ドルフィン・ソングを救え!

ドルフィン・ソングを救え!

743円 (税込)

3pt

時は2019年。
45歳、結婚経験なし、子どもなしのフリーター・トリコが、
人生に絶望して、睡眠薬をまるごとひと瓶飲んで自殺をはかる……。
意識を取り戻した先は、昭和の終わり、バブル期まっただ中の1989年の渋谷。
30年前にタイムスリップしたトリコは、
青春時代に好きだったバンド「ドルフィン・ソング」の解散を阻止すべく、奔走する!
トリコはドルフィン・ソング、島本田恋と三沢夢二のふたりを救えるのか?!
時代は彼女に、何をさせようとしているのか?
そして、最終的にトリコが行き着く先はいったい、どこなのだろうか?

BRUTUSで話題沸騰。
樋口毅宏の連載小説、待望の書籍化!
カバーイラストは岡崎京子。

<本書の推薦コメント>
林真理子さん(作家)
「めちゃくちゃの面白さ。私たちの80年代をこんなにもてあそんでいいのか! この天才野郎!」

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ドルフィン・ソングを救え! のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年11月30日

    少し昔の時代が、生き生きと描かれていて、
    タイムスリップしている感覚でした。
    面白いので一気読みしました。

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    Posted by ブクログ 2016年02月29日

    最高!ぱっと見ヤングアダルトなのかなと思ったけど、私の世代(もうちょい上でも)じゃないとつまらない、何がなんだか分からないと思う。私も全部のエピソードが拾えた訳ではないけど、随所に散りばめられたフリッパーズギターの曲名がもう〜(o^^o)、YouTubeで聴きながら最後は読みました。表紙は岡崎京子の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月01日

    もう少し長く続いても良かった、終わらないでほしい物語。仕掛けられた企みと嘘と引用句が最高な渋谷系小説。高校生でこれ読んでたら、人生狂ったかも。

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    Posted by ブクログ 2015年10月24日

    連載で追いかけていたので書籍でもう一度最初から読むとまるで自分が主人公トリコになったように物語を体験することになった。
    サンプリングとオマージュ、剽窃ではなく先人のアイデアや創作に自らのフィルターと愛情なんかをブレンドすること。守破離の法則に限りなく近いが樋口さんは完全なファン気質だからこそそれをや...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月14日

    面白かった!
    樋口毅宏先生らしい読みやすい文体でバブル前後の時代を生きた人達には懐かしさやクスッと笑える面白さに溢れている。もちろんフリッパーズギターの二人を当て書きしているんですけどタイムスリップしてからの主人公の動きが最初、予想をうまく外しててとても良い、過去を知る身の主人公が愛しい二人に近づい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月07日

    『考えてみる。私が人生でいちばん幸せだったのはいつだろう? 自分がこの世界の主役と疑わなかった頃は。』

    『人は国とか社会正義とか、大義のために生きてはいけない。自分のために生きることがいちばんだ。
    それにあれだよ、「人の為」って書いて「偽善」の「偽」だよ。みつをも言ってた。』

    「僕たちは偉大なる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月04日

    完全にフリッパーズギターがモデル。
    本編でも言っているが、実在する人物、カルチャーなどの嘘もホントも混ぜこぜのコラージュで堪らなく面白い。
    ロッキンオンとか読んでた人は特に。(自分)
    サブカルクソ野郎のめちゃくちゃに面白いエンターテイメント。

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    Posted by ブクログ 2016年05月04日

    テーマがキャッチー。あきらかにフリッパーズギターだし、渋谷系だし、実在するバンド名もいっぱい出てくるし。ちょっと馬鹿にしたような描写も多いし、性描写もいる?って思ったけれど、全体のストーリーとしてはおもしろく一気に読み終えてしまった。

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    Posted by ブクログ 2016年02月21日

    面白かった。この人の作品は初期から読ませて頂いているが、今にも爆発しそうな狂気的な暴力性をはらんだ文体が洗練されてきている気が。

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    Posted by ブクログ 2017年08月23日

    フリッパーズ・ギター好きなら笑える一冊。歌詞の一部が文章に散りばめられた遊び心のある文体。 フリッパーズがそうだったように、元ネタありきのオマージュ手法を書き物にも使用したんやろか。 内容自体もそれに負けず、グイグイと引き込まれ楽しい一冊。ナイスでした。しかしフリッパーズのことを知らないと面白さ半減...続きを読む

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