四十九日のレシピ

四十九日のレシピ

660円 (税込)

3pt

妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。 そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。 乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。 大切なひとを亡くしたひとつの家族が、再生へ向かうまでの四十九日間を描いた、感動の物語。

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四十九日のレシピ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    私が読んだ伊吹さんの作品は再生の物語が多い気がする。

    この作品も、妻である乙美を亡くした良平とその娘の百合子がどのように生きていくのかを考えて進む物語だ。
    突然現れた井本とハルミ。現実にこんなことが起こったら受け入れることは難しいだろう。しかし、こんな2人がもし現実に現れたなら自分の人生も変わって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    本棚にあったのを数年ぶりに読み返しました。(挟んであったレシートによると2012年に大阪ルクアで買ったらしい)自分にも子供ができてようやくわかるようになった、登場人物の痛いまでに張り詰めた想いに泣きそうになりました。本は自分次第で何度も違う気持ちになれるから、いい。

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    Posted by ブクログ 2023年12月20日

    妻の乙美が亡くなり、何も手につかず、憔悴していた良平のもとへ、娘の百合子も夫の浮気で離婚を決意して、実家に戻ってくる。
    そこに突然、亡くなった乙美の教え子という真っ黒に日焼けした金髪の女の子の井本がやってきて、乙美から教わったレシピで、四十九日まで面倒見てほしいと頼まれたからと言い、乙美がいるかのよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月21日

    伊吹有喜さんの「犬といた季節」がとても良い小説だったので、今回の本を購入。

    再婚相手の妻を亡くした夫、不妊に悩んだ末に夫に浮気をされ家を飛び出し実家に戻る娘。

    ここからスタートする物語に未来はあるのか?と思うのだけれど、読み進めるにつれて何度も大笑いしてしまうストーリーは、さすが!

    最後にはし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月15日

    素晴らしい物語りで、読み終えて余韻に浸っています。出だしはお笑い系かと思いましたが、中身はずっしり。重苦しいテーマも時たま挿まれるのにトーンは暗くならず、1作前に読んだ不快な本とは異なり、どこからか温かな光が常に射し込んでいました。ご指摘が散見される回収しきれなかったエピソードは自分で勝手に解決して...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    面白かった。とても読みやすくポップな感じですね。内容的には深みはあまりないですが、とても良いストーリーで読後感はとても良かったです。伊吹さんの作品は初めてでしたが他の作品も読んでみようと思います。

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    1年前あたりから私の中ではちょっぴりブームな作者さん。★も良かった初期の作品に行ってみる。

    しかし、なんだな、歳を取るとこういう話に弱くて、最初のほうで妻(乙美)に先立たれた熱田が生きる気力もなくした姿を読むと、自分でもそうなってしまうだろうなと心が揺れる。
    そこに、亡き妻から頼まれたという日焼け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月09日

    登場人物がみんな不器用で愛らしく、とっても素敵なお話でした。私たちの人生はテイクオフボードのようなもの、という言葉が胸に刺さりました。私も誰かのテイクオフボードになれるような人生を歩みたいと心から思います。

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    随分前にドラマを見て、最近映画を見て、結末の違いに、原作が気になり手に取りました。
    また、著者の伊吹有喜さんは好きな作家さんで、最近少しずつ過去作を集めています。

    終盤に向かい、乙美母さんの四十九日法要の盛り上がりと、皆が帰ってしまった後の寂しさ。
    でも、もしかしたら失ってしまったあの人たちだった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    4.0 ラストに、そういうことだったのか、という種明かしが。出会いがあれば別れもある。笑顔でまた会おう。

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四十九日のレシピ の詳細情報

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