堀井拓馬の作品一覧
「堀井拓馬」の「なまづま」「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「堀井拓馬」の「なまづま」「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本ホラー小説大賞は、たまにこういったものが出てくるから侮れない。個人的には角川ホラー文庫の装丁ヤメればいいのに、と、思う。もっと差別化した装丁にすればいいのに。そのほうがこの「なまづま」の良さと心地悪さが際立つだろうに。
例えば読書がスキで、あたしみたいにグロへの耐性がかなりある知人がいたとしたらあたしはこの本、迷わず勧める。その時の確認事項としては例えば、日本ホラー小説大賞に沿っていけばおそらく、こうだ。
以下、A群とB群でB群の方がスキ、あるいは最低限B群が「読める」。
A群例:「黒い家」「ジュリエット」「パラサイト・イヴ」「嘘神」
B群例:「姉飼」「夜市」「鼻」「粘膜人間」
上
Posted by ブクログ
ヌメリヒトモドキは切っても焼いても真空に閉じ込めても、何をしても死なない。悪臭を放つ粘液を垂れ流し、ゴキブリのように人の住む町に増える。
そして、人の頭髪や爪、死肉、記憶などを与えると、その人間とまったく同じ意思を持った「近似個体」に成育していく特徴をもつ。
主人公はヌメリヒトモドキを研究する研究員で、最愛の妻を亡くしている。
研究チームの一人をヌメリヒトモドキにコピーすることに成功し、そこから妻の蘇生を思い立ち、狂気にとりつかれていく。
哲学の思考実験「スワンプマン」をホラーに落とし込み、人間のディスコミュニケーションを描いた物語として、とても面白く読めた。
ただ、終盤で急ハンドル