雑司ヶ谷R.I.P.(新潮文庫)

雑司ヶ谷R.I.P.(新潮文庫)

869円 (税込)

4pt

4.2

“雑司ヶ谷の妖怪”こと、泰幸会教祖・大河内泰が死んだ。享年102。葬儀に参列するため中国から帰国した俺を待っていたのは、ババアが書き残した謎の遺書。教祖のイスと莫大な財産は俺の父親に譲るというが、親父ならとっくに死んでいる。ババアの魂胆は何か? 初代教祖の戦前戦後の過去と、二代目就任をめぐる抗争劇の現代が交錯する、衝撃の問題作「雑司ヶ谷」シリーズ第二弾。

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雑司ヶ谷R.I.P.(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年12月08日

    続編もエキサイティングな内容になっている。

    過去と現在を同時並行的に描いているが、
    最終的には物語の結末に収斂されてゆくので、
    読み進めるにつれ、脳内がスッキリしてゆく。

    それにしても、タイトルで損をしていると思う。
    いざ読めばハマることは間違いないが・・・

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月06日

    亡くなった泰の過去と、泰の継承者争いを描く現在が交互に語られていく。特に泰の過去パートが面白い。
    色々な作品にインスパイアされていて、思わずにやけてしまう場面も。話の展開や表現の粗さはあるかもしれないが、すっかり心を奪われてしまった。いい小説とは言えないが、すごく好きな小説だ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月06日

    とにかく面白かった。
    こんなに夢中になって読んだ本は久しぶりだ。
    エログロナンセンスなところもあるが、登場人物の人間模様に惹き付けられる。
    知り合いに勧めるかと言ったら昔からの知り合いで、かつこの本好きそうと思った人には勧めるかもしれないが、そうじゃない人には気軽におすすめできる本ではない。まあつま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月30日

    悲劇とコントは表裏一体。
    不条理さに豪快さを掛け合わして勢いで突き進む感じ、地獄への道は善意で舗装されているらしいがこの世界がもはや地獄ならば太郎の世界は過剰な愛≒混沌で舗装されている。

    樋口毅宏の愛≒混沌でも喰らえ!な『雑司ヶ谷R.I.P』という小説。
    樋口作品で一番笑えると思うのだが。
    やっぱ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月26日

    「さらば雑司が谷」の続編。今回は太郎の現在と泰の過去が順番に語られる書き方で相変わらず語り口が斬新で面白い!オザケンの所に作者本人が出てきて痛快な批判をしたりとか、吉蔵の行動がビートたけしさんのオマージュだったりとか一々面白かった。あと秋葉のグループのプロデューサーのコウとか、猿の惑星のぱくりの猿成...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     雑司ヶ谷の妖怪こと泰光会教祖・大河内泰が死んだ。二代目を継ぐことになった太郎は巨大利権を巡り、骨肉の争いのど真ん中へと身を晒すことになった。卑劣で凶暴な男たちの抗争の幕が切って落とされた。金の臭い嗅ぎつけた有象無象が群がってきては殺され、雑司ヶ谷の地は血に染まった。豊富な資金と人脈で余裕綽々でハイ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月18日

    ただただ不謹慎な物語なのだけれど、ここまで尖っているのは嫌いではない。
    久しぶりに続編が一作目を超える作品を読んだ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月23日



    シリーズ一作目を遥かに凌ぐパクりっぷり。
    言論の自由万歳って感じだな。
    前作同様、巻末に影響を受けたリストを掲げているが、オマージュです、いやパクってますとちゃんと明記されている。
    しかし、作中に出てくる宗教教派のモデルは天理教と創価学会か。いくら、フィクションとはいえ、作者の身は大丈夫なのだろ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月17日

    義蔵のファイトは、笑えたけど・・。

    まず、これは長すぎ。長すぎて、笑いの要素も冗長になって
    しまっている。

    0

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