堀井拓馬の作品一覧

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作品一覧

2021/09/10更新

ユーザーレビュー

  • 夜波の鳴く夏
    美貌の下に暴力と狂気と歪んだ愛情を宿した少女、コバト姫。かあいいお肉ちゃんと名付けられ、そんな彼女に狂おしく恋焦がれるぬっぺほふ。
    穢らわしくて生臭い愛情の結末は残酷だが、二人にとってはそれが幸せ。
    二人が求めていたのは、暖かくて優しい感情ではないからだ。
    人を選ぶ内容だが、大正浪漫でエログロな人外...続きを読む
  • なまづま
    日本ホラー小説大賞は、たまにこういったものが出てくるから侮れない。個人的には角川ホラー文庫の装丁ヤメればいいのに、と、思う。もっと差別化した装丁にすればいいのに。そのほうがこの「なまづま」の良さと心地悪さが際立つだろうに。


    例えば読書がスキで、あたしみたいにグロへの耐性がかなりある知人がいたとし...続きを読む
  • なまづま
    ヌメリヒトモドキは切っても焼いても真空に閉じ込めても、何をしても死なない。悪臭を放つ粘液を垂れ流し、ゴキブリのように人の住む町に増える。

    そして、人の頭髪や爪、死肉、記憶などを与えると、その人間とまったく同じ意思を持った「近似個体」に成育していく特徴をもつ。

    主人公はヌメリヒトモドキを研究する研...続きを読む
  • なまづま
    選評にもあるとおり、よく言えば濃密な文章、わるく言えばしつこくねちっこい文章。
    がしかし、このどろどろでぐちゃぐちゃな物語にこの文章はマッチしているのではないか。
    ホラー好きを自称しておきながら読書経験の乏しい僕だが、この作品には強い衝撃を覚えた。
    傑作であると思う。
    短編賞受賞作の『穴らしきものに...続きを読む
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話
    「てのひら怪談」よりもさらにミニマムな「ゆびさき怪談」。140文字以内という制約があるけれど、それでも、というかだからこそ描き出されるさまざまな恐怖が魅力的です。描かれない部分も多いけれど、その分想像力が恐怖を増幅させることも。
    怖いと思ったのは織守きょうや「首がない」「橋姫」、澤村伊智「地獄」「フ...続きを読む

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