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悪徳の輪舞曲
報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。梓の依頼は、旦那殺しの容疑で逮捕されたという母・郁美の弁護だ。悪名高き〈死体配達人〉が実母を担当すると聞き動揺する検察側。母子二代に渡る殺人の系譜は存在するのか? 「御子柴弁護士」シリーズの最高傑作。 連続ドラマ化で話題独占! 「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲」 12.7放送開始 毎週土曜よる11時40分 原作・中山七里『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 主演:要潤 ベッキー 津田寛治 悪徳、法外な報酬、絶対勝訴。悪魔の法廷劇が今、始まる! -
八丈島と、猫と、大人のなつやすみ
六年間勤めた会社を離れ、八丈島で1ヶ月を過ごすことになった川瀬星子。仕事も恋もうまくこなしていると思っていたが、いつも味方になってくれた祖母の死をきっかけに、気持ちの糸が切れてしまったのだった――。 家賃はタダだけど年季の入った古民家の掃除に始まり、畑仕事と釣りで美味しい食材を手に入れ、スキューバや織物を楽しむ。温泉で疲れを癒やすと、いつも見かける猫は島の不思議を教えてくれる。 星ふる島で過ごす、大人にもきっと必要なひと時の物語。 -
小説 ブラック・ジャック
株式会社秋田書店と株式会社誠文堂新光社による新たな文芸エンタテインメントを生み出す新レーベル【APeS Novels】がいよいよ始動!! そのスタートラインナップは、本年7月に創刊50周年を迎える大人気コミック誌『週刊少年チャンピオン』の、輝かしい歴史を彩った名作コミック『ブラック・ジャック』のノベライズです!! 「マンガの神様」としていまなお絶大な支持を集める手塚治虫氏。 折しも生誕90周年を迎えている氏の数ある名作の中でも、ひときわ光り輝き、後の医療マンガはもちろん、実際の医療従事者にも大きな影響を与え続けている名作『ブラック・ジャック』が、同作品の熱烈なファンでもある瀬名秀明氏の筆により、小説として現代に蘇ります!! 「現代にもしブラック・ジャックがいたら……」誰もが思い描いたことのあるそんなファンタジーを、小説家としての想像力、研究者としての分析力、ファンとしての圧倒的な知識と情熱で瀬名氏が現実のものとします。 「医療ロボット」「iPS細胞」「終末期医療」などの現代医療、さらにはそれを飛び越え近未来をも予感させるテーマで描かれる、ブラック・ジャックの活躍。 そして、それぞれの事情を抱えた患者たち・医師たちと、無免許の天才外科医の邂逅が紡ぎ出すヒューマンドラマ。 もちろんピノコやドクター・キリコといった作品キャラクターは言うに及ばず、思わぬ手塚キャラたちとも再会できる1冊となっています。 誰もが読みたかった、誰もがもう読めないと思っていた、懐かしく新しい『ブラック・ジャック』がここにあります! -
果鋭
右も左も腐れか狸や! 元刑事の名コンビがマトにかけたのはパチンコ業界。 出玉の遠隔操作、極道顔負けの集金力、警察との癒着……。 我欲にまみれた20兆円産業の闇を突く。 堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。不動産業界に拾われるも、暴力団と揉めて腹と尻を刺され、生死の境をさまよった。左下肢の障害が残り、歩行に杖が欠かせなくなる。シノギはなくなり、女にも逃げられる……。救ったのは府警時代の相棒、伊達誠一。伊達は脅迫を受けたパチンコホールのオーナーを助けるため、堀内に協力を求めてきた。パチンコ業界――。そこには暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩がうごめいていた。堀内は己の再生も賭け、伊達とともに危険に身をさらしながら切り込んでいく。 -
屍人荘の殺人
【ミステリランキング驚異の4冠! シリーズ累計50万部!!】《映画原作 2019年12月13日(金)全国東宝系にて公開 監督:木村ひさし 脚本:蒔田光治 出演:神木隆之介 浜辺美波 中村倫也ほか》神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通う探偵少女、剣崎比留子とともに曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することに。合宿初日の夜、彼らは想像だにしなかった事態に遭遇し、宿泊先の紫湛荘に立て籠りを余儀なくされる。全員が死ぬか生きるかの極限状況のもと、映研の一人が密室で惨殺死体となって発見されるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。――たった一時間半で世界は一変した。究極の絶望の淵で、探偵たちは生き残り謎を解き明かせるのか?! 予測不可能な奇想と破格の謎解きが見事に融合する、第27回鮎川哲也賞受賞作。/解説=有栖川有栖 -
狙撃手のゲーム
ボブ・リー・スワガー・シリーズ待望の最新作、登場! 狙撃手×狙撃手、息詰まる死闘を見逃すな! ●あらすじ アイダホで隠棲中のボブ・リー・スワガーを、ひとりの女性が訪ねてくる。彼女の名前はジャネット・マクダウェル。2013年にイラクの戦地で息子を射殺した敵軍のスナイパーをずっと追い続けているという。その男こそ「ジューバ・ザ・スナイパー」の異名で恐れられてきた、凄腕のシリア人テロリストだった。 アラブ諸国でジャネットが歩んできた壮絶な体験を聞いて胸を打たれたボブは、あくまで調査への協力としながらも、情報収集のためテルアヴィブに飛び、モサドの高官と面会することに――。 「『ジャッカルの日』と並べおくべき一書。それほどに素晴らしい」(パブリッシャーズ・ウィークリー誌) -
戦場のコックたち
1944年6月、ノルマンディー降下作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエドら同年代の兵士たちとともに過酷なヨーロッパ戦線を戦い抜く中、たびたび戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。忽然と消え失せた600箱の粉末卵の謎、オランダの民家で起きた夫婦怪死事件、塹壕戦の最中に聞こえる謎の怪音――常に死と隣あわせの状況で、若き兵士たちは気晴らしのため謎解きに興じるが。戦場の「日常の謎」を連作形式で描き、読書人の絶賛を浴びた著者初の長編ミステリ。【目次】プロローグ/第一章 ノルマンディー降下作戦/第二章 軍隊は胃袋で行進する/第三章 ミソサザイと鷲/第四章 幽霊たち/第五章 戦いの終わり/エピローグ/主要参考文献ほか/解説=杉江松恋 -
黄
島田荘司推理小説賞史上最高傑作と大評判! 聡明な盲目の少年がインターポール捜査員とともに、凄惨な〈幼児目潰し事件〉の真相に迫る! 中国の孤児院で育ち、裕福なドイツ人夫婦の養子となった盲目の少年、阿大(ドイツ名ベンヤミン)。 彼は、黄土高原で発生した六歳児が木の枝で両目をくり抜かれる“男児眼球摘出事件”に強い関心を持つ。凄惨な事件のなぜ起こったのか? 犯人は? お目付け役のインターポール捜査員・温幼蝶と母国へ旅立ったベンヤミンがたどり着いた真相とは――。 「この作ほどこちらに多くを考えさせ、また創作執筆時にも劣らない、さまざまなストーリーをこちらの脳裏に想起させた候補作は過去になかった」(島田荘司)と激賞された新たな探偵ミステリーがここに誕生! <島田荘司推理小説賞> 2009年に創立された中国語で書かれた未発表の本格ミステリー長篇を募る文学賞。応募作は台湾、香港、中国、マレーシア、イタリアなど世界各国から寄せられる。 -
海岸文庫ちどり通信 はなれの管理人
智治は学校の図書室で、(ちどり文庫)という学校所蔵とは違う蔵書印が押された本を見つける。学年が変わってもその本は置かれたままだった。シングルマザーの母と、海岸そばの団地に中古物件を購入し新しい生活を始めて智治は団地内で偶然、同級生の朝海と出会う。彼女はあの(ちどり文庫)本を手にしていた。インターネットで調べたらこの団地の中に「ちどり文庫」は存在するというが、管理人は不明だった。その頃智治は夜になると上の階から聞こえてくる奇妙な物音に悩まされていた。怖くなって母親に相談するが、やりくりしてやっと購入した部屋でもありあまり気にしないよう言われる。一方、自治会長の雑務を手伝うことでようやく「ちどり文庫」の管理人を教えてもらい、雨の午後朝海と二人で、団地の中の「文庫」を訪ねるが……。(「小鳥の蔵書印」)他に「猫町ガールの夢」「はなれの管理人」の三章立て。 -
カモメに飛ぶことを教えた猫
銀色のつばさのカモメ、ケンガーは、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには1匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵をこの猫に託す。そして、3つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった──。 2019年、劇団四季の26年ぶりの新作ファミリーミュージカルとなった本書は、〈8歳から88歳までの若者のための小説〉とうたわれる、愛と感動と勇気の世界的ベストセラー。より若い読者にも親しんでもらえるよう、このたび、小学校高学年以上で学習する漢字には新たにルビを振った。 「勇気をもって一歩ふみだすこと、全力で挑戦すること、そして、自分とは違っている者を認め、尊重し、愛することを教えてくれるゾルバとフォルトゥナータたちの物語が、これからもたくさんの方々の心に届きますように」(「訳者あとがき」より) -
トロイメライ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 やさしくて、せつなくて、うつくしい。小説とイラストのすてきな出会いを、あなたに。 書き下ろし作品を含む短編集。 大人気作家・村山早紀の書き下ろし作品を含む3つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『春の旅人』に続くコラボレーション第2弾。 オールカラー・全イラスト描き下ろし。 【収録作品】 あなたの心に寄り添う、3つの物語----。 「トロイメライ」:近未来、ロボットがぐっと身近になった世界。愛美ちゃんはお父さんと、ロボットのお兄ちゃんと暮らしていたのだけれど......。 「桜の木の下で」:大晦日、久しぶりにゆりちゃんが帰ってきた。同じ年にうまれた猫と女の子の物語。 「秋の祭り」:山奥に捨てられてしまった古いお雛様とお内裏様、三人官女。そんなお人形たちに、ある夜魂が宿ります。 -
オーダーは探偵に 失われた絆にひとしずくの謎解きを
「お前はクビだ。二度と俺の前に現れるな」 『エメラルドの探偵』悠貴とその助手・美久。二人は、喫茶店訪問客の素朴な悩みから犯罪組織が絡む危険な事件まで、あらゆる謎を解いてきた理想のコンビだった。 ――はずが、その別れは、突然やってきた。悠貴の口から紡がれた絶縁宣言。事態を呑み込めない美久は、ただ立ち尽くした……。 悠貴の真意とは一体? 美久の想いは彼に届くのか? 謎が謎を呼ぶ、シリーズ最大の難事件が起こる最新刊!! -
逢う日、花咲く。
13歳で心臓移植を受けた僕は、それ以降、自分が女の子になる夢を見るようになった。 きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。 明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。 それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも―― 僕は彼女と逢いたい。 僕は彼女と言葉を交したい。 僕は彼女と触れ合いたい。 僕は……彼女を救いたい。 -
浅草ちょこれいと堂 ~雅な茶人とショコラティエール~
ショコラティエールの河野麗子は、銀座の人気チョコレート専門店『ララ・オランジェット』を辞めた。 転職活動を続けるが彼女のもとに届くのは不採用通知ばかりだった。 そんな折、息抜きで訪れた喫茶店で前のお店で常連だったギルバートと出会う。 彼の雇い主である胡桃沢理人が麗子の作るチョコレートのファンで、会いたがっていると聞き、一度だけならと会うことに。 待ち合わせの場所に訪れるとそこには、和服の似合う青年がいた。 そして、彼から「僕の店で、働かない?」と予想外の提案が持ちかけられる――。 頑張り屋のショコラティエールとイケメン茶道家が経営する 浅草駅からほど近いチョコレート専門店『浅草ちょこれいと堂』。 甘くとろけるような幸せの味をお届けします。 -
虚構推理 スリーピング・マーダー
<2020年1月アニメ放送開始!> <本格ミステリ大賞受賞作シリーズ!> <シリーズ累計300万部突破!> 【放送情報】 テレビ朝日 1月11日より毎週土曜25:30~ MBS 1月11日より毎週土曜26:38~ BS日テレ 1月14日より毎週火曜24:00~ dアニメストア、GYAO!ほかにて配信! 【CAST】 岩永琴子:鬼頭明里 桜川九郎:宮野真守 弓原紗季:福圓美里 七瀬かりん:上坂すみれ 寺田刑事:浜田賢二 桜川六花:佐古真弓 【STAFF】 原作:城平 京(講談社タイガ刊) 漫画:片瀬茶柴(講談社『少年マガジンR』連載) 監督:後藤圭二 シリーズ構成:高木 登 キャラクターデザイン・総作画監督:本多孝敏 アニメーション制作:ブレインズ・ベース 制作:NAS 【MUSIC】 オープニング:「モノノケ・イン・ザ・フィクション」嘘とカメレオン エンディング:「LAST DANCE」宮野真守 私たちは概ね嘘で出来ているのですけれど、理(ことわり)だけは通しているのです。お読みになればお解になれます。 ーー京極夏彦、歓喜! 全てが嘘なのに面白い。怪異【不合理】を虚構【不真実】でねじ伏せる、定石破りの屁理屈推理バトル! 井上真偽、驚嘆――! 「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが! 琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!? 虚実が反転する衝撃ミステリ最新長編! 【虚構推理シリーズ】 『虚構推理』 『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』 『虚構推理 スリーピング・マーダー』 -
ブラック・ハート
連続レイプ殺人事件の容疑者を射殺した刑事ボッシュは、その妻から夫は無実と告訴される。そんななか、新たな殺人が発生する。 11人もの女性をレイプして殺した挙げ句、死に顔に化粧を施すことから“ドールメイカー(人形造り師)”事件と呼ばれた殺人事件から4年――。犯人逮捕の際、ボッシュは容疑者を発砲、殺害したが、彼の妻が夫は無実だったとボッシュを告訴した。ところが裁判開始のその日の朝、警察に真犯人を名乗る男のメモが投入される。そして新たにコンクリート詰めにされたブロンド美女の死体が発見された。その手口はドールメイカー事件と全く同じもの。やはり真犯人は別にいたのか。人気の本格ハードボイルドシリーズ第3弾。 -
χの悲劇 The Tragedy of χ
トラムに乗り合わせた"探偵"と殺人者。Gシリーズ転換点となる決定的一作。後期三部作、開幕!!香港のトラムで起きた密室殺人と、果てしなく広がるバーチャル空間での光速の追跡劇。天才を追い、天才に追い詰められる。「そう。ここが私の世界だ」香港で仕事をする島田文子のもとに男が現れた。島田が真賀田研究所にいた頃に起きた飛行機事故について質問があるという。その日、走るトラムの中で殺人が起き、死者の手に「χ」の文字が遺される。乗客として警察の捜査に応じた島田だったが、そこである交換条件を持ちかけられ……。Gシリーズ後期三部作開幕! -
ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 新生活
ネットでも流行の兆しを見せる短文小説、ショートショート。シーンを牽引する現代ショートショートの旗手・田丸雅智主宰の投稿WEBサービス「ショートショートガーデン」のユーザに向けて開催された3回目の作品コンテスト「プチコン」にて、再び多く名作が誕生しました。今回のテーマは「新生活」です。本書は、多数の応募作品の中から厳選された最優秀作、優秀作の計15編作品を収録したものです。投稿者による名作ショートショートの世界をぜひお楽しみください。 【収録作品(作者名)】ダンボリス(のりてるぴか)/朝ご飯(松山帖句)/人間の塔(渋谷獏)/新社会人(さささ ゆゆ)/断捨離キャリー(みきやん)/そこは白線につき(ことのは もも)/ショートショート「内来種」(佐賀砂有信)/また、ふたりで(すみれ)/眼窩の空(イチフジ)/新生活入荷しました(techtech)/桜前線の桜庭さん(ぱせりん)/ハローライフ(ゆた)/随筆 「新生活」に寄せて(新出既出)/アパートの花子さん(中谷直樹)/ニューライフセーバー(そるとばたあ) -
東京クライシス 内閣府企画官・文月祐美
上流域での豪雨で荒川の決壊が懸念される真夏の金曜日、千葉と埼玉で竜巻が発生、変電所を襲った。結果、二十三区を含む広範な地域が停電、JRや地下鉄は運休を決め、帰宅困難者が街に溢れることに。止まない雨に刻一刻と洪水の危険性が高まる中、首相と政策顧問団は党の公約に拘り、準備していた防災計画を場当たり的に変更していく。やがて荒川が決壊、墨田区などが水没。顧問団は危機管理監らに責任を被せる形で更迭し保身に走り始める。そしてその悪魔の矛先はついに、たった一人残された内閣府の防災担当企画官・文月祐美に向かう! 命懸けで持ち場を死守する人々を守る、もう一つの闘いの行方は!? -
帝国ホテル建築物語
「かたちあるものは必ず滅す。しかし、かたちを成すために命をかけた人々の志は、本書によって神々しく蘇る」阿川佐和子氏推薦! 帝国ホテルライト館建築をめぐる熱き男たちの物語 世界的建築家、フランク・ロイド・ライトの飽くなきこだわり、経営陣の追及……それでも彼らは諦めなかった! そして関東大震災が――1923年(大正12年)に完成した帝国ホテル2代目本館、通称「ライト館」。「東洋の宝石」と称えられたこの建物を手掛けたのは、20世紀を代表する米国人建築家、フランク・ロイド・ライトだった。明治末期、世界へと開かれた日本において相応しい迎賓館が必要だと気づいた大倉喜八郎と渋沢栄一が、ニューヨークで古美術商として働いていた林愛作を帝国ホテル支配人として招聘したことから、このプロジェクトは始まった。しかし、ライト館完成までの道のりは、想像を絶する困難なものだった――。ライト館の建築に懸けた男たちの熱い闘いを描いた、著者渾身の長編小説。 -
過ぎ行く風はみどり色
邪険な扱いしかしなかった亡き妻に謝罪したい――一代で財を成した傑物・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのはなんと霊媒師。自宅で降霊会を開いて霊魂を呼び寄せようというのだ。霊媒のインチキを暴こうとする超常現象の研究者までもがやって来て、方城家に騒然とした空気が広がる中、兵馬が密室状態の離れで撲殺されてしまう。霊媒は方城家に悪霊が立ち籠めていると主張、かくて調伏のための降霊会が開かれるが、その席上で第二の惨劇が起きた――方城家を襲う奇怪な連続不可能殺人の謎に挑むのは、飄々とした名探偵・猫丸先輩! 著者初期を代表する傑作長編。/解説=巽昌章/新版刊行によせて=倉知淳 -
Xと云う患者 龍之介幻想
あの文豪の生涯と作品を織りまぜて、リシャッフルし、夢見直して、12の妖しい、美しいピースに仕立てた本。それだけで十分すごいが、さらにこの日本語版は、原文の独特のリズムを緻密に再現し、等しく妖美な作品を再創造している。奇跡のような一冊。 ――柴田元幸 本書を読む者は 必ずや二度三度と 芥川の文学的狂気に侵される。 イギリス暗黒文学の旗手が、芥川龍之介の生涯を恐るべきヴィジョンと魔術的な語りを通じて幻想文学として語り直す。 芥川龍之介。東方と西方の物語と伝承と信仰に魅せられた男。そのなかで静かに渦を巻く不安。それがページから少しずつ滲み出す。 半透明の歯車が帝都を襲った震災の瓦礫の彼方にうごめき、頽廃の上海の川面には死んだ犬が浮き沈み、長崎には切支丹の影が落ち、己が生み出した虚構の分身が動き出し、そして漱石がロンドンでの怪異を語る。河童。ポオ。堀川保吉。ドッペルゲンゲル。鴉。マリア像。歯車。羅生門、藪の中、蜘蛛の糸、西方の人――キリスト。私のキリスト。 ジェイ・ルービン訳の芥川作品をピース自身の呪術的な語りとコラージュし/マッシュアップし/リミックスして生み出した幻想と不安のタペストリーを、コーマック・マッカーシーやリチャード・パワーズらを手がけた黒原敏行が芥川自身の文章と精密によりあわせて完成させた日本語版。芥川と幻想ノワールの結合として、原語版以上の衝撃をもって読者を眩惑する。 災厄と文学、狂気と詩情、日本文学と英国文学、現代文学と近代文学、現実と幻覚……すべての境界をおぼろに融かしてゆく文学と翻訳のはなれわざ。 -
ゼウスガーデン衰亡史
これはSFなのだろうか、歴史のパロディなのだろうか。 90年にわたるテーマパークの歴史の物語なのである。 双子の天才的な若者によって創設された[下高井戸オリンピック村]は奇抜なアイディアのアトラクションが人気を呼び、次第に大きなものとなっていく。 組織としての基礎も固まった時に双子は突然その才能を失い、その上、異常な科学者によって連れ去られてしまう。 残された幹部たちは集団指導体制で組織を運営することになる。 様々な才能が現れ、以前にもまして巨大で、奇抜で、危険で、グロテスクなアトラクションやモニュメントが次々と作られ、[村]は[ゼウスガーデン]と名称を変え巨大化する。 果ては国家をも超える存在にまで成長する。 反面、内部の抗争は激しくなり、腐っていくことになる。 元老院だ、執行部だ、皇帝派だと、さまざまな勢力が構想を繰り返す。そして次第に衰退をしていく。 1984年に兄弟によって作られたテーマパークは2075年内部から派生したテロ組織によって壊滅させられ、そのご細々と営業は続けられるが2089年過激派グループによって徹底的に破壊され、その歴史を閉じることになった。 -
『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉
ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。“愛人”への送金、墓問題、介護の重圧……がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!? 婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。『嫁をやめる日』を改題。 さだまさし氏 熟読&痛感! 「人生の荷物が多ければ多いほど、この本は笑えて泣けて、ホッとする。」 夫が亡くなった時点で、自分は誰の妻でもなくなり、晴れて自由の身だと思っていた。 だが、どうやら違うらしい。今もこれからも「高瀬家の嫁」なのだ。それも、夫が生きていた頃より、もっとずっと明確に。 (本文より) -
あしながおじさん
「すてきなことがおこりました。あててみる?でもあたりっこない!」 100年以上にわたって世界中で読みつがれてきた名作が、詩人・谷川俊太郎氏の訳と 安野光雅氏の絵によって新たな感動とともに誕生しました。 孤児院でけなげに暮らすジュディは、ある日顔の知らない裕福な紳士の目に止まり、奨学金をもらって大学進学を果たします。 ジュディに課された条件は、かならず毎月おじさまへの手紙を書くこと――。 孤独だった少女が持ち前の明るさと想像力をもって、たくましく才能を開花させていく様子は、 時代をとわず読む人のこころを掴んで離しません。 読んだことのある方も、読んだ気になっていた!という方も。 ふてくされたり、調子に乗ったり、落ち込んだり、大喜びしたりと表情豊かなジュディの手紙を、 ぜひ受け取ってみてください。 ◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます。 ◎本シリーズの見どころであるカラーイラストを多数収録。 著者について 作:ジーン・ウェブスター (Jane Webster) 1876年、ニューヨーク州フリードニア生まれ。大学では英文学と経済学を学ぶ。在学中に社会事業に関心を持ち、孤児院などを訪問、文筆活動に入る。 父は出版社経営。母はマーク・トウェインの姪。 結婚して、翌年に女児を出産するがその直後、産褥熱により39歳の若さで他界する。 代表作は、『あしながおじさん』『続あしながおじさん』。 訳:谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、 作詞など幅広く作品を発表、世界各国で翻訳されている。 最新刊は、ディック・ブルーナ装画による詩集『バウムクーヘン』。 絵:安野光雅(あんの みつまさ) 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。 1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。 -
ファザーファッカー
私は、よく娼婦の顔をしていると言われる。 今までに、ホステスを含めた何種類かの職業を経験したという話をすると、「もしかしてあれも?」と売春をほのめかした聞き方をよくされるのだ。十六歳で家出して、野宿から始めた生活ではあったが、ぜったいに売春だけはしなかったのに。 ところが、私は思い出した。十五歳のとき、私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった……。 養父との関係に苦しむ多感で早熟な少女の怒りと哀しみと性を淡々と綴り、読む者の心を揺さぶった自伝的小説。 衝撃の出版から25年、著者が凄絶な過去を公表し、生身をさらして生きることで、性的虐待の後遺症に苦しむ女性たちに「me,too」と精神科医を受診する勇気を与えたという。 解説は、当時「被害当事者側から書かれた貴重な作品」と評価した精神科医の斎藤学氏。 25年後のあとがきがついた、完全版で登場! -
誰かが嘘をついている
放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰として教師に作文を書かされていた。そのなかの1人、サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡してしまう。死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があると判断した。サイモンは生徒たちのゴシップを暴露するアプリを運営しており、現場にいた4人の生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、さまざまな秘密を握られていたのだった。4人は一人称で、順繰りに事件について語っていく。いったい、誰が何を隠しているのか。巧みな構成が光る必読の謎解きミステリ!/解説=若林踏 -
小説・夏目友人帳 たまゆらの家
夏の終わりの暑い日。帰宅途中に影法師から祖母レイコ宛の「招待状」を渡された夏目。対応に戸惑いつつも、西村たちと川釣りに出かけるのだが、ニャンコ先生が突然…!?長編書き下ろし表題作ほか、WEBで先行公開した「レイコの肖像」「子狐のたび」、さらに書き下ろしエピローグを加えて全4編収録。 -
朝が来る
第147回直木賞、第15回本屋大賞の受賞作家が到達した新境地! 長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。 自分たちの子供を産めずに、特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。 中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。 それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。 河瀬直美監督も推薦! 「このラストシーンはとてつもなく強いリアリティがある。」(解説より) -
悪の猿
見ざる、聞かざる、言わざる――四番目の猿は死をもたらす。 連続殺人鬼<四猿>が突然の自殺。遺されたのは謎の日記。 邪悪で素晴らしいものを生みだす、才能ある作家。――ジェフリー・ディーヴァー ここ数年読んだ中でも最高の始まり。その期待を裏切らない。――ジェイムズ・パタースン J.D.バーカーはその独創性で、信じがたい悪役と予想を裏切る展開を作った。――ジャック・ケッチャム シカゴを震撼させる連続殺人犯“四猿”。「見ざる、聞かざる、言わざる」になぞらえ被害者の身体の部位を家族に送りつけてから殺す手口で、長年捜査を進める刑事ポーターも未だその尻尾を掴めずにいた。だが事態は急変する――四猿と思しき男が車に轢かれ死んだのだ。しかも防犯カメラにより、ただの事故ではなく自殺と判明。所持品には四猿の日記が。日記を読み始めたポーターは、新たな歪んだゲームに呑まれていく……。大御所作家がこぞって絶賛する、スリラー界の新星登場! -
切なくそして幸せな、タピオカの夢
世界的作家の吉本ばななが、台湾の読者向けに書下した短編ストーリー絵本「切なくそして幸せな、タピオカの夢」、いよいよ日本発売! 「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい――。」緊張したデートから始まった恋人同士が、結婚して夫婦になり、子供が生まれ、家族になっていく。その中心にはいつだって美味しいご飯があった。世界的作家・吉本ばななの体験を元に描かれた。不安から解放されて心穏やかに、豊かな人生を自分らしく生きられるようになるショートストーリー。心温められるかわいいイラストも多数収録。2018年1月に台湾で発売された人気作を、いよいよ日本の読者にお届けいたします。 -
贋作
画商に修復の腕を見込まれ、ある富豪の弁護士が所有する17世紀オランダ女流画家の作品の贋作をひそかに制作し、心ならずも絵画窃盗に加担してしまった女子画学生。私立探偵を雇って彼女の存在を探り出したその弁護士は、罪を暴き、大切な絵を取り戻そうと、彼女に近づくが、彼女の絵に対するひたむきさと知識の深さに敬意を抱くようになる。そして彼女は、絵を愛する、自分とは別世界に住む大人の男に惹かれ始めたが……。40年以上の時が流れ、過去を封印し罪の意識におののきながら、美術史学者として活躍する彼女の前に、自身の手になる贋作と新作がそろって出現した! いったいなぜ? 17世紀の女流画家と現代の女性学者、それぞれの愛と喪失と苦悩が時代を超えて呼応する。絵画贋造の技法も、複雑に絡み合う人間関係も、ミステリアスで美しい光のなかに見事に描きあげられた情感溢れる物語。
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