トリニティ(新潮文庫)

トリニティ(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

仕事、結婚、男、子ども……私はすべて手に入れたい。欲張りだと謗られても――。1960年代、出版社で出会った三人の女。ライターの登紀子は、時代を牽引する雑誌で活躍。イラストレーターの妙子は、才能を見出され若くして売れっ子に。そして編集雑務の鈴子は、結婚を機に専業主婦となる。変わりゆく時代の中で、彼女たちが得たもの、失ったもの、そして未来につなぐものとは。渾身の長編小説。(解説・梯久美子)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

トリニティ(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    女性なあなたは、次の質問にどのように答えるでしょうか?

     “仕事、結婚、男、子ども。すべて求めるのは罪ですか”

    1980年代には世帯全体の6割以上を占めていたのが昨今3割を切ったという『専業主婦』。1972年にピークを迎えた後、減少の一歩を辿る婚姻件数。そして、1982年以降44年連続で減少し続

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    1960年代、一つの雑誌を通して出会った3人の女たち。ライター、イラストレーター、編集雑務。女性が働き続けるということが、今以上に難しく大変だった時代。3人それぞれの選択と、それからの人生。多くの犠牲を払いながら、自分の選んだ道を突き進んでいく。私が生きている「今」は、先人たちが切り拓いてくれた「未

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    ギュンギュンに胸が締め付けられた。

    何かを得て何かを失うと言う事がしっかりと伝わった。
    人生に強烈な輝きを発する瞬間があって、ことあるごとにそこに立ち返る、良いんだか悪いんだか。

    でもそんな思い出があるから乗り越えられる今がある。

    もうやっぱり窪美澄さんは大好きです。

    0
    2023年05月09日

    Posted by ブクログ

    いつの時代も隣の芝は青いのかもしれない。

    仕事、結婚、子ども、お金、やりがい、幸福度…。どれをどれだけ選んだとしても、その人の人生。周りがとやかく言うことではないけれど、隣の芝を覗いてみては口を出す。そして、自分も自信がないから隣を覗いてしまう。勝手に覗いておいて、「これでいいのかな。」と不安にな

    0
    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    最初は奈帆の祖母、母、奈帆自身の3世代の話かと思ったがそうではなく、祖母の鈴子、同時代にイラストレーターとして一世を風靡した妙子、作家の登紀子の3人の女性の人生の壮大な物語。奈帆の登紀子へのインタビューからどんどん引き込まれていった。それぞれに仕事、結婚、子ども、親…について様々に悩み、人によっては

    0
    2022年01月09日

    Posted by ブクログ

    仕事、結婚、男、子ども…いつの時代であっても、女性にとってこの4つをすべて満足ゆくレベルで満たすことは難しい。
    改めてそう考えさせられた一冊。

    仕事ができるからとて、そこに注力することは本当に幸せなのか。仕事を切り捨て家庭に注力することが本当に満足ゆく生活になるのか。仕事と家庭を両立させることは可

    0
    2021年11月07日

    Posted by ブクログ

    結婚しても仕事を続けるって今は普通(というよりもそうしないと生活できない)だが、昔は「寿退社」なるものが当たり前だった。本作は、そんな時代にある雑誌の編集部で出会った3人の女性の物語。フリーのライターとイラストレーターと後に専業主婦となる雑用の女性社員という組み合わせがどう絡んでいくのか。この流れが

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    努力して才能を開花させた2人の女。共に伴侶がいる。1人は夫との生活を築くために働き、もう1人は子供も母親も養うために身を削る。それでも、夫や子供には疎まれる。一方、専業主婦として家族を支えている女。夫が働いて生活費を稼いでいる。それが臆して遠慮がちに日々を送る。稼ぐ/支えるどっちの立場だろうが当人が

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    女性3人の生き様を丁寧に描いた作品。
    1960年代、女は家庭で生きることが普通とされていた時代に、登紀子と妙子は仕事に恋に一生懸命生きる。女性の仕事と家庭の両立は難しい時代ですが、そんな中で必死にもがきながら、いばらの道を歩く2人がとても頼もしく感じました。この小説を読む現代の女性に対して、勇気を与

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    序盤はやや冗長に感じましたが、登場人物それぞれが選び、それを振り返り、必死になってゆく中盤以降はテンポよく楽しむことができました。
    思ってもみない方向から打ち付けられる展開や心理描写はほとんどありませんが、順当に面白かったです。
    登紀子さんが、新しい夫婦の形を実践しているつもりだった、と気が付いてし

    0
    2024年11月03日

トリニティ(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

窪美澄 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す