作品一覧

  • うたかた 吉原面番所手控
    -
    1巻935円 (税込)
    花魁・夕顔の推理を頼りに、遊郭内での事件を次々と解決してきた隠密廻り同心の木島平九郎は、体調不良のため出仕できなくなってしまう。夕顔は、代役の新人同心とともに、再び事件解決にあたるが……。書き下ろしシリーズ第2弾。
  • 本格王2019
    3.0
    1~7巻814~1,001円 (税込)
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎
  • 吉原面番所手控
    4.0
    1巻880円 (税込)
    「すべての事件を解決したのは、花魁なのだ」 40年間、吉原面番所を勤め上げた隠密廻り同心の木島平九郎。その手腕を認められてきた彼だが、自身の死を前に、胸に秘めた真実を語り始める。花魁たちの切なさがあふれる、はかなくも切ない書き下ろしミステリー時代小説。
  • 虹の涯
    3.0
    1巻1,799円 (税込)
    元治元年三月、筑波山で蹶起(けつき)した天狗党の首領格・藤田小四郎は、攘夷の使命に燃える水戸藩士であった。武芸に秀で責任感が強いが、向こう見ずな性格でもある。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。天狗党を援助する大店での傷害事件。それらを同じ手習所で学んだ昔馴染み、漢方医・山川穂継と共に検めてゆく。さらに最終話では、過酷な真冬の行軍だったとされる天狗党西上の際、戦場に度々現れた殺人鬼〈化人(けにん)〉の謎を大ボリュームで活写する。天狗党の向かう虹の涯(はて)には何が──。『恋牡丹』『雪旅籠』で注目の著者が贈る、最新連作長編。/【目次】天地揺らぐ/蔵の中/分かれ道/幾山河
  • 雪旅籠
    -
    1巻880円 (税込)
    江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門は、若かりし日より悪人の捕縛や吟味に辣腕を振るい、『八丁堀の鷹』と謳われてきた。妻に先立たれ、園芸と囲碁を趣味にする惣左衛門と、やり手の父親を持ちながらどうにも気弱な息子清之介。対照的な同心親子が、時代に翻弄されながらも、遭遇した謎に真摯に対峙する。大老井伊直弼が暗殺された桜田門外の変を題材にした「逃げ水」、雪に閉ざされた旅籠での殺人事件の謎を描く表題作「雪旅籠」など全八編。惣左衛門親子に加え、惣左衛門の後添えとなる花魁お糸の推理もますます冴え渡る。時代ミステリ『恋牡丹』姉妹編、登場。【収録作】「埋み火」/「逃げ水」/「神隠し」/「島抜け」/「出養生」/「雪旅籠」/「天狗松」/「夕間暮」/後書き
  • 恋牡丹
    3.0
    1巻774円 (税込)
    北町奉行所に勤め、若き日より『八丁堀の鷹』と称される同心戸田惣左衛門と息子清之介が出合う謎の数々。神田八軒町の長屋で絞殺されていたお貞。化粧の最中の凶行で、鍋には豆腐が煮えていた。長屋の者は皆花見に出かけており……「花狂い」。七夕の夜、吉原で用心棒を頼まれた惣左衛門の目の前で、見世の主が殺害された。衝立と惣左衛門の見張りによって密室状態だったはずなのだが……「願い笹」。惣左衛門と清之介親子を主人公に描く、滋味溢れる時代ミステリ連作集。移りゆく江戸末期の混乱を丁寧に活写した、第27回鮎川哲也賞最終候補作。

ユーザーレビュー

  • 吉原面番所手控

    Posted by ブクログ

     遊郭での起きる不可解な事件を花魁の夕顔が解決する時代劇×本格ミステリーで、雪密室や消えた凶器、ダイイングメッセージ等の謎が魅力的ながらも、それ以上に儚げで何処か謎めいた夕顔という一人の花魁が送った生涯に思わず惹かれていた。

    0
    2025年07月04日
  • 吉原面番所手控

    Posted by ブクログ

    時代ミステリ連作で、ある遊女の探偵行為と事件を描きながらその時代ならではの真実を描くのはいいね。

    3078冊
    今年306冊目

    0
    2025年12月03日
  • 虹の涯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    安政江戸地震で家屋の下敷きになり死んだとされる藤田東湖。「天地揺らぐ」。

    天狗党西上中、各藩との戦いの後、瀕死の重傷者の腹を切り裂く〈化人〉。「幾山河」。

    「蔵の中」「分かれ道」。

    小四郎と穂継のコンビが良いけど、天狗党の末路は分かっているので辛い。

    0
    2025年11月24日
  • 吉原面番所手控

    Posted by ブクログ

    何となく面白そうだと思って買ったけど、期待以上の掘り出し物だった。作者の名前も、初めて聞いたので、大変失礼だけど、そんなに期待していた訳ではなかった。結末は、ある程度、予想した通りだったけど、最後まで一気に読んでしまった。

    0
    2024年11月05日
  • 恋牡丹

    Posted by ブクログ

    「戸田義長」の連作時代小説『恋牡丹』を読みました。
    ここのところ時代小説が続いていますね。

    -----story-------------
    北町奉行所に勤める「戸田惣左衛門」は、『八丁堀の鷹』と称されるやり手の同心である。
    七夕の夜、吉原で用心棒を頼まれた「惣左衞門」の目前で、見世の主が刺殺された。
    衝立と「惣左衞門」の見張りによって密室状態だったのだが……『願い笹』。
    江戸から明治へと移りゆく混乱期を、「惣左衛門」とその息子「清之介」の目を通して活写した。
    心地よい人情と謎解きで綴る全四編を収録。
    本書は第27回「鮎川哲也賞」最終候補として、受賞作の『屍人荘の殺人』、優秀賞の『だから殺せな

    0
    2023年11月01日

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