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Posted by ブクログ
青子と茅乃の関係性と、お互いにかける言葉がとても温かくて優しくて良かった。
ガン治療でまつ毛が抜けたことを話した時、「言われなきゃ気づかないよ。」という言葉を飲み込んで、「スーパー美しいつけまつげ、探す?」という言葉を選んだのが印象的だったし、乳癌のことを初めて打ち明けられた時に、「これから治療を生活に組み込んでいくことになるんでしょう?一番楽なペースを考えよう。私も一緒に探す。」と、相手の問題を一緒に抱えてくれる言葉は、とても頼もしく感じただろうなぁと思った。悩みや辛さを打ち明けてくれた友人にかける言葉ってとても難しくて、私だったらどの言葉もしっくりこなくて、変なこと言うよりはと黙ってしまいそうだなと思ったから、自分が今後同じ場面があった時にこういう前を向ける言葉を送りたいと思った。
無くしたと考えるのではなく、あったことを幸せだと考える。同じ出来事でも、考え方を変えられるんだとハッとした。
お互いが全く違う人生を生き、違う苦しみに直面する。自分の気持ちなんてわからないでしょう、と友人を突き離したり線を引くのではなく、素直に落ち込んでいることを溢してみようかな、と思った。きっと私の友達は、一緒に考えようとしてくれる人ばかりだと思う。
彩瀬まるさんの本を初めて読んだけど、とても好きな本だった。
「あるものとないものは似ている。自分はなくしたのではなく、あの素晴らしいものに二ヶ月間も触れさせてもらったのだ。あるとないとが反転し、生きられるようになった。」
「彼女たちは自分をケアする方法を山ほど知っていて、強靭だった。不幸が直撃して弱っている友人たち、と勝手に抱いていたイメージを慎重に修正した。誰が弱いかなんてわからない。もしかしたら、弱り方すらよくわかっていなかった自分が一番弱かったのかもしれない。」
「私が変えられるのは自分の運命だけなんだ。子供の運命はそれがどんなものであっても、その子が一人で背負うしかない。」
Posted by ブクログ
これまでの人生で一番辛いと言える出来事があり、でもどうにか前に進んでいかなきゃと考えている中でこの本を見つけた。背中を押してもらえるかもと思い購入。
ずっと泣きながら読んだ。
人生で大きなかなしみを経験した人たちはかなしみに対する言葉や向き合い方をいくつも知っていると思う。この本を読むことで自分の中の痛みとリンクさせてしまって涙が止まらなかったけど、それでも寄り添ってくれる言葉や、心の中に溜まっているかなしみたちに行き場を教えてくれるような言葉がたくさんあったから最後まで読めた。
この本に今出会えて良かった。
白尾悠さんの解説もとても良かった。
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小説・文芸
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