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たとえままならずとも。あたたかな恋の旋律 人を好きになること。その人のなかに飛びこんでいくこと。 あんな怖いことをよくやったね自分。 「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。 恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。 目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。 一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。
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Posted by ブクログ
恋にまつわる短編集。展開が予想外で楽しい。わりと前向きになれる方向なので、読後感は悪くないです。 第1話 10年間連れ添った夫を亡くして3年。家にいると夫のにおいがするみたいで、別荘で暮らしている。 第2話 僕は彼女に告白されて、つきあいだした。ただ、爆速で「どこが好きなのかわからなくなった」と...続きを読む言われてしまう。 第3話 行きつけの居酒屋さんで、「新人さんが入ったんですよ〜。足の綺麗な子なんです。」と言われてみてみたけど、中野さんはパンツスタイルだったので、足が綺麗かどうかは不明だった。僕は恋に疲れている。 第4話 定年後、山の上の高校の清掃員をやっている。子供はいない。 第5話 住宅や店舗の内装デザインの会社で働いている。Yとはうまくいく気がしている。 第6話 息子の紡は小学校3年生になってもトラブルが多い。今日も塾から友達に手をあげたらしく電話がかかってきた。
どの作品も感情移入頻りである。傷ついた人に差し伸べられる救いの手が優しく温かい。『風は西から』の桃子さんや『赤くて冷たいゼリーのように』の宏(おじさん)のように。『パスピエ』の想定外のオチに驚愕。板倉の雄叫びが聴こえてきた。
一番最初の「海鳴り遠くに」では心をどんどん解放していく登場人物をみて、ずっと蓋をして無視してきた自分の気持ちが剥き出しにされていくような怖さと、それでも続きが知りたい気持ちとが混ざり合って何度も本を閉じては心を落ち着かせながら読んだ。 今、恋をしていないけれど次そういう人に出会ったときは止まれないか...続きを読むもしれない。 この作品はそれぐらい私にとって強い衝撃があった。 いろいろな人がいて、いろいろな生き方がある。 当たり前のことだけど、それがこの世の面白さであり、小説を読むことの面白さでもあるなと思った。
あんまり恋愛モノは読まないし、短編は好きではないけど、これは6編全てとても面白かった! 短編だけど物足りなさもなく、長編を読んだかのような読後感。キラキラしているだけじゃない恋愛モノは好き(笑)
少しずつ噛み合っていなくて、どこかうまくいかない、様々な恋の形を描いた6編の短編集。 「風は西から」 はとこのご飯で立ち直る高校生のひと夏の青春。唯一爽やかな物語。 「パスピエ」 足が綺麗な中野さんが転がり込んできた板倉が、告げられたまさかのラストを迎える。彼のこの先が心配。 「赤くて冷たいゼ...続きを読むリーのように」 自分を普通でないと隠して生きてきた高校清掃員が、いじめにあっている少年に出会う。かつて好きだった友人に重ね、心を通わせるが‥。抑え込んできた思いと、身動きの取れない苦しさ、もどかしさが、赤いゼリーの鮮やかで残酷なイメージに重なる。 「雪が踊っている」 不本意な別れを強いられた元彼との再会。声をかけてくる元彼に戸惑い、一方で互いの子供たちが仲良くなってゆく。だがここでの再会は途切れた過去の続きではない。白く儚い雪のイメージが美しい。
恋愛小説集。 人を好きになるのって辛いなーキツイなーって思わされる話が多かったです。でも、読んでいて嫌な気持ちになる訳ではなく。過去の恋愛で感じたやるせなさとか悔しさとかそういう気持ちが昇華されるようなそんな読後感でした。 特に「天鵞絨のパライゾ」は、登場人物の一人が主人公に「そういうふうに巻き込ま...続きを読むれてしまうことがあるでしょう。自分ではどうしようもないことに」というセリフに救われた気持ちになりました。好きになってもどうしようもなく上手くいかない恋愛はあって、それは自分が悪い訳ではないんだよと言われたような気持ちになりました。 他にも、両親の離婚後積極的に家事を分担する高校生の主人公が付き合っている女子からの言葉で心のバランスを崩しかけたとき、はとこが家にやって来る「風は西から」と、定年退職後学校の清掃の仕事をする主人公の男性が学生時代に好きだった同級生の男子と似た少年と出会う「赤くて冷たいゼリーのように」が好きでした。 どの話も、主人公は失恋後明るく前向きに…という訳にはいかず、割とベソベソ泣いて未練タラタラなのですが、それでも頑張って生きていこうとする姿がとても眩しく感じました。
短編集であるけど、どれも良かった。恋愛も色々な形があり、何がよくて何が悪いと言うことではない。自分の心の中で蓋をして次の1歩踏み出すことが大事と思う。いろいろとあるけど、新しい人生の始まりでもある。
もうね、珠玉の短編集(6編)どれも沁みる。どれも胸に迫る。 中でも最後の発達障害の紡(めっちゃ純粋で可愛い)を育ててるパート勤務の女性の過去結婚も考えてた男性との子どもたちを通しての再会と別れを描いた「雪が踊っている」 まるで自分が追体験したかのような心持ちになった。 マイノリティの恋愛も、高校生の...続きを読む夏休みにご飯を作りにきてくれる従姉妹のお姉さんの作る焼きそばもタコスもめっちゃ美味しそう。この男子高校生の陸の心情もめっちゃわかる。(彼女が親友とつきあい出した) あと、”パスピエ”これ”世にも奇妙な物語”になりそう。 あの妖精みたいな猫みたいな中野さんが(ストーカーが怖いからと板倉くんの部屋に住み着いた)足の綺麗な小柄な中野さんが居酒屋の大将の奥さんで30歳だったなんてね。 しかも何回もこうやって家出を繰り返してるらしい。 板倉くんの束の間の夢のような生活だったね。 ちなみに’””パスピエ”はドビュッシーの曲らしい。
「海鳴り遠くに」「風は西から」が好きだった。恋愛小説集とあったけど、それもこれも恋愛なのか、とその広さに感心してしまう。普通なんてないのだと、自分の気持ちを伝えるのも隠すのも正解不正解ではないんだと言ってくれているよう。
色々な恋の形の短編集。別荘暮らしの“海鳴り遠くに“と、老人と高校生が出てくる“赤く冷たいゼリーのように“が好きだったかな。“パスピエ“怖かった…。
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