あのひとは蜘蛛を潰せない

あのひとは蜘蛛を潰せない

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

ドラッグストア店長の梨枝は、28歳になる今も実家暮し。ある日、バイトの大学生と恋に落ち、ついに家を出た。が、母の「みっともない女になるな」という“正しさ”が呪縛のように付き纏(まと)う。突然消えたパート男性、鎮痛剤依存の女性客、ネットに縋る義姉、そして梨枝もまた、かわいそうな自分を抱え、それでも日々を生きていく。ひとの弱さもずるさも優しさも、余さず掬う長編小説。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    あのひとは蜘蛛を潰せない
  • タイトルID
    :
    359921
  • 電子版発売日
    :
    2016年02月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

あのひとは蜘蛛を潰せない のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母から「みっともないことはするな」と言われ続けた28歳になる娘が、少し成長する話し。
    みっともないと言われる続けて、それがコンプレックスとなり、澱のように沈んで積み重なっていく。かわいそうの凶器。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    小さい頃からの母の教えや、家庭環境で知らず知らずに埋め込まれた考え方にいつの間にか捕らえられてしまう。振り払って一歩踏み出したり、反発してみたりしても、これでよかったのかと逃れられない何かがある。かわいそうなんかじゃない、みっともなくてもいい、自由に自分を解き放てたらいいのはわかってるけどそう簡単にはいかない。でも少しすつでも、うまく伝えられなくても周りの人に自分をだしていった主人公。そのことで恋人や家族と少し歩み寄れた気がする。

    0
    2026年07月09日

    Posted by ブクログ

    割と薄めの文庫だったので2時間程度で読み切れると思っていたんです。
    全然、数日かかりました。彩瀬まる先生の書かれる物語を2時間程度で味わいきれるわけがなかったですね。
    もう言葉の節々に苦味と旨みが滲み出ていて、意味を考えながら読んでいたので時間がかかりました。彩瀬まる先生の心理描写が大好きです。
    梨枝が幸せになってくれるのか、いやでもこの場合幸せの定義ってなんだろう、とかぐるぐる考えちゃって、心に深く刺さって抜けなくて、他人事とは思えないお話でした。
    愛情って何なのでしょう、思いやりって何なのでしょう。
    皆さんも1度読んでぐるぐる考えてみてください。
    私にとって楔のような1冊になりました。

    0
    2026年03月04日

    Posted by ブクログ

    全く一緒ではなくとも、主人公のある部分に、これは私でもあるかもしれないと思った。
    みんな、みっともない。でも、みんな懸命に生きている。

    0
    2026年01月03日

    Posted by ブクログ

    母にべったりな関係で育ち、母の教育や学校の物差しがすべてだと思って育ってきた私にとって、非常に刺さる物語でした。
    私も主人公とは違う理由で母を「かわいそう」だと思う瞬間があるのですが、じゃあそれを解消するために何かできるかと言われたら何も出来ないし、そもそも「かわいそう」は他人が勝手にかけてる呪いに過ぎないのだと、改めて心に留め直しました。
    主人公の梨枝が他人の物差しではなく自分の物差しで生きることを決意したシーンは、この先何度も読み直したいです。

    0
    2025年12月31日

    Posted by ブクログ

    面白かった。話の展開が読めなくて、続きが気になって、すぐに読み終えてしまった。ページが残り少なくなるにつれて、読み終えたくないなっていう気持ちになった。解説にもある通り、一文一文を噛み締めて、自分が登場人物だったらとか想像しながら読んだ。

    あれだけ嫌だなって避けていたお母さんに、生活の術は教わっていなくても日常のマナーとか学んでいて感謝する場面がいいなって思った。みっともないって何度も言われるのは自己肯定感とか自己有用感とか低くなるけど、お母さんも必死だったのかなと思う。
    数カ月後にもう一度読みたくなると思う、面白かった!

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    彩瀬まるさん初の長編。
    とても心が締め付けられるお話だった。
    子離れできない母と親離れできない主人公 梨枝。
    そして、仕事先で出会う梨枝の恋人 三葉くん。
    様々な人間関係が交差していくのがとても興味深かった!

    彩瀬まるさんの何だか安心感のある文章で、苦しかったけれど読んでいて安心する部分もあった。

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    思ってた以上に、読んでいて苦しくなってしまった。
    知らず知らずにかけられてしまった、「みっともない人間になるな」「あなたは頭が悪い」という呪い。そのせいで、主人公は、自分を否定する思考が当たり前になっていて、辛そうだ。誰にでも、生きていればいつの間にか自分の中に漠然とした縛りが生まれる。それは大抵自分を制御するもの、本当の自分を否定するものになり得るんじゃないかと思う。
    誰にでも歪んだ部分があって、どうしようもない部分があって、それを上塗りするために時には誰かを嘲笑ったりして、生きている。

    彩瀬さんの作品を読むのは3作目だけど
    人の弱さや黒い部分を包み隠さず表現してくれて、
    そっと寄り添ってくれるような物語が多くて好きだ。


    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    「初めて私は、母のことを嫌いなのかもしれないと思った」この部分に出会えただけでも読んでよかった。そう思ってもいいんだと。"その「思ってもいい」とか「いけない」って誰が決めたの?"って三葉くんに突っ込まれそうだ。
    「だって本当は、あの人が正しいのかもしれないし」という主人公に対し「本当は、ってなに?」と言ってくる子だもん。
    でも三葉くんは三葉くんで、誰にも知られたくない秘密を抱えていたというのが最高だった。
    正直、この二人は長くは続かないだろう。でも、「この世で一番自分を思ってくれている」母から離れたこと、みっともなくても年下の男と一緒に暮らし始めるというステップを踏み出せたことがうれしい。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    母は「かわいそう」な人だから、私がそばにいてあげないとという呪縛がありながらも母に守られて生きてきた28歳箱入り娘の主人公。身に覚えのある感覚がたくさんあったし、「かわいそう」って何だろう?母娘の適切な距離感って何だろう?と考えるきっかけにもなった。相手の苦しみを理解することはできても分かり合えることはできなくて、自分の気持ちをうまく言葉にできず何を言っても違うと感じる主人公に共感した。8歳年下の大学生アルバイトの三葉くんとの関係もなんだか危うくて、永遠には続かないんだろうなぁと感じた。夢の中みたいに、モヤがかかっているような物語だった。

    0
    2026年06月24日

あのひとは蜘蛛を潰せない の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    あのひとは蜘蛛を潰せない
  • タイトルID
    :
    359921
  • 電子版発売日
    :
    2016年02月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

彩瀬まる のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す