【感想・ネタバレ】鎌倉茶藝館のレビュー

あらすじ

夫も仕事も失い、生きる気力をなくした美紀。最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の片隅で、台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」を見つけ、魅入られ、働き始める。お茶や着物、古都の穏やかな日常に触れ、明るさを取り戻す美紀。そんな彼女に、年齢も性格も違う二人の男性が好意を持ち始めた。今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い? ――苦みを知るから、決められない。名手が描く、大人の恋。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

綺麗事ではなく意外と生々しいストーリーだった。

男も女も、老いも若きも、本当に人生いろいろだよね。個人的に1番かわいそうに感じたのは前夫の姪の玲奈。消えないダメージとぶつけきれないイライラをずっと抱えて生きてるように感じた。1番嫌いなのは直哉母。本人は真面目に必死に生きてるんだろうけど、他人を思い通りに動かしたい、動くのが当然と思ってるのが痛々しい。

更年期に入った女性たちの生々しさが、お茶の爽やかさと着物の美しさにぐっと包まれているようなお話。

0
2026年05月05日

Posted by ブクログ

古都鎌倉と大人たちの恋模様は、壊れそうなほど儚く、それでいて鮮やかで美しかった…
そしてお茶や着物の端麗さに圧倒され、鎌倉のまちを含めてもっともっとそれらのことを知りたいと思った。

たくさんの趣や恋の美しさを教えてもらえた。
まさに茶藝館のお茶たちのように、
スゥーっと自分の養分になってくれた気がする。
次鎌倉に行くときは、聖地巡礼をして美紀たちと同じ空気感を味わってみたいなぁ。
美しい恋物語をありがとう

0
2026年03月18日

Posted by ブクログ

中高年向けの恋愛もの、なのかな?
孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。
いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れてもらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。
マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。
新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。
恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布の知識がふんだんに盛り込まれ、高等遊民という説明がピッタリの紫釉さんとの会話など、知的な雰囲気の小説。
お茶は奥が深い。茶器も蓋椀?など日本のものと違い、小さめの飲杯で何回かに分けていただく。一杯目、二杯目と重ねていくたびに香りも変化して味わいも変わるとか。こんな素敵なカフェが近くにあれば通っちゃうよねー(^-^)
なんとなく疲れていて人生を半分くらい投げてる人におすすめします。立ち直る気になれるかも。恋人が出来るかはわからないけど(´∀`*)

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

大人の本格的なお茶の世界を通して、マダムになっていく流れが素敵だった。
五十音を味わい尽くした「をんな」という世代の存在がキラキラしたものであることを教わった
-お茶も人も煎を重ねるたびに、さまざまな味と香りが花開く-

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

魯肉飯が食べたくなった。台湾茶も惹かれるし、着物も着てみたい!いや、いっそのこと、茶藝館で暮らせば早いか。

人間模様はあまりすっきりしなかったけど、キャラもそれぞれ特徴的で魅力的だった。うん、溺れたい。

0
2026年07月11日

Posted by ブクログ

台湾に行ったばかりだったので、作中のご飯などこんな味だったなと思い出しながら読めてよかった。鎌倉にも行ってみたい。

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

台湾茶葉の種類と作法に則り淹れたお茶の一煎毎の表現が何と豊富な事か。

人生に疲れた美紀が思い出の鎌倉で出会った茶藝館。
死への思いに囚われていた美紀も、マダムの淹れたお茶を飲むうちに少しずつ癒されて行く。
鎌倉に引っ越し、茶藝館で働くようになった美紀はだんだん自分の人生にも前向きになって行く。

マダムは美紀のメンターのような存在だ。時に優しく包み込み、時には大胆に美紀をけしかける。

同い年の紫釉とのお互いの弱みを見せられるやり取りも、元カレの息子の直哉との溺れるような恋も、美紀は一煎毎に開いてゆく茶葉のようだ。

奥深さに虜になったお茶とずっと携わって来た大好きな着物が再び仕事となり、居場所を見つけた美紀。マダムの言う所の、女として「菩薩」を目指すか「をんな」の業を背負って行くか、どちらを選ぼうが自分の選んだ道を行くだけだ!

0
2026年06月22日

Posted by ブクログ

京都も好きだけれど、鎌倉も好き。
一口に古都と言っても、その町々によって違った雰囲気をまとっているもの。
鎌倉の特徴はやはり、湘南の海に面していることだろうか。
海はキラキラと輝いて、いつでもサーファーが浮かんでいる。
そして、さしたる距離もないところに小山の間の谷戸や切り通しといった仄暗い場所がある。
光と闇のコントラストを強く感じるのが鎌倉だろうか。

仕事を失った、48歳の美しき未亡人・相生美紀(あいおい みき)は生きる意味を見失い、東京の自宅を片付けて身辺整理をし、初恋の人との思い出の地である鎌倉に向かった。
そこで、『鎌倉茶藝館』という店にたどり着き、マダムから心と身体を癒やすお茶のもてなしを受ける。
お茶は、一煎目、二煎目と味を変えた。六煎目、七煎目もまた違った味わいがある。
でもいつかは出がらしになるでしょう?
するとマダムは「香りや味が薄れても、良いお茶はどこまでも美しい味わいを残すのですよ。女が死ぬまで女であるように」と言い切った。

物語を彩る男たち。鎌倉出身の、昔の恋人・伊藤智也(いとう ともや)三つ上。
茶藝館の離れに住む、美紀と同年代の男性・高橋紫釉(たかはし しゆう)はマダムの孫で、普段は和装で過ごしている。
そして、伊藤智也とそっくりな青年実業家・篠崎直哉(しのざき なおや)

紫釉に求婚され、直哉との肉欲に溺れ、常連客の元カメラマンの老人にはセクハラをされ・・・(いや、「カメラの先生」はこの際どうでもいい)
美紀って、魔性の女?

堅物が四十を過ぎて恋に溺れると始末に追えない、と昔から言われ、ある種の皮肉と憐憫と滑稽味を持って描かれてきた。
「いい歳してみっともない」と。
そうやって描かれる対象は、多くは男性だった。
台湾茶の香りと、和服の描写、日本古来の色を表す名前、七十二候の言葉といった優雅なものに彩られているが、美紀の恋も四十過ぎて開花した悪あがきである。
死の「陰」への反動は「陽」の官能に向かうと紫釉は言っていた。
女としての死への反動で、燃え上がった欲求なのかもしれない。
それとも、鎌倉の「光と影」がなせる技なのか。

物語に登場する女たちは、美紀も大概だが、彼女の元夫の姪・玲奈や、直哉の母親・志津子は強烈なキャラクターである。
元夫を慕っていたらしき玲奈は、美紀を蛇蝎の如く嫌い、「おばさん」」と呼び(続柄的には正しい)とことん金を吸い上げようとする。
直哉の母親はセレブ。ミュージカルに通い詰め、マツエクで容貌を盛り、甘ったれた声で息子を言いなりにしようとする。

押しも押されもせぬ大物はやはり、鎌倉茶藝館のマダムこと林淑恵だろう。「はやし としえ」と読んでいるけれど、中国語読みもできそう。
美紀の女性としての生き方に、道案内の灯りを掲げてくれる人でもある。

0
2026年06月19日

Posted by ブクログ

いわゆる人生に疲れたアラフィフ女性が、鎌倉の人里離れた?場所に佇む場所で、人々と交わりながら自分を取り戻していく話でした。和服にも茶にも全く知識がないですが、楽しく読めました。最後の言葉が良かったな。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

読み始めは、情景描写が多く
『ん?外れたかな?』と思いましたが、少し読み進めるとページをめくる手が止まらず一気に読んでしまいました。
GWに鎌倉に観光に行っていたのもあり
鎌倉の景色を想像したり、Googleマップで地図を見ながら読むのも楽しかったです。

主人公の美紀は…
一般的には『可哀想なかよわい女性』というイメージなんですが
直哉の母が言う『女友達がいない』女性に嫌われるタイプなのかなとも思いました。
周りの男性がついひかれてしまう。
当の本人はそんなつもりはなくても
つい心配してしまう、気にかけてしまう。

登場人物の誰にも感情移入することなく
感動!とか共感!とかそういうものは全くなかったけど
私自信が50歳になったこともあり
マダムの言葉はジーンと胸に染み入るものがありました。
人生もまだまだこれからだなと。

何故が続きが気になって読み進めてしまうような
そんなお話でした。

私は残念ながら紅茶が苦手なので
お茶の良さはあまりわからないのですが
そんな私でも、こんなカフェがあったら、
丁寧にお茶を飲んで
花を咲かせたいなぁと思いました。

0
2026年06月13日

Posted by ブクログ

大人の恋。成熟した男と初恋の人の面影のある若い男から想いを寄せられ揺れる更年期な年頃の成熟した女性。語り口に引き込まれて胸キュン。風景とシチュエーションに引き込まれて映画のよう。風景や手触り香りも伝わってくる。女が死ぬまで女であるようにと言うマダムの言葉が美しい!一気読みした素敵な作品

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

初めて伊吹有喜さんの本を読みました。
すごく読みやすく、背景が浮かびます
鎌倉の台湾茶が飲みたくなる、40代後半の恋愛
の物語

0
2026年04月01日

Posted by ブクログ

久しぶりに超速読で読んだ。面白かった。熱中した。

大人の恋の話。
相生美紀、紫釉(しゆう)、直哉、マダム。

鎌倉茶藝館。こんなお店に是非行ってみたい!
今私が1番探し求めてるのはこんな店な気がする。
ゆっっっくりしたいな。

もっと続きが気になる。
ここまでの恋愛の本はなかなか読まないので、とても面白かった。

やはり、マザコンの男の子、子離れしてない母親はすっごい嫌悪感。「きもちわるい。」と私と思った。

川端康成の本、読んでみたいな。
伊吹有喜さんの本もまた読みたい。

0
2026年03月26日

Posted by ブクログ

人は何か大きな壁にぶち当たった時、絶望しても前を向くしかない、と。
それが一縷の希望の光になるのならそこにすがりつきたい、と。
主人公が辿り着いたお茶との出会いがきっかけになったのは良かったと思った。
そこに恋愛が絡んだのは良し悪しかな?
主人公の幸せを願って······
私としてはオーナーを選んで欲しいけど。

0
2026年03月14日

Posted by ブクログ

煎を重ねるたびに、さまざまな味と香りが花開く。

四季折々の花、景色、海、そしてお茶。鎌倉に行きたくなる。
恋も仕事も自分探しも年齢制限はない。

0
2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台とか空気感は好きですが、主人公がどうしても好きになれなかった。……というのは個人の好みの問題なのかしら。感情移入しにくかったのでひとつ残念なところです。

でもお茶を淹れるシーンは美しくて。
これを読んでいる途中、台湾茶を購入して楽しみました。

0
2026年07月10日

Posted by ブクログ

夫と死別した相生美紀(48歳)は、初恋の人の面影を求めて鎌倉へやってきた。そこで出会ったのは、中国茶でもてなす館の女主人と、その孫。
色々な中国茶が出てきて、そこでおもてなしする喫茶店の話、かと思ったら、大人の恋愛の話になっていく。
初めて身を焦がすような恋を知る美紀と、それを静かに見守るのは、女主人の孫、紫釉。
美紀が恋した男とは・・・。
民放ドラマか、映画になってもおかしくない内容。キャスティング、よろしくお願いします。

0
2026年06月27日

Posted by ブクログ

惹かれた目次
難しい⁉︎章のタイトル

台湾茶、谷戸
鎌倉の茶藝館さげいかん
小美シャオメイとマダムによばれるようになる50近い相生美紀の恋愛話
〜最後の一煎、死ぬまで情を注ぐのです〜
登場人物よりたくさんでてきたお茶の名前
マダムとの出会いは生態東方美人
マダムの孫 紫釉(阿紫アズィ 紫紫)普段飲むという凍頂烏龍茶
ー人に力をつけ、志こころを悦しくさせるー
たびたびでてくる川端康成の小説『母国語の祈祷』

〜ずっと好きでいるけど、もう忘れてほしい〜

直哉とはチョコ 蜜蘭烏龍茶
ー山笑う 花笑うー
碧螺春 
茉莉花茶
白毫銀針
ー田舎から親が出てきたー

〜官能は陰陽の陽の極み〜
〜死の対極にあるエロス〜

直哉と美紀の初めて 桃の酒 烏龍茶割り

原住民野生茶
〜何をしたって、悪くいう人は悪く言う〜
〜男は女の養分よ〜
言えるようになれますよぉーに

別れの 紅烏龍茶

〜性欲から離れた『菩薩』を目指す〜
〜恋の喜びと業を背負った『をんな』でいる〜

女子のテーマ
アタシの…

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

鎌倉にある台湾茶のカフェ「鎌倉茶藝館」が舞台のお話。

最初は台湾茶の名前が読みにくいな…と思いましたが、鎌倉の紫陽花が咲いている情景を思い浮かべながら、台湾茶を自分も一緒にいただいている気分になって読み進めました。

日本茶とも紅茶とも違う作法と香りや味が変わっていく台湾茶に興味津々。その上、登場人物が着ている着物の数々が古くても素晴らしい物のようで見てみたい、触れてみたいと思いました。

ストーリーは50歳を目前にした美紀が元恋人と似ている20も歳下の男性と、自分と同い年の男性との間で揺れ動く大人のラブストーリー。美紀が元恋人にそっくりな歳下男性に惹かれてしまう所までは理解出来るのですがね…。

鎌倉という素晴らしい舞台に高尚な文化。そこに20も歳下の男性との濃密な場面が同じ小説の中に一緒になって描かれている。あ〜ちょっと残念。個人的には濃密な場面がない方が雰囲気を壊さず読めた気がします。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

17年前に亡くなった夫の親族とは縁がないとは思うが、常識のない姪に人としてどうか、とまで言われ、
40歳にて初婚の姪にご祝儀を集られる、
永代供養のお金を出す謂れはないと思うが、永代供養代を集りに来たついでにご祝儀を集る、どんだけお金にがめつい姪に唯唯諾々とお金を出す、これはもう恐喝だよ。
遺産相続の時、弁護士に依頼すべきだったね。
また感傷に浸り、元カレに似た人が現れた、まずその存在を確かめるべきだったし、自分というモノがない主人公、またもう一人の身体の弱い男との間で揺れ動く、
キャラ設定がいまいち、病気ってなんなの?

微妙。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとも…この作家さんには珍しい感じの物語で、個人的になんかモヤモヤした。なぜなら?美しい鎌倉の景色に美味しそうなお茶、若くして未亡人になった主人公と別れた恋人の息子との年の差恋愛に、パニック障害のある和服オーナーとの恋未満、亡くなった夫の性癖と姪との恋、全編に描かれる着物の美しい描写。これをなんで一作に詰め込んだ。
四冊くらいに分けてじっくり読みたかった!彼女と同年代の私としては肉欲絡みは読んでて気持ち悪いけど、これも私じゃなければ共感できるのかも。
それでも最後まで読んでしまったのはこの人の文章の書き方が好きだからかなぁ?

0
2026年06月17日

Posted by ブクログ

大人の恋と鎌倉の風景、そしてお茶が、うまく合っていて良いお話だった。更年期を思秋期とよぶ言葉がとても良い。

0
2026年06月14日

Posted by ブクログ

伊吹有喜作品としては少し珍しい、大人の恋愛を描いた物語。

評価が分かれているのは、おそらく読む人の「年齢や経験」を選ぶ作品だからだろう。主人公とは性別こそ違えど、ほぼ同世代の自分にとっては、人生の節目や過ぎ去った時間について深く考えさせられる、特別な一冊だった。この切なさや愛おしさは、若い読者の目にどう映るのだろうか、と少し気になってしまう。

物語を彩る鎌倉の落ち着いた街並みや着物、そして五感を満たす台湾茶やスイーツの描写も実に魅力的だ。すべてが作品の静謐な空気感と見事に調和し、物語に豊かな彩りを添えている。

単なる恋愛小説の枠にとどまらず、鎌倉や台湾の文化、お茶の世界を愛する人にも広く薦めたい。

年齢を重ねたからこそ、初めて見えてくる美しい景色がある。そんなことを静かに、けれど確かに教えてくれる一冊だった。 ★3.8

0
2026年06月12日

Posted by ブクログ

背景の鎌倉の描写が、好きです。無性に散策したくなります。中国茶の種類を知ることが出来たのも、嬉しいです。
ただ、途中から主人公の恋愛が生々しくて、主人公に共感しにくかったです。
48歳の孫を持つマダムは一体お幾つなのか?お元気で綺麗で品が良くて…ちょっと年齢設定に無理があるのでは…と、親の介護真っ只中の私は思ってしまう。

0
2026年06月09日

Posted by ブクログ

台湾茶を楽しむシーンが沢山あって、次に台湾茶を飲む時には特徴を調べてから飲んでみようと思った。鎌倉にも行きたくなった。
楽しかったけど、嫌な人が出てくるシーンは苦手だな。

0
2026年06月04日

Posted by ブクログ

夫を早くに亡くし、和装関係の仕事も失った50前の女性が、初めての恋人との思い出をなぞって北鎌倉の鎌倉茶藝店に辿り着く。

書名から、お茶の蘊蓄を散りばめながら北鎌倉周辺の人間模様を描くかと思ったら、中年女性の心情の移り変わりがテーマで、しかも2人の美男子(1人は同年代、1人は20歳年下!)から唐突に求愛を受けるという展開が現実離れしていて、読み進めながらも筋から距離を置いてしまった。(お茶(台湾茶)と着物の蘊蓄はたっぷり出てくる)

結末は落ち着くところに収まった感はあるが、本書に感情移入できる読者層はかなり狭いのではないだろうか。

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

懐かしき鎌倉に出向いた主人公で、店員として働き、お客さんとの出会いがあった。理想的で、現実化したら嬉しい限りだなと思った。

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大人のシンデレラストーリーかな?
若くして未亡人になり、仕事も失って絶望から死をも考えた時に鎌倉に辿り着き、また生きる希望に出会う。登場人物がみんな浮世離れした美しい人達ばかり。同世代だけどあんなに情熱的に溺れることができるだろうか?
美紀は元彼の息子の年下を選んだけど、自分なら紬釉かな〜と妄想。
なでしこシリーズの雰囲気はあったけど、エロスが強くてもったいないな。

0
2026年05月01日

Posted by ブクログ

鎌倉を舞台に繰り広げられる、大人の恋物語。

読む前は、疲れた人や悩みを抱えた人が鎌倉茶藝館を訪れて癒されていく、というようなお話を想像していたのですが、実際はそうではなくてがっつり恋愛メインのお話でした。

今までに読んできた伊吹有喜さん作品の雰囲気ともまた少し違う感じがして、当初イメージしていたものとは結構ギャップのある内容でしたが、二人の男性との三角関係など少女マンガや恋愛ドラマのような展開、キュンキュンできる場面もたくさんあり、恋愛小説としてはとても楽しく読めました。

ただ個人的には直哉よりも紫釉推しで、早く紫釉と付き合ったらいいのになーと思いながら読んでいました笑
和服でクールでちょっと病弱?ってめちゃくちゃいいキャラクターなのにもったいないなーと笑

また恋愛要素以外の部分では、国内外の色々なお茶のお話や風情ある鎌倉の風景描写がとても素敵。
たまたま最近読んだ別の作品にも台湾茶が出てきていて、俄然お茶に興味が湧いてきました。
栄西禅師が源実朝に献上した『喫茶養生記』には、「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」とあるそう。
忙しくてあっという間に過ぎていく日々の中でも、ゆったりとお茶を愉しむような時間を忘れずに、大切にしていきたいなと思います。

「お茶も人も似たようなものでしてね。何煎でも飲めるし、そのたびに味わいが深まっていく」
「香りや味が薄れても、よいお茶はどこまでも美しい味わいを残すのですよ。」

0
2026年04月19日

Posted by ブクログ

人生に疲れてしまった女性が、鎌倉で台湾茶に出会って、心が解きほぐされていく話なんだろう……と思いながら読んでいたけれど、それだけではなくて、大人の恋の話しだった。

私も同じ世代だからそう感じるのか、恋の話しが割と生々しくてなまめかしい。
最初のイメージを裏切るギャップのある小説だったな。

0
2026年04月04日

「小説」ランキング