罪の名前
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罪の名前

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深夜、整形外科医・棚田のもとに松雪颯太という青年が運び込まれた。

階段で、誰かに後ろから突き落とされたという。

身寄りもなく、謙虚で穏やかな青年と打ち解けていった棚田は、松雪が病院内で心配なく過ごせるように勤しむ。

だがある日、看護師から信じがたい話を聞き――。


『箱の中』『嫌な奴』の著者がおくる、人間の心の深いところをえぐるような、傑作短編集。

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  • カテゴリ
    BL
  • ジャンル
    BL小説
  • 出版社
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    講談社文庫
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    身近にいそうな「普通」の人間の中にある狂った倫理観を共通して描く短編小説集。
    スポットライトが当たる登場人物が皆、狂っていて気持ち悪いのに不快じゃないどころか、耽美的で魅了されてしまう、不思議な感覚を楽しめる小説でした。

    0
    2021年04月02日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんの本。シンプルにとても面白くて、あっという間に読んだ。
    読み終えて、これまで知らなかった木原音瀬さんについて検索してみたら、基本はBLの作家さんらしい。今年の中頃に読んだ凪良ゆうさんも確かそうだったけれど、BL作家が書く一般作というのは、直接同性愛的な描写はなくても、BL作家とい

    0
    2020年11月04日

    Posted by ブクログ

    短編集
    どれも不快な話だが特に『虫食い』は悪趣味が過ぎる。彼らの生き方を罪というなら、まさにその罪の名前はなんだろう…
    BL小説の作家のようだがこの作品はBL要素は少ない。ただ読む人を選ぶ本。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    日向には秘密がある。口の中で生き物の蠢きを感じるのが楽しく、虫などを食べるのがやめられない事。気味悪がられるその秘密を知りつつ、唯一守ってくれるのが、幼馴染の隼人だった。(虫食い)


    虫や小動物を食べたり、嘘をついたり。人間の罪を描く4編を収録した短編集です。

    嘘や虚栄心、独占欲、まだ息のある生

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんです。
    どんな話が入っているのかと、ワクワクして読んだ。
    四つの作品全てがとんでもなく珍味な作品でした。
    一話目と三話目は、平気で息をするように”嘘”をつく人物の恐ろしさが詰まった作品。
    二話目は歪んだ弟への感情を持った兄の、細やかな感情が感じ取れて、狂気すら感じた。
    四話目に関し

    0
    2023年12月28日

    Posted by ブクログ

    人怖の短編4作

    ◼︎罪と罰
     不憫な男性患者に同情しながら、その回復経過を見守る担当医のお話。徐々に化けの皮が剥がされていくような展開で怖かった…、人は見かけによらない。

    ◼︎消える
     美しく生まれた「弟」のことを誰よりも愛していた「兄」が遺した手紙から始まるお話。(まるで愛したことを懺悔するか

    0
    2023年12月18日

    Posted by ブクログ

    いろんなサイコパス。心と体の奥の方がなんだかゾワゾワするような、でもそれがなんとなく耽美で快感でもあるような…不思議な感覚の短編集。個人的に怖くて好きなのは罪と罰かな。あとは虫食いがめっちゃキモくて強烈だった。理解できないけど…そういう人もいるよね…。

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    人間が持つ闇や裏の顔を特集したような短編集。一見フレンドリーで「いい子」がいかに人を手玉にとり、化けの皮が剥がされていく姿が見応えあり。

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    「小説現代」に掲載された短編4編。
    もはや木原作品といえど、カテゴリーはわからない。気持ちよく、気持ち悪くしてくれる作品集。
    木原さんが描く、嘘によって生きる人物達が、彼らの正しさの中で歪んでいる。その歪みが周囲を巻き込み、底気味悪い。
    谷崎潤一郎の「異端者の悲しみ」の男の気持ち悪さと、「罪の名前」

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    ラブセメタリーの著者の短編集ということで覚悟して読んだ。
    本作は認知の歪みを自覚していない人物に振り回される主人公たち、という構図。ラブセメタリーのように、自身の嗜癖を自覚し苦悩したり、開き直ったりという精神的に悶える人物は出てこない。嫌な奴に苦しめられる常識人の話という印象。ヒューマンホラーという

    0
    2025年03月06日

罪の名前 の詳細情報

  • カテゴリ
    BL
  • ジャンル
    BL小説
  • 出版社
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    講談社文庫
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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