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古民家を買った男は、なぜ家の中にある氷室のことが気になってならないのか(宇佐美まこと「氷室」)。自殺した妹の部屋が、しばらく後に訪ねていくと、元通りに復元されている(神永学「妹の部屋」)。家の中に真ん中にある座敷牢は、誰を閉じ込めるためのものだったのか(黒木あるじ「牢屋」)。その家は、何か変だ(平山夢明「ろろるいの家」)。 当代随一の作家たちが紡ぐ、「超怖い」物語。
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Posted by ブクログ
嘘か真か 名手たちの家に纏わるオムニバス めっちゃおもしろい! 体験談や明らかなフィクションなどバリエーションに富んでるから飽きないし、それぞれのクオリティが高くて読んでてワクワクした。 一番好きなのは「やなぎっ記」 トガハラミ、笛を吹く家、終の棲家、ろろるいの家が良かった。 特にろろるいはかな...続きを読むり怖くてゾクゾクした。 トガハラミから読んだせいでまたカニバリズム関連が目に触れることに…
全部怖い。 どれがお気に入り!とは、ならないぐらい全ての作品が面白かった。 こんな作家様も内容も全てが豪華な1冊。 夜に読むと怖さ倍増ですね。
著者は著名な人ばかり、内容もそれぞれ毛色が違って、面白くて一気に読みました。 物語形式とルポ形式、両方を一冊にまとめるというのは、なかなか良い試みだと思います。
結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。
家系ホラーが好きなので読んでみた。 あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。
普段から心霊系の動画をよく鑑賞しているので、興味があり読んでみた。 うん、物件にまつわる怖い話がギュッと詰まっていました。 「終の住処」「ろろるいの家」等、海外でのホラー作品にはない日本ならではの、背筋の凍る感じの怖さがありました。 また、「笛を吹く家」や「トガハラミ」は、”ホラー“を意外なところで...続きを読む感じさせてくれて、オリジナリティがあって新鮮でした。 面白い話しかなかったように感じます。
来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。 書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座...続きを読む敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。 全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;
家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。 どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。 自分自身の「先入観」も怖いと感じた。 人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。 開かず...続きを読むの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。
11人の作家さんによる短編集 心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本 糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった 澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話 芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話 私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です
家にまつわるホラー短編集。 様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。 物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。 一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。
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