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エンタメ企業ソニカのオンラインゲーム顧客データから個人情報が盗まれ、ネットで公開されてしまう。犯人はツイッターで犯行声明を出し、忽然と姿を消した。調査を依頼された82歳のセキュリティ・コンサルタント、吹鳴寺籐子が「社内の」ネットワークを走査すると……その他に「ウイルスソフトを買わせて金を奪う詐欺」「顧客データが暗号化される悲劇」等々、いま会社員が直面する危機と解決法を描き出したIT連作ミステリ
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御社のデータが流出しています 吹鳴寺籘子のセキュリティチェック
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一田和樹
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Posted by ブクログ 2022年02月20日
何と82才の可愛いお婆ちゃん、吹鳴寺 籐子。 職業は、サイバーセキュリティコンサルタント。 それも、超が付く一流の技術屋さん。 見た目と中身のギャップが良いですね。 最初は、クライアントの殆どが、籐子さんを甘く見ていますが、結果は言わんや... 籐子さんと鈴木さんの息の合ったコンビも、良いですね。...続きを読む ・フェイク・タイム ・見えすいた罠 ・キャッチボール効果 ・パスワードの身代金 の4篇 どれも面白いですが、特に、『見えすいた罠』では、ハラハラドキドキの連続です。 籐子と犯人が、パソコンのチャットで会話をしていますが、絶対分からないはずの居場所を当てられ、犯人が焦って逃げようと、後ろを振り返えると、そこに籐子の姿が... このシーンは、映画にもなりそうですね。 また、最後の『パスワードの身代金』は、何と、同居人の和田さんとの出会いの事件なんですね。 これを、最後に持って来るとは、にくいですね。 フォレンジックや脆弱性検査、RMT、ドローンを使った無線LAN乗っ取り、などなど技術的な用語も沢山出て来ますが、心配なく楽しめます(笑)。 結局、セキュリティの裏側って、人間自身の裏側なんですね。 お勧めの一冊です。
Posted by ブクログ 2020年08月29日
人間の脆弱な部分への向き合い方を考えさせられた。傘寿を過ぎてもなお依頼がやってくるセキュリティコンサルタントが、大胆に問題を解明していくところに胸が躍った。
Posted by ブクログ 2021年05月24日
まさにタイトル通り、企業のITセキュリティコンサルタントの話。面白かった。身近なところではノートPCのカメラは要注意!
Posted by ブクログ 2020年08月20日
80歳を過ぎたおばあちゃんがセキュリティ・コンサルタントとして走査するお話 違法な手段を使ってでも相手を緩やかに脅しつつ追い詰めていく吹鳴寺籐子さん 事件を表沙汰にしたくない企業とかの事情とかもあってまるでダークヒーローのように感じる面もある キャラとして面白いし、推測されるバックグラウンドとしても...続きを読むそんなに無理はない そしてセキュリティの専門家が書いてるだけあって、IT関連の描写に大きなツッコミを入れずに読める フィクションで描かれるIT系の描写ってホントに酷い時あるものなぁ 最近で言うなら、ドラマの◯沢直樹とかね(笑) しかしまぁ知識のない人にとっては若干のハードルの高さもあるかもね ルーターのセキュリティに言及するところとか あと、「走査」という言葉がスキャンの意味で、捜査の誤字じゃないのに気づくのだろうか? そして被害に遭っている会社のセキュリティ体制を見て、うちの会社は全然ダメだなという自省を促させる 基本的なセキュリティ体制の理念からして根本的に方向性が違うからね ま、どっちがいいというものでもないのだろうけど 描かれてあるお話は4編 ・フェイク・タイム 偽りの個人情報漏洩事件 ・見えすいた罠 企業内情報漏洩事件 ・キャッチボール効果 偽ウイルスソフト詐欺事件 ・パスワードの身代金 COBOLレガシーシステムの罠 シャドーITに関してはどこの会社でも対応は難しいよなー 後に他のところでも語っているけど、所詮は技術よりも人の問題だし 人にしたって悪気なく「便利だから」とかって理由で使ってしまうものね いくらルールで縛っても守らない人はいるからなぁ しかしまぁ、2番目の会社はかなり対策をやってると思うよ むしろ、過剰なくらいにね そこまで対策してて漏洩してしまったんだら仕方がないんじゃないかと、個人的には思う 描かれてある年代としては2012~2013年なので、今では出来なくなってる方法とかいくつか twitterのアレに関しては、セキュリティが強化されたので今はできなくなってるんじゃなかったっけ? 「知らない」は禁句というのはよくわかる 常に情報をアップデートしなければ生きていけない業界だしね 常に新しい技術や防御策が出てきてるしなぁ 走り続けなければ同じ場所にいられないのは大変 ところで、オンラインゲーム会社ってソニー?(笑) N電気ってNEC?(笑)
Posted by ブクログ 2019年08月14日
82歳のセキュリティ・コンサルタント・吹鳴寺籐子が、企業の情報漏洩、セキュリティに関するトラブルを解決していく連作短編集。 どんなに技術が進歩しても、悪事の背後にいるのは人であり、解決の手法も対人間、面白かった。
Posted by ブクログ 2017年12月04日
セキュリティインシデントを謎と捉えて、ミステリー風に解決するのがコンセプト。主人公のおばあちゃんは優しい口調とは裏腹に結構やり口はえげつない。ネタがコンピューターセキュリティだから仕方がない部分はあるけど、謎解き過程も結構力業だったり。でもまぁ、わりと面白かったです。
Posted by ブクログ 2017年11月03日
82歳にしてセキュリティコンサルタントを務める吹鳴寺籐子が、企業の情報セキュリティにかかわる事件を解決していくお話。 情報セキュリティ系の読み物としては読みやすいし面白いです。 専門用語は文章内で説明してくれているので知らない人でもなんとなくわかるとは思いますが、ある程度興味はないとしんどいかも。 ...続きを読む 日進月歩な業界なので、数年後には風化しているネタもあるかもしれませんが、今のところはある程度時代に合った物語を読めると思います。
Posted by ブクログ 2022年05月20日
IT のセキュリティについては全く分からなかったけど、謎が解決されていく過程が面白かった。 しかし、なるべくフラットにものを見たいと思ってても、「セキュリティの専門家です」と82才の吹鳴寺藤子さんを紹介されたら、やっぱり「えっ」と思ってしまうだろうな。偏見はなかなか根強い。
Posted by ブクログ 2020年08月31日
サイバーセキュリティコンサルタントが傘寿を超えた上品なおばあ様、という設定はキャラが立っていましたし、動機なども特別に不自然さを感じませんでした。ミステリ(謎解き)としても楽しむことができる本だと思います。 とはいえ、ネットワークやプログラム、PC環境などについての一定程度の知識がないと、少しわか...続きを読むりづらい(状況をイメージしづらい)こともあるかもしれません。 ネットワークでのトラブル(主に個人情報の流出)に困った企業からの依頼を受けて主人公が調査にあたる、という筋書きですから、個人ベースで何らかの対策をとったり、作品世界のできごとを自分事として感じたりする(=臨場感をもつ)ことは少し難しいかもしれません。
Posted by ブクログ 2020年06月03日
エンタメ企業ソニカのオンラインゲーム顧客データから個人情報が盗まれ、ネットで公開されてしまう。 犯人はツイッターで犯行声明を出し、忽然と姿を消した。調査を依頼された82歳のセキュリティ・コンサルタント、吹鳴寺籐子が、「社内の」ネットワークを走査すると…「アンチウイルスソフトを買わせ金を奪う詐欺」「顧...続きを読む客データが暗号化される悲劇」等々、いま会社員が直面する危機と解決法を描き出したIT連作ミステリ。 オビには「パスワードを手帳にメモしてしまう人は意外に多い」というコメントが書かれている。 手帳にメモするどころか、デスクのパーテーションにメモを留めていたり、何ならPCそのものに付箋を貼り付けている人も決して少なくなさそうだ。 一般的な企業はもちろんのこと、IT関連企業でもセキュリティに対する意識が完璧であるとは言い難い。 書店員になるまで、十年以上もシステムエンジニアをやっていた僕が言うのだから、間違いない。 このコメントを見て「あ痛てっ」と思う人はそれこそ「意外に多い」のではないかと思う。 思わず本を手に取ってしまいそうだという意味では結構秀逸なオビなのかも。 内容もオビに偽りなく、興味を持って手に取った人の期待は裏切らないだろう。 連作短編集で、いずれも「データ流出等のネットワークトラブルが起きる」⇒「IT関連事件解決のスペシャリストである主人公が依頼を受けて出馬」⇒「解決」というパターン。 ワンパターンではあるが、それなりにバラエティに富んだ事件が起きていて、愉しく読める。 とは言え、パソコンやネットワーク、システムに詳しい人間でなければその違いはわかりづらく、「毎回同じパターンでつまらないな」と思うかもしれない。 IT用語などについてはわりと丁寧に説明されているので、知識が無い人間でも理解ができないということはないのだけれど(ルーターの説明は要らんけどIPAは説明した方がいいだろ、とか細かいツッコミはあるとしても)、特殊な専門分野を舞台にした小説にありがちな「知っている人間だけが面白い」パターンに陥っているような気もした。 ネットワークセキュリティのスペシャリストが傘寿を迎えたお婆さんという設定は面白いと思う。 そのお婆さんの家になぜか同居している「和田」という女性の存在に読者は「なんだこの女? どうしてここに住んでいるのか? そもそも物語においてどういう意味を持つのか?」という疑問を抱くかもしれない。 その疑問は最終話で氷解する。その仕掛けにはちょっとニヤリとさせられた。
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