催するトークライブでは、新世代作家たちに真正面から問いをぶつけていく。熱中した物語、創作論作法、問題意識……。和やかなトークは、時に熱を帯びながら、深まっていく。そして、語らいの先に浮かび上がったものとは!? 各人各様に進化するミステリの最前線。読書をより深く楽しむための一冊。
  • Jミステリー2024~SPRING~
    3.6
    ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第5弾も誰もがよく知るあの作家たちが競演! これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。『Jミステリー2024 SPRING』登場。
  • 邪教の子
    3.8
    1巻1,700円 (税込)
    この家はまともな場所ではない。ここは邪教の巣だ。だから私たちは彼女を救い出す。『ぼぎわんが、来る』の気鋭がニュータウンを舞台に描く、戦慄のサスペンススリラー。
  • すみなれたからだで
    3.5
    1巻748円 (税込)
    よく晴れた冬の日、わたしは父を施設へ入居させることを決めた。厳格な祖母が仕切る家で、母の出奔後もひっそりと生きたかつての父。そして今、自分の人生を選び取ることで夫とすれ違いを深めていくわたし。生きるということは、二人の男を棄てることなのだろうか…。手探りで生きる人々の人生に寄り添い描いた作品集。短篇「夜と粥」を増補。
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)
    3.9
    1巻737円 (税込)
    デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた――。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。
  • セカンド・セレナーデ full complete version【イラスト入り】
    4.5
    「初めてだと言うわりには、まあまあよかったよ。相性も悪くなかったしね」一途に好きだった高校時代の先生に大失恋してしまった大学生の掛川。しかも先生の秘密の恋人は、自分の友人だった。なかばやけっぱちに誘った年上の男・橋本は、顔は極上だが性格は最悪。カラダで失恋の痛みを慰めてもらうには、うってつけの相手だったが…。商業誌未発表作など、すべてをコンプリートした、あの幻のデビューノベルズがついに電子で配信!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
  • 草原のサーカス(新潮文庫)
    3.9
    大手製薬会社に勤める姉の依千佳(いちか)と、人気アクセサリー作家の妹の仁胡瑠(にこる)。それぞれの道で成功を掴んだ姉妹は、やがて日本を揺るがす治験データ捏造事件、そしてハラスメント騒動を引き起こす。たった一度でも踏み外せば、容易(たやす)く切り捨てられる世の中で、私たちは何を「正しさ」の指標にできるだろう。「間違えた」後も続く自分の人生と、傷ついた心への向き合い方を渾身の力で問う長編小説。(解説・芦沢央)
  • 宙色のハレルヤ
    3.7
    1巻1,800円 (税込)
    たとえままならずとも。あたたかな恋の旋律 人を好きになること。その人のなかに飛びこんでいくこと。 あんな怖いことをよくやったね自分。 「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。 恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。 目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。 一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。
  • 雑司ヶ谷R.I.P.(新潮文庫)
    4.2
    “雑司ヶ谷の妖怪”こと、泰幸会教祖・大河内泰が死んだ。享年102。葬儀に参列するため中国から帰国した俺を待っていたのは、ババアが書き残した謎の遺書。教祖のイスと莫大な財産は俺の父親に譲るというが、親父ならとっくに死んでいる。ババアの魂胆は何か? 初代教祖の戦前戦後の過去と、二代目就任をめぐる抗争劇の現代が交錯する、衝撃の問題作「雑司ヶ谷」シリーズ第二弾。
  • 対談 「政治家・石原慎太郎」を大嫌いな人のための「作家・石原慎太郎」入門
    -
    行動原理は「やりたいことをやる」。映画監督、劇場の重役、そして政治家も、慎太郎には退屈しのぎ!? 読まず嫌いも多い「作家・石原慎太郎」の才能を深く敬愛し、作品を読み込んできた二人が、その魅力から人間性までを語りつくす。新たな「石原慎太郎」像を提示する、刺激的な対談。
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース
    -
    1巻1,496円 (税込)
    とある団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。父とは死別し、母は数年前に出て行ったきり。家計を支える姉に心苦しさを覚えながらも、ぜんそく持ちで、かつ高校でいじめに遭い定時制高校に通っていることもあり、自分の無力さにうちひしがれて、未来に希望が持てず「死」に惹かれはじめる。そんな彼女の前に団地警備員を名のる奇妙な老人・ぜんじろうが現れ、みかげの日常が変わっていく――刊行前から全国の書店員さんたちの熱い感想が続々。新たな夜明けをもたらす、温かさあふれる長編小説。
  • 太陽がいっぱい
    値引きあり
    3.5
    世界中のレスラーたちが壮絶“ガチ”バトルロイヤルに参戦する表題作の他、アントニオ猪木、ラッシャー木村、高田延彦ら実在のレスラーをモチーフにしたものなど全8編を収録。
  • たおやかに輪をえがいて
    3.7
    1巻880円 (税込)
    結婚二十年。娘は大学生に育ち、住宅ローンもほぼ完済し、主婦・絵里子の人生は穏やかに収束するはずだった。夫の風俗通い、娘の危険な恋愛、愛した父の不実など、思いがけない家族の秘め事が明らかになるまでは……。妻でも母でもない道が、鮮やかに輝き出す長編小説。解説・島本理生
  • タモリ論
    3.5
    タモリの本当の“凄さ”って何だろう。なぜ三十年以上も毎日生放送の司会を超然と続けられたのか。サングラスの奥に隠された孤独や絶望とは――。デビュー作でその愛を告白した小説家が、秘蔵の「タモリうんちく」を駆使して、この男の狂気と神髄に迫る。出生や私生活にまつわる伝説、私的「笑っていいとも!」名場面、ビートたけしや明石家さんまとの比較等、読めばあなたの“タモリ観”が一変する、革命的芸人論!
  • 超怖い物件
    3.8
    古民家を買った男は、なぜ家の中にある氷室のことが気になってならないのか(宇佐美まこと「氷室」)。自殺した妹の部屋が、しばらく後に訪ねていくと、元通りに復元されている(神永学「妹の部屋」)。家の中に真ん中にある座敷牢は、誰を閉じ込めるためのものだったのか(黒木あるじ「牢屋」)。その家は、何か変だ(平山夢明「ろろるいの家」)。 当代随一の作家たちが紡ぐ、「超怖い」物語。
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー
    3.8
    「考えうる、最大級の恐怖を」。 たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。 澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、 阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、 鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、 原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、 一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、 小野不由美×営繕屋・尾端が遭遇する哀しき怪異――。 全編書き下ろしで贈る、至高のアンソロジー!
  • 鉄道小説
    3.3
    1872年、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開業。2022年、この国には世界に類をみない鉄道網が広がっています。150年の間、枝葉をのばすように広がってきた鉄道は、線路の数、車両の数、駅の数だけ、そして列車に乗った人の数だけ物語を生み出してきました。個人史と鉄道のさまざまな風景が交差する、“人と鉄道の記憶”についての物語を5人の作家が執筆。「これは、自分の/あの人のことかもしれない」と各々の記憶に思いをはせることができるような、長い歴史のレールの先につづくあたらしい「鉄道小説」をお届けします。
  • てのひら怪談 こっちへおいで
    3.5
    てのひら怪談──それは、てのひらにおさまるほど小さな小さな物語。すべて800字以内で書かれた、こわい話やふしぎな話のこと。短いから、あっというまに読みおわる。でも、油断しちゃだめだよ。幽霊やのろいの話、学校でおこった事件、聞いたこともないような変わった話……どれも本当におそろしいんだ。さあ、勇気を出して、ページをめくってみて。50編の小さな物語が、きみがやってくるのを待っているよ──。
  • テロルのすべて
    3.0
    一九八六年に生を受けた僕、宇津木の鬱屈の正体、それはアメリカという国家だ。都合のいいようにルールを決め、世界の覇者気取りで澄ましているあの国を、心の底から軽蔑している。嫌いじゃない、大ッ嫌いだ。では、僕の取るべき行動は何か。強者の脳天に斧を振り下ろすこと。そう。テロルこそもっとも有効な手段なのである! 僕はまずアメリカの大学への留学を決め、そこから事を始めた。
  • 東京パパ友ラブストーリー
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    パパ友どうしの恋。きみとなら、地獄も怖くなかった。有田豪と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよと」。その晩、ゲイ不倫という地獄の釜の蓋が開いたのだったーー。ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する!
  • トリニティ(新潮文庫)
    4.1
    1巻935円 (税込)
    仕事、結婚、男、子ども……私はすべて手に入れたい。欲張りだと謗られても――。1960年代、出版社で出会った三人の女。ライターの登紀子は、時代を牽引する雑誌で活躍。イラストレーターの妙子は、才能を見出され若くして売れっ子に。そして編集雑務の鈴子は、結婚を機に専業主婦となる。変わりゆく時代の中で、彼女たちが得たもの、失ったもの、そして未来につなぐものとは。渾身の長編小説。(解説・梯久美子)
  • ドルフィン・ソングを救え!
    3.9
    1巻743円 (税込)
    時は2019年。 45歳、結婚経験なし、子どもなしのフリーター・トリコが、 人生に絶望して、睡眠薬をまるごとひと瓶飲んで自殺をはかる……。 意識を取り戻した先は、昭和の終わり、バブル期まっただ中の1989年の渋谷。 30年前にタイムスリップしたトリコは、 青春時代に好きだったバンド「ドルフィン・ソング」の解散を阻止すべく、奔走する! トリコはドルフィン・ソング、島本田恋と三沢夢二のふたりを救えるのか?! 時代は彼女に、何をさせようとしているのか? そして、最終的にトリコが行き着く先はいったい、どこなのだろうか? BRUTUSで話題沸騰。 樋口毅宏の連載小説、待望の書籍化! カバーイラストは岡崎京子。 <本書の推薦コメント> 林真理子さん(作家) 「めちゃくちゃの面白さ。私たちの80年代をこんなにもてあそんでいいのか! この天才野郎!」
  • Don’t Worry Mama【イラスト入り】
    完結
    4.0
    仕事で小さな無人島を訪れた裕一は、ちょっとした手違いから、その島に取り残されてしまった! 迎えが来るまでここで生きていかなければならないのに、たった一人の同行者・サイテー上司の今蔵は、ふだん以上に役立たずでムカつく存在。二人きりの生活の中、鉄壁の外面のよさを誇る裕一も、次第にガマンの限界に達してきて…! ボーイズラブ界屈指の話題作、単行本未収録だったショートも加わって、電子で配信!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
  • 中野正彦の昭和九十二年 新版
    -
    1巻1,760円 (税込)
    フリマサイトで超高額取引された 「発売禁止の書」、奇跡の復刊! 安倍晋三元首相暗殺を予言した小説 「本当の本音を言うと、みんな戦争がやりたいのだ」 安倍晋三元首相を「お父様」と慕う中野正彦-- 過激で偏った思想を持った革命家気取りのテロリストが、 一発逆転、国家転覆を目論む。 「水道橋博士のメルマ旬報」連載時から物議を醸し、 大手出版社が刊行を躊躇った未完の小説が、大幅加筆のうえ完成。 ※本書のSNSへの転載を禁じます。 ※実在する人物、団体、出来事とは一切関係ありません。 高江ヘリパッド建設、日当二万円、放射脳、金正男暗殺、森友学園、共謀罪、特定秘密保護法、サタンの母、國民の創生、在日特権、慰安婦像、南京大虐殺、テロの経済学、山口二矢、よど号ハイジャック、朝鮮人虐殺、自己責任、内乱罪、非国民、核シェルター、金正恩、Jアラート、憲法改正、美しい日本の憲法をつくる国民の会、三島由紀夫、奔馬、加計学園、マスゴミ、原発再稼働、売国奴、少年B、朝鮮人虐殺、安重根、純日本人、忠臣蔵、ドナルド・トランプ、3・11、中野、大久保。

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  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー
    3.5
    テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――! 収録作品:東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』、一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』、古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』、青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』、周木 律『煙突館の実験的殺人』、澤村伊智『わたしのミステリーパレス』
  • なんどでも生まれる
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、さまざまな出会いを引き寄せることに――。本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。一日一日を自分らしく生ききるための、止まり木のようなやさしい物語。
  • 日本のセックス
    4.0
    1巻764円 (税込)
    どこまでも過激で過剰な性描写と暴力描写、一転シリアスな法廷シーン、そして最後は愛、または愛……。この疾風怒濤のジェットコースター・ストーリーと圧倒的なカタルシスを体験せよ。この国に中指を立てる最凶の文学、遂に電子化!

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  • 眠る兎
    4.1
    冗談のつもりで書いた一通の手紙。その手紙に返事がきた事をきっかけに、高校生の里見浩一は年上の男と付き合うことになってしまった。本当の年齢も職業も隠し、そして相手の嘘にも気づかない振りで――。嘘で固めた付き合いを続けるふたりは、それでも不思議と惹かれあっていく。しかし、たくさんの「嘘」がお互いにばれてしまい……!? 書き下ろし短編も収録!!
  • 眠れない夜は体を脱いで
    4.1
    自分の顔がしっくりこない男子高校生。五十過ぎに始めた合気道で若い男の子とペアを組むことになった会社員。恋人の元カノの存在に拘泥する女子大生。妻も部下もなぜ自分を不快にさせるのかと苛立つ銀行支店長。彼らは「手の画像を見せて」という不思議なネット掲示板に辿り着く……。「私」という違和感に優しく寄り添う物語。〈解説〉吉川トリコ
  • 眠れない夜は体を脱いで
    3.9
    1巻1,408円 (税込)
    手が好きなので、あなたの手を見せてください――不思議なノリで盛り上がる、深夜の掲示板。そこに集う人々は、日々積み重なっていく小さな違和感に、窮屈さを覚えていた……。静かに心を揺さぶる連作短篇集。
  • 花に埋もれる
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    彼氏よりソファの肌触りを愛する女性。身体から出た美しい石を交わし合う恋人たち。憧れ、執着、およそ恋に似た感情が幻想を呼び起こし、世界の色さえ変容させる――イギリスの老舗文芸誌「GRANTA」に掲載された「ふるえる」から、単行本初収録となるR-18文学賞受賞作までを網羅。著者の原点にして頂点の作品集。
  • 花に眩む
    5.0
    1巻220円 (税込)
    私の肌には赤い花が咲く。彼女と出会った夜も、彼の去った朝も――。出会った次の日、しまは私のアパートに転がり込んできた。しまといると、まっすぐに求められる。しまに求められると、なにもかもを叶えてあげたくなる……。大好きな高臣さんには、しまが来てから、一週間も電話をかけていなかった。この人におやすみを言って貰わなければ眠れなかったのに。でも高臣さんの低く甘い声を聞くと、途端に、ど、と体の内側があたたかく濡れた。かきまぜられたときのあの感覚を思い出して……独特の世界観で描かれる、第9回R-18文学賞読者賞受賞作。

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  • ははのれんあい
    4.2
    1巻946円 (税込)
    夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文
  • 薔薇色の人生【イラスト入り】
    4.5
    愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた。彼のために生きることを誓う百田だったが…。ひたむきな恋がすべてを変えていく。大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!
  • パラスティック・ソウル(1)
    4.1
    とある科学者が死に、『最後の晩餐』に招かれた縁もゆかりもない四人に“願いの叶う薬”が配られる。大学生の八尋は、その薬を大嫌いな相手・ジョエルに飲ませた。自分を好きになるように――意趣返しにそう願って。第1話《fake lovers》ほか、父の遺産の在り処を聞きだすため、兄の遺体を掘り返して薬を飲ませた芭亜斗の愛憎を描く第2話《dear brother》ほかを収録。近未来が舞台の愛の物語、ついに文庫化。 (収録作品)プロローグ/fake lovers/dear brother/true lovers&書き下ろし ※本作は『パラスティック・ソウル ~はじまりの章~』にも一部収録されております。重複購入にご注意ください。
  • パラスティック・ソウル unbearable sorrow
    完結
    -
    精神だけの生命体O(オー)が集まって暮らすコロニー“ネスト”。魂に傷を抱え、不安な日々を送っていたシドは、肉体の【乗り換え】をサポートするコーディネーターのパトリックを慕っていた。彼はシドには特別に親切で、望めばセックスもさせてくれるけれど、どこか底知れないところがあって……? 森の奥のパブリックスクールで展開する近未来SFロマンス、Oの物語ラストエピソード!!
  • 秘密 【講談社版】
    4.5
    1巻814円 (税込)
    真夏の夜、寝床を捜して深夜の街を彷徨っていた啓太は、杉浦充という男と出会いセックスを条件に部屋に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなかったが、啓太は自分のアパートに帰りたくなかった。大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったからだ。悪夢を抱えていた啓太にとって、泊めてくれる杉浦は都合のいい相手だった。しかし、杉浦の一途な想いに心が揺れるようになり…。
  • 開かれたとびら  小説現代特集アンソロジー
    5.0
    *本作品は、「小説現代」二〇二二年五・六月合併号に掲載された「BL出身作家が描く新しい物語 特殊 開かれたとびら」を電子書籍化したものです。 愛とはなに? 幸せはどこに? 私たちは、なぜ、行きづらさを感じるのだろう。 切なさがある限り、物語は生まれ続ける、永遠に。 魂の叫びと、寂しさの根源を書き続けてきたBLジャンル出身の作家たちが描く、新しい文芸小説。 凪良ゆう「汝、星のごとく」(前編) 華藤えれな「アディオス・ノニーノ」 木原音瀬「考察」 砂原糖子「ある世界」 丸木文華「あやか」 ひらりさ 評論BL論「そこはただの温室ではない」
  • B.L.T【イラスト入り】
    4.2
    家から一番近いという理由だけで、書店のアルバイト面接に行った北澤眞人。そこで店長の大宮雄介と偶然にも再会する。5年前に出会い、恋になる前に終わってしまった『想い』。北澤の脳裏にあの暑い夏の日が鮮やかに蘇るが、大宮はまるで初対面のように接してくる。それが北澤の心をたまらなく切なくさせて…。ファン待望の「B.L.T」が商業誌未収録作と後日談ショートを加えて、新装版で登場!
  • ファミリーランド【電子特典付き】
    4.0
    スマートデバイスを駆使して遠方から家族に干渉してくる姑と水面下で繰り広げられる嫁姑バトルの行方。金髪碧眼のデザイナーズチャイルドが「普通」とされる世界での子どもの幸せのかたち。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠とその末路。自立型看護ロボットによって育児の負担が減った一方で、隔たれる母と娘の関係。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。対面しない葬式が一般的な世界で、二十世紀型の葬儀を希望する死者の本当の願いとは。ホラーとミステリ、ジャンルを超えて活躍する澤村伊智がテクノロジー×家族をテーマに描いた、新感覚の家族小説。 電子特典として、書き下ろしメッセージ付き。
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)
    3.8
    1巻693円 (税込)
    高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。
  • 不在
    3.7
    長らく疎遠だった父が、死んだ。 遺言状には「明日香を除く親族は屋敷に立ち入らないこと」という不可解な言葉。 娘の明日香は戸惑いを覚えたが、医師であった父が最期まで守っていた洋館を、兄に代わり受け継ぐことを決める。 25年ぶりに足を踏み入れた生家には、自分の知らない父の痕跡がそこかしこに残っていた。 年下の恋人・冬馬と共に家財道具の処分を始めた明日香だったが、整理が進むにつれ、漫画家の仕事がぎくしゃくし始め、さらに俳優である冬馬との間にもすれ違いが生じるようになる。 次々に現れる奇妙な遺物に翻弄される明日香の目の前に、父と自分の娘と暮らしていたという女・妃美子が現れて……。 「家族」「男女」――安心できるけれど窮屈な、名付けられた関係性の中で、人はどう生きるのか。 家族をうしない、恋人をうしない、依るべきものをなくした世界で、人はどう生きるのか。 いま、最も注目されている作家・彩瀬まるが、愛による呪縛と、愛に囚われない生き方とを探る、野心的長篇小説。 解説:村山由佳
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。
    3.3
    絶対にあの人がほしい。何をしても、何が起きても――。今もっとも注目される女性作家・窪美澄、千早茜、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子の五人が「略奪愛」をテーマに紡いだ、書き下ろし恋愛小説集。
  • 骨を彩る
    値引きあり
    3.9
    十年前に妻を失うも、最近心揺れる女性に出会った津村。しかし罪悪感で喪失からの一歩を踏み出せずにいた。そんな中、遺された手帳に「だれもわかってくれない」という妻の言葉を見つけ……。彼女はどんな気持ちで死んでいったのか――。わからない、取り戻せない、どうしようもない。心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。
  • 本格王2019
    3.0
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎
  • ぼくは青くて透明で
    3.7
    1巻1,700円 (税込)
    高校一年の夏、ぼくは彼に恋をした。 「ぼく」(羽田海)は、血の繋がらない継母の美佐子さんと二人暮らしをしている。 ぼくが高校一年の夏に、美佐子さんの仕事の都合で引っ越しをすることになった。 前の町で美佐子さんが勤めていた印刷会社が倒産したのだ。 幼いころは父さんと母さんがいたけれど ぼくが六歳のときに母さんは家を出ていき、 その後、美佐子さんと結婚した父さんもどこかに行ってしまった。 勉強も好きじゃないし、運動も得意じゃない。 いつか美佐子さんとも離れなくちゃいけない。 そんなとき、「ぼく」は、転校先の高校で忍と出会った……。出会ってしまった。
  • 凡夫 寺島知裕。 「BUBKA」を作った男
    4.6
    彼ほど嫌いな上司は、いや、人間はいなかった――。 1990~2000年代、時代を狂喜させた伝説の“鬼畜系”サブカル雑誌。 その創刊編集長のちっぽけな栄光と、ろくでもない死に迫る愛憎ノンフィクション。 関係者取材40人以上、延べ100時間以上のインタビューを経てたどり着いた モンスターの真実。 「モラハラの権化」「サディストの化身」「セクハラ鬼畜」。 「強欲の炎」そのものだった男はコアマガジンで英華を極めたが、 遂には自らの炎に燃やし尽くされ、ひっそりと孤独死を迎えた。 彼の人生はいったい何だったのか。 魑魅魍魎の人間ドラマ。

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  • Borderline【イラスト入り】
    4.1
    兵役で従軍した大学講師のガレは、妙な色気をもつ軍人ジャックと出会い、魅かれていく。だが、彼は同じ部隊のレオとデキていると噂があり、ひそかに嫉妬するしかできない日々。しかしレオが敵の攻撃で命を失うと、ジャックに突然呼び出され、服を脱いでアソコを勃たせてみろと言われて…。自分の腹の上で淫らに動くジャックを見ながら、夢じゃないかと驚き喜んだのも束の間、かつて捕虜時に精液を体内に取り込まないと生きていけない体にさせられたという衝撃的事実を聞かされ!?
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ
    3.9
    1巻1,540円 (税込)
    「遠くへ行きませんか」「行くー!行きましょうぞ!」スポーツ用品販売会社に勤める素子は、同じく保育園に通う子供を持つ珠理を誘って、日帰り温泉旅行に出かけることに。ずらりと食卓に並ぶのは、薬味をたっぷり添えた鰹のたたき、きのこと鮭の茶椀蒸し、栗のポタージュスープ。季節の味を堪能するうち、素子は家族を優先して「自分が食べたいもの」を忘れていたこと、母親の好物を知らないまま亡くしてしまったことに思いを巡らせ……(「ポタージュスープの海を越えて」)彼女が大好きな枝豆パンは、“初恋の彼”との思い出の品。病に倒れた父の友人が、かつて作ってくれた鶏とカブのシチュー。――“あのひと口”の記憶が紡ぐ6つの物語。
  • MUNDANE HURT【イラスト入り】
    4.3
    高校の体育祭で西崎は堅物だと思っていた長野の走りに視線を奪われた。遊びで長野を落とそうとするがセオリー通りにいかない長野に西崎は次第に本気になる。何とか落としたが今度は鬱陶しくなりすぐに振ってしまった。卒業後、何でも手にいれてきた西崎の人生は一変する。孤独になり薬にも手を出した西崎は極道に命を狙われる。助かるには弁護士になった長野からあるデータを手に入れなければならず……! 立場が変わった二人の愛の行方は…。
  • ミクマリ
    -
    1巻220円 (税込)
    「ぁああああ、むらまささま、もうだめですぅ、いきますぅ」――あんずにナンパされたのは、高校に入ってすぐ、友だちに無理矢理連れて行かれたコミケで。あんずはおれよりも十二歳も年上で、結婚もしていた。以来、学校が終わると週に1、2回はこの部屋に来て、やりまくっている。「なにかのアニメのなんとかという役」のコスプレをして。あんずが書いた台本どおりに。それがあんずの条件なのだ……。男子高校生の目線で描かれる性と生の物語。第8回R-18文学賞大賞受賞作。

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  • 水やりはいつも深夜だけど
    3.8
    1巻616円 (税込)
    セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。仕事で子育てになかなか参加できず、妻や義理の両親から責められる夫。出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。父の再婚により突然やってきた義母を受け入れきれない女子高生……。思い通りにならない毎日。募る不満。言葉にできない本音。それでも前を向いて懸命に生きようとする人たちの姿を鮮烈に描いた、胸につき刺さる6つの物語。 小説で誰かを救う。そんな大それたことは言いづらい。 だけど、それに本気で挑戦している作家は確かにいるのだと、 窪美澄を読むといつもそう思う。 ――朝井リョウ(作家) 文庫化に際し、オリジナル短編、一編追加!
  • みちゆくひと
    3.6
    1巻1,881円 (税込)
    亡きあとも綴られる、書かれるはずのない母の日記。 向き合えなかった家族の物語が巻き戻っていく――。 二年前に父が他界し、先月には母もこの世を去った。 不動産会社で働く原田燈子は、天涯孤独になった。 でもずっと前から一人だったのかもしれない。 二十年以上前の不幸な出来事をきっかけに――。 不可思議な死者の日記が繋ぐ「この世」と「あの世」、そして「過ち」と「赦し」。
  • 民宿雪国
    3.5
    大勢に惜しまれながら、国民的画家・丹生雄武郎が亡くなった。享年九十七。彼は一方で寂れた民宿のあるじでもあったが、その生涯は未だ多くの謎に包まれている――。期待した筋書きを幾度も裏切られる破天荒な構成、そして昭和史の裏面を抉りながら最終的に物語が辿りつくのは……!? 小説界が驚倒した空前絶後、衝撃の大傑作。
  • 無罪世界【イラスト入り】
    4.8
    詐欺まがいの仕事、賭けごとで借金まみれの人生。そんな山村に顔も覚えていない親戚の遺産の話が転がり込んできた。浮かれた山村だったが、その遺産には厳しい条件がついていた。幼い頃さらわれて以来、ジャングルで育った従兄弟・宏国の世話をするというものだ。自分の「むら」しか知らず、日本語も解さない宏国と暮らさざるを得なくなり、いざとなったら放り出す気で引き受けた山村だったが…。
  • 無法の世界 Dear Mom, Fuck You
    3.7
    「東京を出よう」 世界的な群発火災、異常乾燥と未知のウイルスにより、経済は完全に停止し、無秩序な世界が到来した日本。 略奪が常態化した都会に身の危険を感じた同性カップルの久佐葉イツキと葉子は、息子の貴一とともにショットガンを携え東北の「恵田町」を目指す。 死と裏切りが隣り合わせの旅路の果てに、イツキと葉子が見たものとは……?
  • 森があふれる
    3.9
    小説家の夫に題材にされ赤裸々に書かれることで奪われてきた妻の琉生は、ある日植物の種を飲んで発芽、やがて家も街ものみ込む森と化す──英訳され欧米でも話題の、夫婦の犠牲と呪いに立ち向かった傑作!
  • やめるときも、すこやかなるときも
    3.9
    大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話
    3.0
    気鋭のホラー作家14人が集結! 一四〇字以内で綴られた、恐ろしいのに癖になるホラー掌編アンソロジー。試し読みは、Twitter「#44秒でぞわり」を検索! 【内容例】●祖母から「開けてはいけない」と言われていた引き出しの中身とは……「引き出し」(織守きょうや) ●母の死を知らせる兄からの電話。けれど、その死の真相は……「兄弟の電話」(澤村伊智) ●体験入部で先輩から手渡されたのは、刀やカッター。部員が全員死んでしまう、その部活動の名前は……「部」(百壁ネロ) 文庫オリジナル。 【著者】岩城裕明、藍内友紀、一田和樹、井上竜、織守きょうや、最東対地、ササクラ、澤村伊智、白井智之、百壁ネロ、堀井拓馬、円山まどか、矢部嵩、ゆずはらとしゆき(敬称略)
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち
    4.0
    東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。だが、夫妻にもある悲しい過去があって……。
  • 夜に星を放つ
    3.6
    1巻770円 (税込)
    直木賞受賞! やさしく煌めく傑作短編集 コロナ禍のさなか、閉塞感と、婚活アプリで出会った恋人との進展しない関係に悩む綾。 月に一度、綾の早世した双子の妹の恋人だった村瀬と話すことで気持ちを保っている。 重い喪失感を共有する二人が、夜空を見上げた先には――(真夜中のアボカド) どうしようもないことに対面した時、 人は呆然と夜空を見上げる。 いつか再び、誰かと心を通わせることができるだろうか――。 5つの優しい物語が光を紡ぐ 第167回直木賞受賞作。 【目次】 真夜中のアボカド 銀紙色のアンタレス 真珠星スピカ 湿りの海 星の随に 解説・ カツセマサヒコ 単行本 2022年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • よるのふくらみ
    4.1
    1巻605円 (税込)
    同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
  • ルック・バック・イン・アンガー
    3.2
    愛する女が他の男に抱かれると異常な悦びを覚える白鳥。脳内の友から逃れようと、酒に溺れるロック狂の逸馬。醜貌の蜂村は部長の肩書きで女を誑かしては教祖のように振る舞い、茂吉は一族の宿命に縛られる。世間から蔑まれ生きるエロ本出版社の男たちは、欲と自意識に囚われ、やがて凄まじい一撃を炸裂させる――。著者が編集者時代と決別すべく描いた、超弩級の物語。
  • ルミネッセンス
    3.4
    1巻1,650円 (税込)
    低層の団地群を抱くその町は寂れていた。商店街にはシャッターが目立ち、若者は都会に去り、昔からある池には幽霊が出るという。その土地で人びとが交わすどこか歪な睦み。母の介護にやって来た男はバーで出会った少年に惹かれ、文房具店の女は一人の客のためだけに店を開ける……。終着点は見えている。だから、輝きに焦がれた。瞬く間に燃え尽きてもいいから。直木賞作家のダークサイドで染め上げられた連作短編集。
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ
    3.6
    最旬ホラー作家が勢ぞろい! 暗がりから溢れ出し、人を呑み込む〈怪異〉。現代最高峰のホラー作家たちが生み落としたソレはあなたに一生つきまとう――。 背筋×ハイファッションの呪縛、澤村伊智×深夜の客人、梨×「恐怖症」売りの女、コウイチ×地方ロケ、はやせ&クダマツ×怖すぎる心霊物件、栗原ちひろ×セレブ一家の闇…… 究極の6ストーリーズ 【目次】 ○背筋「オシャレ大好き」 ○澤村伊智「鶏」 ○コウイチ「金曜日のミッドナイト」 ○はやせやすひろ×クダマツヒロシ「警察が認めた〈最恐心霊物件〉」 ○栗原ちひろ「余った家」 ○梨「恐怖症店」※ ※本書に収録されている「恐怖症店」(梨)は、2025年7月4日に電子書籍オリジナルとして配信された『恐怖症店』と同じ作品です。
  • 恋愛仮免中
    3.6
    人の数だけ、恋の形はある。 奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。 28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」) 16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(窪美澄「銀紙色のアンタレス」) 1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」) 生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。 (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」) 両親が離婚したミサトは、クラブを経営する母親行きつけの美容院のシャンプーボーイと、偶然海の家で会うが……。(中江有里「シャンプー」) 人の心が織り成す、甘くせつない物語を集めました。
  • Citron VOL.20 ~20号記念特集~
    完結
    -
    いつもCitronをご愛読くださってありがとうございます! 記念すべきCitron VOL.20はボリューミーな特大号☆ 注目コラボ木原音瀬×糸井のぞ『期限切れの初恋』がついに最終回! 雲田はるこ『いとしの猫っ毛』も豪華2本立てでお贈りします! メモリアルブックに相応しいラインナップは草間さかえ、ヤマヲミ、市川けい、峰島なわこ、仁茂田あい、吹屋フロ、名取いさと他、全16作!
  • 私は女になりたい
    3.8
    一人の男を好きになった。 自分にとって最後の恋になるだろう、という強い予感があった。 人として、女として、生きるために。 直木賞作家が描く「最後」の恋。本当の、恋愛小説。 「素直な感動に満たされた。窪さんがこんな小説を書くなんて」ーーー唯川恵「解説」より      赤澤奈美は四十七歳、美容皮膚科医。 夫と別れ、一人息子を育て、老母の面倒をみながら、仕事一筋に生きてきた。 ふとしたことから、元患者で十四歳年下の業平公平と嵐に遭ったかのように恋に落ちる。 頑なに一人で生きてみせようとしてきた奈美の世界が、色鮮やかに変わってゆく。 直木賞作家、渾身の恋愛小説。

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