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Posted by ブクログ
木原さんの作品は読んだうち1/3くらいは、BLというジャンルに入れるのをためらいます。
BLのレーベルからでてるからそこに入れてるだけ、、といった感じで、読み物としては純文学でもいいのじゃないかと思っています。(もっとも、この純文学と言う分け方も、どうも個人的には眉唾物で好きじゃないんですが、行ってしまえば、そもそもジャンル分けに何の意味があるのか?とか言う疑問から始めなくてはいけないので、あくまで、あとで思い出す時の目安程度、、、ということで)
さて、妄想癖のある主人公と、彼が出会った脳機能障害のある男性との話ですが、この主人公の感情の推移に絡ませる妄想の扱い。その表現の上手さに、ページを繰るのをやめられない。
メインのお話のあとに、相手の男性の周辺のお話が2つあるのですが、特に2つめは、多分BLというものが読みたいと思ってる読者には全くなくてもいいものでしょう。
でも、メインの話でゆっくりとそのキャラに魅かれた読者は、きっと優しくなるために読めて良かったと思うでしょう。
BLというジャンルで出された文庫にこういう話を入れて来られるのは、さすがというか、木原さんの読者層がそれをちゃんと受け取れると解っているからなんだろうなと思えます。
ここのところ軽いBLで、散々失望して、ここに書く気も起きなかったものばかり立て続けに読んだために、久しぶりに引っ掻き回した本棚に、読み忘れていたこの作品があって良かったです。
幸せになって
読み終えた後 良かったぁ〜という感情と共にポーっとなってしまいました。
最初は え?殺人? これはBLでなくサスペンスなのかと驚きましたけど…
充…気持ちのいい子。絶対幸せになって欲しいです。
3部に分かれています。
視点が変わるので心情や真実が見えて読みやすかったです。
最初啓太は充のことを名前ではなく男としか表現してなかったので妙な怖さがありました。それに殺人の告白から始まるから素直で優しい充が巻き込まれて大変だ!と思ったけど妄想で良かった。
孝則さんも幸せになるといいな。
商業BLじゃなくなんだかの文学小説を読んでる気がした、とても品のある作品でした。
大きな秘密を抱えたお二人がお互いを助け合って幸せになれて本当に良かったです。
読み甲斐があってとても癒されました。
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