宙色のハレルヤ

宙色のハレルヤ

小説・文芸
1,800円 (税込)

9pt

たとえままならずとも。あたたかな恋の旋律

人を好きになること。その人のなかに飛びこんでいくこと。
あんな怖いことをよくやったね自分。

「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。

恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。
目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。

一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    宙色のハレルヤ
  • タイトルID
    :
    2027114
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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宙色のハレルヤ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    恋愛というより、人生の苦み、傷と対峙する主人公から目が離せず読み入ってしまった。
    特別ではなく、人の揺れ動く感情がリアルに描かれ、刺さって仕方なかった。
    海鳴りの遠くに。この主人公が、夫を想う気持ちは何だろう。しみじみとした大人の気持ち。
    風は西から。こうやって傷を負いながら大人になっていくのだなと。甘酸っぱさの中にも教えはありそう。遠い目になった。
    赤くて冷たいゼリーのように。主人公が自分の人生を振り返りながら、今、葛藤する姿に感情移入してしまった。

    誰かがふと生活に入り込んで来ることで、気付かされることってあります。
    さりげないようで、深くて胸がギュッとなった。
    独立した短編、やはり良いなと心動かされた作品でした。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    6編の短編集。年齢も性別も、環境も違う各々の恋の道。でも、みんな、真剣に人を愛し、溺れ、時には傷つき、それでも人生は続いていく。

    どれも、せつない話ばかり。自分的にはラストの「雪が踊っている」が沁みたなぁ。会話がない分、よけいにつらい。けど、人生ってこういうもんだよねって思っちゃう。

    あのときと今は違うし、どんなに望んでも「あのとき」には戻れない。なのに、ひょんなことから交差してしまい、「やっぱり運命なの?」なんて言いたくなる。

    人生には、運命も奇跡もないのにね。人生にあるのは「偶然」だけ。それ以上でも、それ以下でもない。だから、涙も出ないほどせつないんだ。

    0
    2026年05月01日

    Posted by ブクログ

     音楽がお好きなかた、特にドビュッシーがお好きなかたには親しみやすい(?)かもしれません。。。

     恋愛小説って良いですね♡
    適度な緊張感の中に感情の押し引きが見え隠れして、関係性がどう変化していくかをドキドキしながら読み進める。 楽しい作業です。

     一概に幸せに満ちたものばかりではないけれど、人それぞれの思いや事情があって。。。 相手を思いやったり、タイミングがずれたり。。。
     なかなか一筋縄にはいきません。

     けど、そんな経験のひとつひとつが、人生をキラリと飾る宝石のようなものになるのかもしれません。
     ひと様に語りたいような、秘めておきたいような。。。

     そんな経験を追体験できるのが読書の醍醐味です♡
     楽しみましょう、酔わせてもらいましょう♡

     作品の詳細は、さてさてさんのレビューをご覧いただくとよく分かります♡

    〔作品紹介・あらすじ〕
    「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。
     恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。
    目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。
     一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。
    ◆◇あらすじ◆◇
     夫を亡くし、10年間の結婚生活に終止符が打たれた恵美は、夫の残した別荘に暮らしている。心は悲しくもせつなくもないけれど、思い出すと目から自動的に涙が零れる。 
     自分が、女を好きなわけがない。そう納得させたくてした結婚だった。
     ある日、隣に画家の女性が越してきた。絹香と名乗る彼女と行き来するうち、恵美は自分の胸の奥の痛みに気づく。絹香もまた、怒ったように言う。
    「恵美さん、旦那さんという人がいた人だったんだ」(「海鳴り遠くに」)
     高校を休みがちになった僕の家へ、夏休みの間だけはとこの桃子さんがやって来ることになった。両親の離婚により始まった母との2人暮らしにも慣れ、告白されて彼女もでき、〈幸福が加速している!〉はずだったのに……。(「風は西から」)
     自分は「普通」ではない。だから木に化ける蛾のように擬態を続け、「普通」の人間なのだ、と思い込もうとした。
     そうして70手前になった学校清掃員の老人はある夏、昔想いを寄せた友人によく似た少年に出会う。「男女(おとこおんな)」と呼ばれいじめられていた彼と関わるうち、自宅に招き食事をともにするようになる。だが、2人のひと夏の終わりはすぐそこまで来ていた――。(「赤くて冷たいゼリーのように」)           
     ――直木賞受賞作『夜に星を放つ』を超える感動をもたらす全6編
     読み終えた後、「いろいろあるけど、こんな人生も悪くないな」と顔を上げられる、至極の短編集です。

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    恋にまつわる短編集。展開が予想外で楽しい。わりと前向きになれる方向なので、読後感は悪くないです。

    第1話 10年間連れ添った夫を亡くして3年。家にいると夫のにおいがするみたいで、別荘で暮らしている。

    第2話 僕は彼女に告白されて、つきあいだした。ただ、爆速で「どこが好きなのかわからなくなった」と言われてしまう。

    第3話 行きつけの居酒屋さんで、「新人さんが入ったんですよ〜。足の綺麗な子なんです。」と言われてみてみたけど、中野さんはパンツスタイルだったので、足が綺麗かどうかは不明だった。僕は恋に疲れている。

    第4話 定年後、山の上の高校の清掃員をやっている。子供はいない。

    第5話 住宅や店舗の内装デザインの会社で働いている。Yとはうまくいく気がしている。

    第6話 息子の紡は小学校3年生になってもトラブルが多い。今日も塾から友達に手をあげたらしく電話がかかってきた。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    短編6作品
    切ない恋愛物語ですが心に残ります
    ・海鳴り遠くに
     夫を亡くして別荘で一人暮らす恵美…
     隣の別荘にきた彼女と新しい時間が動きだす

    ・風は西から
     『禍福は糾える縄のごとし』…とは言え、
     告白された彼女から
     好きなのかどうかわからなくなっちゃった」って…
     そして自分の親友を好きになってしまうなんて
     辛い…
     そんなとき、桃子さんがナイスアドバイス!
     ちゃんとみて、助けてくれる人がいるよ
     言葉にして伝えて

    ・パスピエ
     板倉さん、中野さんを守っているはずが…
     あーもー

    ・赤くて冷たいゼリーのように
     年齢も性別も関係なくお互いを大切に思いあえる
     時間が尊い

    ・天鵞絨のパライゾ
     どうしようもないことに巻き込まれてしまったこ
     とで、ぼろぼろになった私
     ユーシェンが優しく洗ってくれたとこが好き

    ・雪が踊っている
     会わなくてもいい人と、子供を通して会ってしま
     う…昔、手痛い別れをした結婚しようとしてた人
     最初からなにもなかったと…

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    恋愛のパターンがいろいろありすぎて、否定しないけど肯定するには、勇気が必要かな?でも、傍観的に楽しむには結構いいストリー達でした。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    爽やかな感じの表紙だな〜と思い手に取りましたが、中身はなかなか濃いめの恋愛小説でした(笑)。
    男子高校生の甘酸っぱいものからLGBTQまで盛りだくさん。
    わが子の友達の親が元彼だったらどうする?ぎゃーっ!
    衝撃だったのは「パスピエ」。登場する女が怖すぎる。こんなんされたら女性不信になるよ…(汗)。男性が立ち直れるかどうか心配。


    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    出会いがあって別れがあって。
    いろんな形の恋愛 でも どれも 物悲しい。
    どのお話も好きでしたが 特に
    「風は西から」 「赤くて冷たいゼリーのように」「雪が踊っている」が良かったです。
    ドビュッシーの夢想とパスピエを検索して聴きました。優しくて軽やかな素敵なピアノ曲でした。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    「天鵞絨のパライゾ」が1番好きだったなぁ。

    好きになっても、いちばん好きな状態のまま、気持ちは続かないよね。誰かを好きだった気持ちってちょっとずつ減っていく。・・・だったら、最初から好きにならなければいいのに

    と言った私に対して

    そういうふうに巻き込まれてしまうことがあるでしょう。自分ではどうしようもないことに。

    と返答したユーシェンの言葉。


    自分でもあがらえないほどの強い気持ちや想いで締め付けられて、切なさと苦しさの狭間で揺れること、ある。
    それを、『巻き込まれてしまう』と表現している言葉がなんだか腑に落ちるというか、心にスっと残った。

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読む著者、6篇の愛情に絡んだ短編作品、それぞれなかなか面白いのだが惜しむらくは余りにも短い短編、もっと膨らませて中編程度になるはずだ、余程の大傑作でもない限り短編では直ぐ忘れちゃうよ。

    0
    2026年03月21日

宙色のハレルヤ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    宙色のハレルヤ
  • タイトルID
    :
    2027114
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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