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Posted by ブクログ
仕事、結婚、男、子ども…いつの時代であっても、女性にとってこの4つをすべて満足ゆくレベルで満たすことは難しい。
改めてそう考えさせられた一冊。
仕事ができるからとて、そこに注力することは本当に幸せなのか。仕事を切り捨て家庭に注力することが本当に満足ゆく生活になるのか。仕事と家庭を両立させることは可能なのか。
いま女性平等が叫ばれている中、女性が仕事を男性並みにできるようになったからとて、昔より幸せが増えたとは考えにくい。昔から状況は何も変わってないから。
いつになってら私たち女性は、全てを満足に熟るようにのか。それは永遠に不可能なんだろうか。
…何度か読み直し、考え直したいと思った。
Posted by ブクログ
結婚しても仕事を続けるって今は普通(というよりもそうしないと生活できない)だが、昔は「寿退社」なるものが当たり前だった。本作は、そんな時代にある雑誌の編集部で出会った3人の女性の物語。フリーのライターとイラストレーターと後に専業主婦となる雑用の女性社員という組み合わせがどう絡んでいくのか。この流れがとても自然だった。そして3人が一緒に見に行った新宿騒乱。その臨場感がいい。
他にも時代時代の出来事が絡んでくるのが妙にリアルだった。窪美澄さんは実際にあった出来事と絡めた物語を描くのが本当に上手だ。
3人のうち2人がたどる人生の最後はとても幸せとは思えない。でも、だからどうだっていうのか。自分たちがやりたいようにやって生き抜いた人生。それが次の世代を作ったとも言える。それだけでも十分に意味のある人生だったはずだ。
結婚しても出産しても、仕事を続けて自分のしたいことをしようとする女性は増えていると思う。でもそれって社会が成熟しただけじゃなくて、男の給料だけでは生活できなくなってるという後ろ向きな意味合いもあるのが悲しい。
そんなやや小難しいことを考えてしまったが、単純に物語として面白い小説だった。窪美澄さんの懐がどんどん深くなっている。これからも読んでいきたい作家だ。
Posted by ブクログ
努力して才能を開花させた2人の女。共に伴侶がいる。1人は夫との生活を築くために働き、もう1人は子供も母親も養うために身を削る。それでも、夫や子供には疎まれる。一方、専業主婦として家族を支えている女。夫が働いて生活費を稼いでいる。それが臆して遠慮がちに日々を送る。稼ぐ/支えるどっちの立場だろうが当人がどちらかに大きく振れてしまうと噛み合わなくなってしまうのか。どちらが稼ごうが有名になろうが気にすることなく支え合って行くことは難しいのか?お互いを思うあまりの結果が幸せで無いのは何とも言いようがない。次の世代がそれを反面教師にして人生を楽しむべし。
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