嵐をこえて会いに行く

嵐をこえて会いに行く

1,870円 (税込)

9pt

闇を抜け、私たちは羽ばたき続ける――
大切な「誰か」の存在に気づかせてくれる、5つの物語

古い友人。遠くの恋人。業界を去った恩人。すれ違う家族。
途切れかけたつながりを、どうしたら取り戻せるのか。
紅葉の季節に、東北・北海道新幹線で青森、盛岡、仙台へ向かう人々を描く、
心に深く響く連絡短編集。
『桜の下で待っている』で、東北新幹線でふるさとへ向かう人々を描き大きな支持を得た著者。
あれから10年、著者がひらく新境地!

【目次】
ひとひらの羽
遠まわり
あたたかな地層
花を連ねて
風になる

装画/五十嵐大介

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

嵐をこえて会いに行く のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    す、すごいよかった。東北・北海道新幹線で青森、盛岡、仙台へ向かう人々を描いた短編集なのだけど、なんと地元が舞台の短編があるのだ。私の地元はこう、どっちつかずで舞台映えがしないのでフィクションでもあまり取り上げられないのだけど、大好きな作家である彩瀬まるさんが書いてくれるのがうれしくて。そういう背景も

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    どれも好き。
    でも遠まわりがいちばん好き。
    ちょっと不可思議でゾクゾク。
    でも温かい話。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    東北が舞台の短編集
    夫婦の問題や、親子、友人、ウミネコの生まれ変わりなんてシチュエーションもあり、多種多様で楽しかった。
    舞台になった場所へ行ってみたいと思わせてくれる作品でした。「三ツ石神社の鬼の手形」は特に
    初めて読む作家さんでしたが割と好きです。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    どの編も弁当が良い味をだしている。再び電車に乗る頃には、どことなく暗いトンネルを抜けた後心に明かりが灯される、そんな結び方だった。
    2編目の「遠まわり」は、前世はウミドリだったという設定。生きにくかったウミドリ時代、自分を見守ってくれていた存在に対する信頼が自己肯定につながったことを呼び覚ましていく

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    物語の色は違うけれどどれにも覚悟を感じた。
    どう生きるのが自分らしいのかに気付き、目の前が開けていく清々しさが良かった。
    特に最後の「風になる」は自分の弱さを受け入れ理想を現実にするべく腹をくくる主人公が格好良くて痺れた。

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    お久しぶりの彩瀬まるさん…過去に何冊か読んできたのですが、今の今まで「綾瀬まる」かと思っていたのは内緒にしといてください。東北とか北海道、人生で行ったことがないのでイメージがしにくかった。今作は5つの物語。最近読んでいたのは人の嫌なところを描く作品が多かったせいか、インパクトと言う点では全体的にちょ

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    どのお話も印象に残る良いお話だった。
    でも最後の一話が一番印象に残った。
    家族の理解は難しい時もある。
    でもそんな時こそ、相手の気持ちに寄り添って
    対応しなくちゃだめだ。
    本当に観に積まされた。

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    北海道、東北新幹線で目的地へ向かう人々が描かれた5つの短編集。彩瀬まるさん、人の心境を表現するのがうまいなと思いました。

    私は、始めの「ひとひらの羽」と「花をつらねて」がお気に入りでした。

    「ひとひらの羽」の鳴海遥と高木志津夫の関係は、恋愛を主体としてなくて、いいなと思う関係でした。互いを気にか

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    北海道新幹線を使って東北の地の旅を舞台にした短編集。
    北海道新幹線は利用したことがないので読むと利用してみたくなりますな。

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    まず一度読んでみて、今回いちばん心に響いてきたのは「花をつらねて」。時間と共に失われていくものや尊いもの、分かり合えないもどかしさや距離感、触れ合うことで見えてくるものなどを、四世代や親族の交流の中から感じた。
    「遠まわり」も非現実的でありながら、そうであって欲しい、という思いと共に嵐の海を越える気

    0
    2025年10月06日

嵐をこえて会いに行く の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

彩瀬まる のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す