たおやかに輪をえがいて

たおやかに輪をえがいて

880円 (税込)

4pt

結婚二十年。娘は大学生に育ち、住宅ローンもほぼ完済し、主婦・絵里子の人生は穏やかに収束するはずだった。夫の風俗通い、娘の危険な恋愛、愛した父の不実など、思いがけない家族の秘め事が明らかになるまでは……。妻でも母でもない道が、鮮やかに輝き出す長編小説。解説・島本理生

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たおやかに輪をえがいて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    じっくりゆっくり読ませてもらった。
    人生の在り方。絵里子を通して考えさせられる。
    様々な女性の生き方。
    心との折り合いをどうやって付けていくのか絵里子と一緒に考えた。
    52歳になったらまた読みたい。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    現在40代の自分。すごく刺さる作品。前半の絵里子が他人事とは思えず、自分の行く末を見ているような気分だった。だからこそ変わっていく絵里子が眩しくて格好良くて、私もこんな風に生きたいと思う。

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    最近は三国志や三体など大作めいたものを読み耽っていた私だが、夫の風俗通いを見つけてしまったとこから始まる小説を楽しめるのか不安だったけど、やっぱり窪美澄さんは最高である。

    登場人物がそれぞれ抱える悩みが身近で、家族や友人、街ですれ違う人や電車で向かいに座った人、全員が大なり小なり悩みを抱えているん

    0
    2024年06月15日

    Posted by ブクログ

    ひとりの女性の、折り返しの人生に起こる様々な出来事がとてもリアルに描かれていた。
    正直、途中までは、主人公の自分の人生を諦めたような考え方に共感できずなかなか読み進まなかったけど、中盤以降、一気に物語に引き込まれて、先が気になって夢中で読み終えた。前向きな気持ちになれる物語。

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんの、日常に溢れた描写や感情が丁寧に繊細に言葉にされている感じ、そしてそれが優しく、時にガツンと胸を打つ感じ、とても好き。

    島本理生さんの解説が今まで読んだ"解説"というものの中で1番好きだった。一気読みおすすめ。

    p.71 誰かときっちり縁を切りたいときは、お金を

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    言葉を飲み込む瞬間が積み重なると、それがやがて歪みとなり、軌道を修正するのに時間がかかることを知った。だからこそ、自分のためにも、将来の家族関係のためにも、感じたことは言葉にして伝えるべきだと思う。
    主人公が自分を取り戻していく姿は、何歳からでも自分次第で変わることができるのだと教えてくれる。今から

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    後半から自分の生き方を見つけて、イキイキと変わっていく描写が好きだった。みんな役割を与えられてはいるけど、あくまでも自分個人が確立されたうえでの役割。これから長い人生、自分はどうしたいのかって後回しにせずに自分を大事にしていきたいと思わせてくれた一冊。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    窪さんは女性を書くのが上手い。いつもなら窪さんの書く女性が好きだと読み始めてすぐに思えるのだけど、自信のない専業主婦の絵里子の日常から始まるこの物語を、この主人公を、好きになれるか不安になった。
    主人公絵里子、そしてその友達詩織の年齢が50歳。同じ50歳でも全く違う生き方をしている2人の描写が対照的

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    私は今ニートでふとした事から彼女が出来ました。

    その折でこの小説に出会っています。
    ただ彼女というのも、好きよりセックスがしたいから作りました。
    主人公は、うじうじとしていて亭主関白の悪い所を凝縮したかのようです。

    自分の意見を言わずに腹に収める大人な対応。
    昔の自分みたいです。
    私には力がない

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんの、いわゆる「普通の女性」の心理描写はやはりすごい、と感じる。
    私のように結婚も出産もしていなくても子持ちの主婦の気持ちになれるし、旦那が不倫をした妻の気持ちにもなれる。

    主人公は52歳の絵里子。夫と20歳の娘と3人、小さなマンションで暮らしている。普段はホームセンターのパートに出て、多

    0
    2024年06月14日

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