鎌倉茶藝館

鎌倉茶藝館

1,980円 (税込)

9pt

夫も仕事も失い、生きる気力をなくした美紀。最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の片隅で、台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」を見つけ、魅入られ、働き始める。お茶や着物、古都の穏やかな日常に触れ、明るさを取り戻す美紀。そんな彼女に、年齢も性格も違う二人の男性が好意を持ち始めた。今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い? ――苦みを知るから、決められない。名手が描く、大人の恋。

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鎌倉茶藝館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生きる望みを失った美紀は、初恋の人との思い出の地、北鎌倉に向かった。ところが山中で迷い、たどり着いたのはニ階建の洋館。美紀はそこのマダムから台湾式のお茶をご馳走になり、生きる望みが蘇りそこに就職した。
     やがて美紀に好意を寄せる2人の男性が現れる…

    48歳の未亡人の恋。2人の男性の間に心が揺れ、鎌

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    夫が亡くなり16年経ち、勤務先も倒産し職を失った美紀は、ファストフード店で働くがその店も閉店する。
    ひとりでいると鬱々として、最後に青春の記憶が残る鎌倉にもう一度と旅に出るが、山中で道に迷って辿り着いたのは「鎌倉茶藝館」だった。
    その佇まいとオーナーのマダムに惹かれ、働き始める。
    そんな彼女が昔の恋

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    【鎌倉茶藝館】
    私自身、いつの日からか毎年のように紅葉散策で心が穏やかになるスポットとして訪れるようになった鎌倉。

    そんな鎌倉を舞台にした物語です。

    物語の主人公はひとりの女性美紀。夫と死別、その後会社の倒産で仕事も失った48歳、心を寄せ合った恋人と過ごした鎌倉に最後の旅のつもりで訪れ、そこで台

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの伊吹さんの小説。
    面白かったけれど、登場人物の男性二人が、ワタシ的にはどちらもちょっと面倒くさいし謎(笑)。
    直哉は母親をママ呼びだし、紫釉さんは懐の深さを表したいのか、他の男を味見してから的な表現は、ちょっとキモい。想い人が若い男と付き合っていて、そんな心穏やかでいられる?年齢関係なく、

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    マカンマランに続いて台湾茶が出てきて嬉しくなって読み始める。が、すぐにこれは官能小説か?48歳でなぜモテる?(ひがみ)と思い始め、でも最後はなんとなく上手く着地した感じ。台湾茶を説明聞きながら飲んでみたいし、鎌倉の竹林も訪れたい

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    北鎌倉にある伝統的な茶器を用いて極上の茶葉をじっくり味わえるカフェ「鎌倉茶藝館」。
    読み終えたら着物を着たくなり、お茶が飲みたくなります。鎌倉には一度でいいから行ってみたいなぁ。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    飲んでみたくなったお茶

    •阿里山高山茶 
    花のような香り
    飲んだあとも甘い余韻
    •紅烏龍茶
    紅茶っぽい味
    潮の香り
    •白毫銀針
    マスカットのような香り
    柔らかくて甘い
    ・木柵観音茶
    芳醇な果物のような香り  
    さわやか

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    大人の恋は勢いだけではいけないもの 生きてきた分の人間関係だけではないしがらみ、いろんなことが絡みあって進むしかないのかと
    この本を読んでお茶とそして鎌倉にいきたくなった

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    大人の小説。
    出てくる人もみな本物を知っている人たちばかり。
    舞台は鎌倉、そこにある茶藝館、そして主人は茶道を究めるマダム、みなただ美しくいだけでなく教養も備えた人たち。うっとりするような、ちょっと出来すぎてさめるかは、その時の自分次第かも。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    お茶の話や煎れ方が書かれ古都の風情が以前に訪れた地と重なり懐かしくなる。恋愛模様は年代により意見は別れるが作中の『思秋期』には共感した。

    0
    2025年11月02日

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