犬がいた季節

犬がいた季節

880円 (税込)

4pt

夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。生徒の名にちなんで「コーシロー」と名付けられ、その後、ともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら……。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の友情や恋、逡巡や決意をみずみずしく描く。2021年本屋大賞第3位に輝いた、世代を超えて普遍的な共感を呼ぶ青春小説。

...続きを読む

犬がいた季節 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月10日

    前々から気になっていた本

    さすが本屋大賞候補。
    3位だったようですが
    1〜2位は何かと確認したら
    クジラと図書室。

    うーむ。
    確かに他の2冊もいいけど
    自分なら本書が大賞

    短編でどれも良かったが
    第2章が一番良かった。

    マディソン郡の橋の匂わせ回収、
    最後の忘れ物も良かった。

    お薦めの一冊...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    高校に迷い込んだ子犬、コーシローが、世話をしてくれる"コーシロー会"の生徒たちを見つめる目線で書かれた物語。自分が犬好きというせいもあるかもしれないが、スゴく響いた。

    高校生の切ない恋愛、阪神淡路大震災の被災者のこと、毒親や老人介護などの家庭問題などを取り上げつつ、コーシローが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    こちらもブク友の皆様の本棚を見ていてめっちゃ読みたくなって購入した本。

    何これー!
    ホント、めっちゃいいじゃーん!!!

    光GENJIが流行っていた頃、私は中1くらいだったから、私よりは少し年上なんだろうな。
    懐かしいな、光GENJIもチェッカーズも。


    とある進学高校に、白い犬が迷い込んでくる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    優しい物語だった。
    昭和、平成、令和と時代背景と自分の過去を重ねて懐かしさでいっぱいになった。
    自分の高校時代は勉強しかしなかったから、若いうちにもっといろんな経験をしたかったな、と半ば憧れのような気持ちを抱いた。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    2024.03.03〜03.05
    昭和、平成、令和。様々な思い出が蘇ってきた。
    どの時代の話も良かったが、一番、心に響いたのは、第5話。自分と思い切り重ねてしまった。涙が出た。面白かったのは、第2話。相羽と堀田の会話。ちょっと、方言が入っていて、なんだか「ザ.青春」だった。
    本屋大賞第3位、さすがだ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    もうこれはキュンキュンが止まらない。鈴鹿山脈の麓にある三重県四日市の進学校に紛れ込んできた1匹の白い犬。コーシローと名付けられたんですが、やっぱり尾も白い、そうなんです。面白いって昭和最後のギャクまで飛び出して時代はソウル五輪で鈴木大地がバサロスタートで金メダルを奪った頃のお話だからデジャブって感じ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    単行本でも読みましたが、文庫本も購入し再読。
    やはり良かったです。
    同じ年代で場所が四日市という所で、まるでそこで見た様な気持ちで読み進めました。
    色々な悩みや思春期の気持ちを思いだしました。
    何回読んでも感動です。ありがとうございます。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月28日

    良かった!
    歴代のコーシローのお世話係を通しての出来事やコーシローの目線で書かれてるいるのも面白かった。
    受験、家族のこと、切ない想い、その時夢中になったもの… 懐かしい気持ちと切ない思いと自分自身のその頃の事も思いだした。
    F1コンビの再会も嬉しかったしラストも良かった!

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    私の18歳の頃は(優香より一つ上です)こんなに苦しくて、こんなに爽やかで、こんなにキラキラしていなかったな…と、彼らに憧れながら読みました。でも、読後、「この子たちにも、そんなに特別な何かが起きているわけじゃない」「私の18歳も、これといって何もなかったけど、あれでよかった、あれがよかったんだ」と思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

     高校に迷い込んだ一匹の白い犬と高校生の交流を通して、昭和から平成、そして令和へとそれぞれの時代の18歳の思いが描かれる。

     一匹の犬を通した連作短編となっており、最後の同窓会で大団円を迎えるという、心憎い展開で一気に読まされてしまいました。

     しかも、その時代ごとの雰囲気と18歳の頃の思いとい...続きを読む

    0

犬がいた季節 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

双葉文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

伊吹有喜 のこれもおすすめ

犬がいた季節 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す