作品一覧 2023/03/14更新 新しい世界を生きるためのサイバー社会用語集 試し読み フォロー アンダーグラウンドセキュリティー 試し読み フォロー ウクライナ侵攻と情報戦 試し読み フォロー 檻の中の少女 試し読み フォロー 御社のデータが流出しています 吹鳴寺籘子のセキュリティチェック 試し読み フォロー キリストゲーム CIT内閣官房サイバーインテリジェンスチーム 試し読み フォロー 義眼堂 あなたの世界の半分をいただきます 試し読み フォロー 原発サイバートラップ 試し読み フォロー 最新! 世界の常識検定 試し読み フォロー サイバーミステリ宣言! 試し読み フォロー 女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険 試し読み フォロー 絶望トレジャー 試し読み フォロー 天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 試し読み フォロー 天才ハッカー安部響子と2,048人の犯罪者たち 試し読み フォロー 内通と破滅と僕の恋人 珈琲店ブラックスノウのサイバー事件簿 試し読み フォロー ネット世論操作とデジタル影響工作 試し読み フォロー 犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術 試し読み フォロー フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 試し読み フォロー ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話 試し読み フォロー 1~19件目 / 19件<<<1・・・・・・・・・>>> 一田和樹の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術 一田和樹 / 江添佳代子 【変化しているのは法執行機関なのではなく社会全体であって、それに対応するために法執行機関も変化していると考えるべきなのだろう。その答えのひとつが事前捜査だ】(文中より引用) 米FBIが隠密に取り入れてきた犯罪「事前」捜査の手法。最新テクノロジーも駆使した方法から浮かび上がってきたのは、プライバシー...続きを読むとセキュリティ、法執行と諜報といった論点を含む、複雑な変化であった。著者は、サイバー関係の小説も多数世に送り出している一田和樹と翻訳家の江添佳代子。 なんとも渋いテーマなのですが、犯罪捜査手法・議論の最先端を知る上で大変参考になる作品。アメリカの事例を参考としつつ、日本における取組・議論にも触れており、広く目配せがなされていると感じました。 とある詐欺師の話には驚かされました☆5つ Posted by ブクログ 御社のデータが流出しています 吹鳴寺籘子のセキュリティチェック 一田和樹 何と82才の可愛いお婆ちゃん、吹鳴寺 籐子。 職業は、サイバーセキュリティコンサルタント。 それも、超が付く一流の技術屋さん。 見た目と中身のギャップが良いですね。 最初は、クライアントの殆どが、籐子さんを甘く見ていますが、結果は言わんや... 籐子さんと鈴木さんの息の合ったコンビも、良いですね。...続きを読む ・フェイク・タイム ・見えすいた罠 ・キャッチボール効果 ・パスワードの身代金 の4篇 どれも面白いですが、特に、『見えすいた罠』では、ハラハラドキドキの連続です。 籐子と犯人が、パソコンのチャットで会話をしていますが、絶対分からないはずの居場所を当てられ、犯人が焦って逃げようと、後ろを振り返えると、そこに籐子の姿が... このシーンは、映画にもなりそうですね。 また、最後の『パスワードの身代金』は、何と、同居人の和田さんとの出会いの事件なんですね。 これを、最後に持って来るとは、にくいですね。 フォレンジックや脆弱性検査、RMT、ドローンを使った無線LAN乗っ取り、などなど技術的な用語も沢山出て来ますが、心配なく楽しめます(笑)。 結局、セキュリティの裏側って、人間自身の裏側なんですね。 お勧めの一冊です。 Posted by ブクログ 御社のデータが流出しています 吹鳴寺籘子のセキュリティチェック 一田和樹 人間の脆弱な部分への向き合い方を考えさせられた。傘寿を過ぎてもなお依頼がやってくるセキュリティコンサルタントが、大胆に問題を解明していくところに胸が躍った。 Posted by ブクログ 天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 一田和樹 ハッカー安部響子と五分間の相棒 描写がとても気に入っていて、読み進めるのが勿体ないなぁ~と思って途中で止めています。休みの日に一気に読もうとおもいます~。 じじ サイバーミステリ宣言! 一田和樹 / 遊井かなめ / 七瀬晶 / 藤田直哉 / 千澤のり子 サイバーミステリというジャンルを一冊丸ごと語り尽くした評論本。評論という体裁ではあるものの、サイバーミステリという単語に馴染みのない人間を想定して描かれているため、非常に分かりやすく、かつ興味を抱かせる内容となっている。特にSNSを一度でも使ったことの有る人間なら分かるであろうセキュリティの問題や、...続きを読むネットで醸成される空気感や個の埋没化などは非常に共感を覚える部分であろう。当然、評論としても非常に面白く、サイバーミステリと従来のミステリで変化した部分や、サイバー空間におけるミステリの拡張性などの部分は興味深い内容になっている。特に、データ同定問題における、従来のミステリに比べて物的証拠の正誤を確定させることが今まで以上に困難になる点や、「操り」が起きやすい点、ネット上での「電網殺人」等、サイバーミステリならではの問題点も浮き彫りにしつつ、それらをSNSの「なりすまし」問題等の身近な話題と絡めて分かりやすく説明しているのが素晴らしい。ミステリに興味のある人間だけでなく、SF愛好者、さらにSNSを一度でも利用したことのある人間にまで門戸を広げた、サイバーミステリの認知の助けになる至高の一冊である。 Posted by ブクログ 一田和樹のレビューをもっと見る