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闇を抜け、私たちは羽ばたき続ける――
大切な「誰か」の存在に気づかせてくれる、5つの物語
古い友人。遠くの恋人。業界を去った恩人。すれ違う家族。
途切れかけたつながりを、どうしたら取り戻せるのか。
紅葉の季節に、東北・北海道新幹線で青森、盛岡、仙台へ向かう人々を描く、
心に深く響く連絡短編集。
『桜の下で待っている』で、東北新幹線でふるさとへ向かう人々を描き大きな支持を得た著者。
あれから10年、著者がひらく新境地!
【目次】
ひとひらの羽
遠まわり
あたたかな地層
花を連ねて
風になる
装画/五十嵐大介
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
東北新幹線で訪れる土地を舞台に、遠い距離にいる親しい相手に再会する人々のドラマを描いた5つの短編集です。
今の世の中、遠く離れていても画面越しに話すことだってできるとはいえ、実際に対面して感じるその人の存在の確かさは格別なものだと思うのです。そしてひとときを一緒に過ごすことで、大切な人だという改めての気づきや、保ちたい関係性のための一歩を踏めるようにもなるのかも、とも思いました。
個人的に訪れたばかりの青森が最初の一編にあり、風景が蘇ってきて旅情をまたかき立てられました。他の土地ごとに美味しい物や美しい風景にも触れられていて、旅に出たくもなるお話たちでもありました。
Posted by ブクログ
帯の言葉
「結局その人が去ったあとに残るのは、
他者に渡せた幸福だけなのかもしれない」
よほど優れた秀でた人でない限り、凡人の私達は
去っても何も残らない。残せない。
そう、諦めていて。
今も段々弱っていく、みっともない姿をみせる
身近な人にイライラして嫌悪して、そんな自分に自己嫌悪して…
「いいところだけ覚えておいてよ」
「みっともない部分は、相手にしないでいいから」
ストンと言葉が降りてきた。
言われた、と思った。
読書の良いところは、こんなふうにストンと言葉が
降りてくるところ。
ありがとう。
これだけで充分。
色々あるけど、また頑張ろうかと思えた。
Posted by ブクログ
北海道・東北新幹線で繋がる函館、青森、盛岡、仙台を舞台に人々のドラマを描いた5つの短編集。それぞれの物語の舞台は新幹線の停車駅順に南下していくが、連作ではなく独立した5つの物語。
読んだ時の自分の年齢で、どの物語が1番印象に残るか変わるだろうなと思った。今の自分が揺さぶられるほど印象に残ったものはなかったけど、どのお話もするする読めた。
自分が北海道出身ということもあってか、北のほうに行くほど、心が落ち着き土地との相性の良さみたいなものを以前から感じている。そのため函館・青森を舞台にした物語では、土地の情景の描写だけでなんだか心が癒された。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
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