【感想・ネタバレ】ドルフィン・ソングを救え!のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

少し昔の時代が、生き生きと描かれていて、
タイムスリップしている感覚でした。
面白いので一気読みしました。

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2017年11月30日

Posted by ブクログ

最高!ぱっと見ヤングアダルトなのかなと思ったけど、私の世代(もうちょい上でも)じゃないとつまらない、何がなんだか分からないと思う。私も全部のエピソードが拾えた訳ではないけど、随所に散りばめられたフリッパーズギターの曲名がもう〜(o^^o)、YouTubeで聴きながら最後は読みました。表紙は岡崎京子のリバースエッジから(有名なのは知ってるけど読んだことはないです、これは、世代です!まだ30代!)。ぜひ、昔オリーブ少女だったアラフォーの皆さんに!

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2016年02月29日

Posted by ブクログ

もう少し長く続いても良かった、終わらないでほしい物語。仕掛けられた企みと嘘と引用句が最高な渋谷系小説。高校生でこれ読んでたら、人生狂ったかも。

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2015年11月01日

Posted by ブクログ

連載で追いかけていたので書籍でもう一度最初から読むとまるで自分が主人公トリコになったように物語を体験することになった。
サンプリングとオマージュ、剽窃ではなく先人のアイデアや創作に自らのフィルターと愛情なんかをブレンドすること。守破離の法則に限りなく近いが樋口さんは完全なファン気質だからこそそれをやりきる。
オリジナルなき世界に、すべてのものがn次創作になってシミュラークルになっていく中で、それを熱意とか愛情とか尊敬をもってやりきるとそれが新しいオリジナルになるということを示している小説だと思う。

続編に期待するならば、コートニー・ラブが主人公だとすると生き延びた彼女とビリー・コーガンとマリリン・マンソンのあのスリーショットについて言及してもらいたいですが。

これでデビュー作『さらば雑司ヶ谷』で小沢健二の歌詞を使ったことにより注目された樋口さんの(そのことは文庫版の水道橋博士さんの解説に詳しいのでそちらを)第一期が終わったのかもしれない。
左のカーブを曲がって光る海という第二期の始まり。

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2015年10月24日

Posted by ブクログ

面白かった!
樋口毅宏先生らしい読みやすい文体でバブル前後の時代を生きた人達には懐かしさやクスッと笑える面白さに溢れている。もちろんフリッパーズギターの二人を当て書きしているんですけどタイムスリップしてからの主人公の動きが最初、予想をうまく外しててとても良い、過去を知る身の主人公が愛しい二人に近づいていくまでの流れが面白いですし、お近付きになってからの関係性も面白かった。ラストでまた上手く捻ってくれてるのが嬉しかったです。「さらば雑司が谷」「民宿雪国」「日本のセックス」と非常に面白かったですから、すっかりファンになってたんですけど 「25の瞳」でちょっとコケて…でもこれはよかったなぁ〜面白かった!次はどの作品にしようかな〜

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2019年08月14日

Posted by ブクログ

『考えてみる。私が人生でいちばん幸せだったのはいつだろう? 自分がこの世界の主役と疑わなかった頃は。』

『人は国とか社会正義とか、大義のために生きてはいけない。自分のために生きることがいちばんだ。
それにあれだよ、「人の為」って書いて「偽善」の「偽」だよ。みつをも言ってた。』

「僕たちは偉大なる先人をリスペクトしているからね。右から左に移すのは盗作。愛があればオマージュ。なければただのパクリ」

「おまえは自分では心の優しい女だと思っているがそれは大きな間違いだ。嫌になるほどおまえのことを知っている俺は断言できる。おまえは拭くのが面倒臭いという理由でネコを電子レンジに入れて死なせておきながら、その後はネコの墓に手を合わせてそっと涙を流すような、そういう女だ」

『罪の意識などなかった。時は来た。ただそれだけだった。』

「女はね、憎い男を殺すためなら、好きでもない男と寝るなんて容易い。でもね、本当に好きな男がいたら、もうできないんだよ」

『二分とかからなかったと思う。俊太郎は目を見開いたまま、床に倒れて、それきり動かなくなった。床にどす黒い湖面が広がっていく。
それでも私には残念なことがあった。この男を、一度しか殺せなかったことだった。』

『女はみんな、男には秘密にしているが、セックスのとき目を瞑っているのは、他の男のことを思い浮かべているためだ。でも私がこのとき瞼を伏せていたのは、世界をひとりびめにしたかったからだ。』

『「こんなの初めて」
女は男の自尊心を立てようと、常にリップサービスを忘れない。たとえその戯れ言が手垢に塗れたものだとしても、男たちは素直に受け止めてほしい。そうすれば私たちもまた「男って本当にバカだな」と思えるから。』

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2017年11月07日

Posted by ブクログ

完全にフリッパーズギターがモデル。
本編でも言っているが、実在する人物、カルチャーなどの嘘もホントも混ぜこぜのコラージュで堪らなく面白い。
ロッキンオンとか読んでた人は特に。(自分)
サブカルクソ野郎のめちゃくちゃに面白いエンターテイメント。

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2016年10月04日

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テーマがキャッチー。あきらかにフリッパーズギターだし、渋谷系だし、実在するバンド名もいっぱい出てくるし。ちょっと馬鹿にしたような描写も多いし、性描写もいる?って思ったけれど、全体のストーリーとしてはおもしろく一気に読み終えてしまった。

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

面白かった。この人の作品は初期から読ませて頂いているが、今にも爆発しそうな狂気的な暴力性をはらんだ文体が洗練されてきている気が。

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2016年02月21日

Posted by ブクログ

フリッパーズ・ギター好きなら笑える一冊。歌詞の一部が文章に散りばめられた遊び心のある文体。 フリッパーズがそうだったように、元ネタありきのオマージュ手法を書き物にも使用したんやろか。 内容自体もそれに負けず、グイグイと引き込まれ楽しい一冊。ナイスでした。しかしフリッパーズのことを知らないと面白さ半減かも。

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2017年08月23日

Posted by ブクログ

タイムスリップものでキャラも立っててわくわくする設定はいいなと思った。あと、完全にリアルタイムではないけど懐かしさも感じた。いい暇つぶしになった。

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2017年01月22日

Posted by ブクログ

現代の感覚でバブル期をもう一度過ごすことは、この国を見直すことにもなるのかもと思わせるます。過去に帰るのは自分に使命があるのではと思わずにはいられないような青天の霹靂の中で、模索して生きなおす主人公のトリコが生き生きとしています。でも過去に戻る人は毎度そのころのことを明確に思い出せるからすごいなとつい思ってみたりして

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2016年03月09日

Posted by ブクログ

中身をざっーと見た感じ、読みにくそうな感じだったけど、いざよんでみると、なかなか面白かった。二人組バンドの片方がもう一方を殺したことでショックを受けたファンがなぜかタイムスリップで過去に行き事件を止めようとする。
音楽業界の実在する人物が出てきたり、主人公の昔の恋人を殺したり。

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2016年03月04日

Posted by ブクログ

フリッパーズファンによる
オリーブ世代の物語。

同世代のわたしには
ニヤリな固有名詞が散りばめられた本作は
それゆえに
同族嫌悪的な苦々しい気持ちももたらす。

そこそこ面白く読んだけど
最後のエッチのシーン以降が
当時風の言い回しで言えば
ゲロゲロだった

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2016年02月08日

Posted by ブクログ

歌詞の引用より当時の世相描写の方がグッときたなぁ。トリコさんの病院内描写は岡崎京子を連想させられた。

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2015年10月17日

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