檻の中の少女

檻の中の少女

1,320円 (税込)

6pt

「息子は自殺支援サイト『ミトラス』に殺されたんです」 サイバーセキュリティ・コンサルタントの君島のもとへ老夫婦が依頼にやってきた。自殺したとされる息子の死の真実を知りたいのだという。息子はミトラスに多額の金を振り込んでもいたらしい。 ミトラスは自殺志願者とその幇助者をネットを介在して結び付け、志願者が希望通り自殺出来た際に手数料が振り込まれるというシステムで、ミトラス自身はその仲介で多額の手数料をとるのだという。 さまざまな情報を集め、やがて君島が「真相」を解き明かし、老夫婦の依頼に応えたとき、これまで隠されてきたほんとうの真実【エピローグ】が見え始める──

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檻の中の少女 のユーザーレビュー

3.5
Rated 3.5 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    最初にこの作者の別の本(ラノベ)を読んだ時はサイバーセキュリティの描写意外、あまり面白く無かったが、これはハードボイルド風ミステリーとしてもサイバーものとしても面白く読めた。

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    2018年07月08日

    Posted by ブクログ

    一田和樹にハマり中。シリーズ1巻目から。主人公、君島悟は現代の工藤優作か。ハードボイルドにして前半の軽快なタッチとは打って変わって、エピローグの悪意の育つ詳細な描写が絶望しかない。
    現代の新しい探偵像としても面白い!

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    2013年06月08日

    Posted by ブクログ

    サイバー要素満載のドライな内容を想像していると、やはり基本はニンゲンの原点か……という印象。ストーリーとしても君島の虚無感が微妙に揺れ動く所が好み。ラストは私的には好み。推理の要点が箇条書きになった部分に几帳面さを感じている。今後の同シリーズが楽しみ。

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    2013年03月12日

    Posted by ブクログ

    東直己のススキノ探偵シリーズのような雰囲気で、主人公が荒っぽいようで抜けてるところもあって好感が持てます。
    ラストでタイトルの意味が判明するのですが…狂気がやはり一番の恐怖。「少女」も被害者なんやけどなあ…やるせないです。

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    2012年01月29日

    Posted by ブクログ

    第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。息子は自殺幇助サイトに殺されたと信じる親の依頼を受けたセキュリティアドバイザが主人公のサイバーミステリ。ネタバレになるのでこれ以上書けませんが、オススメです。

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    2011年09月01日

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