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夫も仕事も失い、生きる気力をなくした美紀。最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の片隅で、台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」を見つけ、魅入られ、働き始める。お茶や着物、古都の穏やかな日常に触れ、明るさを取り戻す美紀。そんな彼女に、年齢も性格も違う二人の男性が好意を持ち始めた。今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い? ――苦みを知るから、決められない。名手が描く、大人の恋。
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Posted by ブクログ
季節を彩る鎌倉の木々や草花の描写がちりばめられていて、読んでいてなんだか心洗われるような。 そして季節に合わせた着物の着こなしの表現が、なんとも美しい。上質な布の質感にまでこだわる描き方が素敵。 さらにはお茶の馥郁たる香りや味わいが漂ってくるような、芳しさがいたるページに。 そして何と言っても...続きを読む、大人の恋にきゅーん。 これまでとこれからを見つめる40代の葛藤と、 五感が刺激される文章に、いろんなときめきがあった。
大人の恋愛ストーリー。良かったです。鎌倉に行きたくなりました。台湾茶も飲みたくなりました。何回も楽しめるお茶を女性に例えていて面白いと思いました。
う〜ん なんとも40代後半のまだ女としての男性に対する想いと もう更年期の始まる中年に入る狭間でゆらゆらと揺らぐ気持ちが切実に描かれている 自分の気持ちだけでは突き進めない、相手の親やら周りの人の目や また、子供が産めないからだのことなど 悩む要素は事欠かない 男の人はあまりこういうことは考えら...続きを読むれないのだろうなぁ 直哉とダメになって すぐに乗り換えたら嫌だな と思っていたが それはなかった 2人は時間をかけていい関係が続いて欲しい 鎌倉だからこそ こんな素敵なお話になるのだろう
この作家さんすごく好き! なので贔屓目な感想ではあるけれど、とても良かった。 文章が文学的な美しさで、贅沢な気分になる。 彼らの関係がどうなったのか、微妙にわからない終わりだけれど、まあ、それでいいのかも。
台湾茶についての説明、実際にお茶を淹れるシーン、お茶を飲むシーン、着物の美しさについての表現、その一言一言が想像力を掻き立てる作品だった。 途中からは大人のエロス要素が濃くなっていく。いろんなことを経験してきた年齢の人間であるからこその深みや強さ、そして弱さが鎌倉という舞台でお洒落に描かれている。 ...続きを読む老いは少し悲しいものだけど、自分らしく誠実に生きていこう。
ちょうど鎌倉旅行で行った銭洗弁財天〜葛岡原神社までの参道が舞台で読み返すたびに鎌倉の街並みが頭の中で広がって本当に癒される。鎌倉大好き。でも終わり方が曖昧なので結局どっちの男に行ったのかは知りたかった。
中高年向けの恋愛もの、なのかな? 孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。 いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れても...続きを読むらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。 マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。 新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。 恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布の知識がふんだんに盛り込まれ、高等遊民という説明がピッタリの紫釉さんとの会話など、知的な雰囲気の小説。 お茶は奥が深い。茶器も蓋椀?など日本のものと違い、小さめの飲杯で何回かに分けていただく。一杯目、二杯目と重ねていくたびに香りも変化して味わいも変わるとか。こんな素敵なカフェが近くにあれば通っちゃうよねー(^-^) なんとなく疲れていて人生を半分くらい投げてる人におすすめします。立ち直る気になれるかも。恋人が出来るかはわからないけど(´∀`*)
大人の本格的なお茶の世界を通して、マダムになっていく流れが素敵だった。 五十音を味わい尽くした「をんな」という世代の存在がキラキラしたものであることを教わった -お茶も人も煎を重ねるたびに、さまざまな味と香りが花開く-
魯肉飯が食べたくなった。台湾茶も惹かれるし、着物も着てみたい!いや、いっそのこと、茶藝館で暮らせば早いか。 人間模様はあまりすっきりしなかったけど、キャラもそれぞれ特徴的で魅力的だった。うん、溺れたい。
台湾に行ったばかりだったので、作中のご飯などこんな味だったなと思い出しながら読めてよかった。鎌倉にも行ってみたい。
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