惑星

惑星

1,870円 (税込)

9pt

貧困、暴力、搾取、死。
自らを「宇宙人」と呼ぶ男の人生は、はたして“絶望”なのか――。
木原音瀬が挑む新境地。

漫画家・平庫ワカ氏によるカバーイラストにも注目!

「ジブンは地球の人間じゃない。早く宇宙の星に帰りたい」
自称「宇宙人」の男・ムラは、ドヤ街でホームレス生活を送っていた。空腹に耐え、過酷な日雇い労働をし、ある時には金をだまし取られながらも淡々と日々を過ごすなかで、ひとりの芸術家の青年に出会う。そんなある日、「星」にいるはずの父親の遺体が解体現場から発見される――。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

惑星 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    木原さんならではの後味で、「そうだ、この人の本はこういう味だったな」と思わされた。
    それもまた人生。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    ドヤ街で日雇いで生活するムラさん。
    「ジブン」は宇宙人でいつか迎えが来て帰ると信ている。

    幼いまま大人になってしまったみたいで「ジブン」
    知〇障害なんだろうなと。

    人に騙されお金を貸しても返してもらえると信じていたりと人を疑う事を知らない。
    ある日出会った「カン」さん。
    成り行きでカンさんの家に

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    終始ムラの一人称で展開していく。
    『箱の中』の喜多川と通じるところがある。
    自らを客観的に把握できる第三者的な視点を持っていること、持てること。
    それを欠くと世界はこんなにも...










    〜〜〜以下(ちょっとだけ)ネタバレかも〜〜〜











    木原先生は商業本の完結編を同人

    0
    2024年10月04日

    Posted by ブクログ

    これは、木原さんじゃないと書けないというより木原さんじゃないと成り立たないんだろうなぁ

    わたしなんぞの頭にある言葉ではムラの生を表せないし、読み終わった自分の感情すら言語化できない。

    木原さんはほんとに唯一無二の作家さんだなぁ。
    読むたびに圧倒される。

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    もうさあ………。

    著者、何を食べてどう考えたら、こういう内容の本を
    「書こう」
    と、思いはるんやろうね…。(悪口ではない)

    すごいな。色々な意味で。

    まやまシリーズがわりとハートフル(著者比)やったから油断してたわ。
    何この、何も始まってなけりゃ何も終わってないのに何とも言えない感触だけ残され

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    父や母のいる宇宙の星に帰りたい
    日雇いなどで暮らしながらも、星からの迎えを待つムラ

    芸術家を志すカンとの出会い
    カンとムラと一緒に生活していく中で、微かな絆が生まれていくが、ある出来事がキッカケで、穏やかだった歯車が狂ってしまう。

    ムラは父親の注意を忘れ、東北の現場(原発?)に向かう車に乗ってし

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    ジブンは、宇宙人だと思っているムラ。
    彼はホームレス生活や日雇い労働をして暮らしている。
    生きづらさを感じているだろうが、それを表現できずに淡々と暮らしている。
    母が出て行った記憶もあり、父と一緒に働いた記憶もあるのだが、それがいつだったのかは定かではない。
    ただ、早く父や母のいる宇宙の星に帰りたい

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    主人公ムラ
    彼が自分で見ることのできた社会
    理解できた物事 を一人称で描く

    彼は貧困の中に育ち、母親からのネグレクト
    人物像としては、それだけでなく先天的な精神的障害をも持たせているかと思う

    母親が失踪した後
    父親は、ムラに土工の仕事を教え
    その社会の中で生きていく約束事を伝える
    父親が不在とな

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    凄い世界観でした!
    一人称小説で、初めは謎が多く、どういう方向性のお話なのかなってページを捲っていくうちに話に惹き込まれ、いつの間にか夢中になって最後までいっきに読んでしまいました!
    主人公ムラさん、掴めそうで無自覚のまま掴みきれてないものをどうか掴んで欲しいなぁ。
    続きが読みたくなるストーリーでし

    0
    2024年10月05日

    Posted by ブクログ

    読み終わった瞬間頭に浮かんだのは
    「え、どうしよう」
    でした。

    ずっとムラの後ろについて
    ムラを見てきたような気持ちで読んでいました。
    それはこうだよ、とか
    今のはこういう意味、みたいに
    教えたいけど自分の声は届かない、透明人間になったような。

    不格好でも彼が暖かい時間を過ごしたのを見たから

    0
    2025年10月27日

惑星 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ホーム社 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

木原音瀬 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す