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Posted by ブクログ 2020年11月04日
初めて読む作家さんの本。シンプルにとても面白くて、あっという間に読んだ。
読み終えて、これまで知らなかった木原音瀬さんについて検索してみたら、基本はBLの作家さんらしい。今年の中頃に読んだ凪良ゆうさんも確かそうだったけれど、BL作家が書く一般作というのは、直接同性愛的な描写はなくても、BL作家とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月30日
日向には秘密がある。口の中で生き物の蠢きを感じるのが楽しく、虫などを食べるのがやめられない事。気味悪がられるその秘密を知りつつ、唯一守ってくれるのが、幼馴染の隼人だった。(虫食い)
虫や小動物を食べたり、嘘をついたり。人間の罪を描く4編を収録した短編集です。
嘘や虚栄心、独占欲、まだ息のある生...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月28日
初めて読む作家さんです。
どんな話が入っているのかと、ワクワクして読んだ。
四つの作品全てがとんでもなく珍味な作品でした。
一話目と三話目は、平気で息をするように”嘘”をつく人物の恐ろしさが詰まった作品。
二話目は歪んだ弟への感情を持った兄の、細やかな感情が感じ取れて、狂気すら感じた。
四話目に関し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月18日
人怖の短編4作
◼︎罪と罰
不憫な男性患者に同情しながら、その回復経過を見守る担当医のお話。徐々に化けの皮が剥がされていくような展開で怖かった…、人は見かけによらない。
◼︎消える
美しく生まれた「弟」のことを誰よりも愛していた「兄」が遺した手紙から始まるお話。(まるで愛したことを懺悔するか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月22日
「小説現代」に掲載された短編4編。
もはや木原作品といえど、カテゴリーはわからない。気持ちよく、気持ち悪くしてくれる作品集。
木原さんが描く、嘘によって生きる人物達が、彼らの正しさの中で歪んでいる。その歪みが周囲を巻き込み、底気味悪い。
谷崎潤一郎の「異端者の悲しみ」の男の気持ち悪さと、「罪の名前」...続きを読む
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