ナンチャンとオードリー若林の中で昔この本が流行ってたらしく、読んでみた。
舞台は佐渡。
著者は新潟市出身で、本書の中では流暢な新潟弁が披露されている。
自分も新潟市出身なので懐かしく読んでいたが、語尾の「だっちゃ」だけが引っかかった。
自分は聞いたことが無かった。
調べてみると佐渡弁なのだそうだ。
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そういえばうる星やつらのラムちゃんも同じ語尾だし、作者の高橋留美子も新潟出身だったなと思いついた。
調べてみたのだが、ラムちゃんは仙台弁を参考にしたんだそうだ。残念!
海で発生した泡が花吹雪のように舞う「波の花」という自然現象も初めて知った。
この時代にもあったのかどうか分からないけれども西日本、東日本の文化あるあるがクスッとさせられる。
「その、馬鹿、言うのはやめてくれや。京の人間にはこたえるわ。」
アホならいいんだよねきっと。
ストーリーが重厚で悲劇的だけど、こういった小ネタやたつ丸の存在や、恋愛もちょっとあってとてもバランス取れてると思う。
また歳を重ねて再読したら感じ方が変わりそうな一冊。