みちゆくひと

みちゆくひと

1,881円 (税込)

9pt

亡きあとも綴られる、書かれるはずのない母の日記。
向き合えなかった家族の物語が巻き戻っていく――。
二年前に父が他界し、先月には母もこの世を去った。
不動産会社で働く原田燈子は、天涯孤独になった。
でもずっと前から一人だったのかもしれない。
二十年以上前の不幸な出来事をきっかけに――。
不可思議な死者の日記が繋ぐ「この世」と「あの世」、そして「過ち」と「赦し」。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2025年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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みちゆくひと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思えば、死ぬことについて、あまり考えたことがなかった。
    死んだら終わり、ということくらいしか頭になかった。
    もちろん死んだ後のことなんて誰にもわからないのだけど、例えば私の肉体に宿る魂は、死後どんな色をしているのだろう。

    物語では、死者は夜行という巡礼の旅を経て、静かに消えていったが、夜行に寄れな

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    最近は彩瀬まるの新刊が出ると同時に購入して、現在読んでいる本を中断して、読むスピードを落としてじっくり読むのが私の読書のスタンダードとなっている。最初から彩瀬ワールド全開の語り口で始まるので、今回も期待できる内容と確信した。話が進んで行くにつれ、今回はちょっと重めの内容と構えてしまう面が垣間見られた

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    私は死後の世界を知らない。
    けれど、この小説で描かれている世界がどこかに存在すると思いたい。
    死んでもなお、自分の生きてきた道を振り返り、心の奥底に固く閉ざしたものと向き合い、誰かのために、そして自分のために、心のあり方を変え続ける時間が訪れる世界。
    しがらみや悔いや妬みや戸惑いやその他にもある様々

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    不思議な小説だった。続きが気になるけど、面白くてとも違って、このあとどうなるのか知りたいような知りたくないような。世界観を信じたいような信じたくないような。ずーっと不思議だったな。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    死んだらどうなるのか、生きている間は決して知ることができない。生きて背負ってきたものを見つめて少しずつその荷物を下ろしていくような旅が用意されているとしたら、とても不思議だけど人は死んでも人として在るんだなぁと思ってしまった。私の心に引っかかって、ふとした瞬間に思い出す小説になりそう。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い
    今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして、それとの向き合いや

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    〈在ることはつらい〉けれど、だからこそそれに堪えて、いて(存在して)くれる他者が光になるというこちら側の理が死後の世界でも続いていてくれる物語に私は救われる思いがした。拍動の停止がすべての苦しみから解放してくれる世界はきっと呼吸がしやすい。でも彩瀬さんはそんな理想論の逃げではなく、苦しみの起点から一

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    日記帳で繋がる現世とあの世。
    近しい人が現世を離れても繋がりが持てるというのは素敵な話だと思う。
    自分が死んだらどうなるかなんて、誰も分からない。
    もしかすると作品のような世界が待っているのかもしれない。
    それは数十年後の楽しみとして取っておくとして、今は生きていることを存分に楽しみ、後悔のない人生

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    息子を事故で無くした母が「苦しむことだけが私に残された正しさなんじゃないだろうか」と振り返るところは辛かった。死後の世界を描いた不思議なお話。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    弟が幼くして亡くなり、自分と両親が生者と死者に分かれた後に再生していく。死後の世界、死んでから本当に成仏していくまでの有り様が、リアルに感じられた

    0
    2025年11月17日

みちゆくひと の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2025年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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