イノセント・デイズ(新潮文庫)

イノセント・デイズ(新潮文庫)

880円 (税込)

4pt

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

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イノセント・デイズ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で、いちばん心を揺さぶられた一冊。30歳の女性死刑囚・幸乃の数奇な人生を辿る物語。

    元交際相手の妻と幼い子どもたちを焼死させたとして死刑判決を受けた彼女は、執拗なストーカーというレッテルも貼られ、世間から厳しい目を向けられていた。本当にそうだったのか。読み進めるほど、その問いが胸に

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    自分を捨てた元恋人の家に放火し、妻と1歳の双子を殺めた田中幸乃。
    死刑を宣告された彼女のこれまでの人生とは。
    真実はあまりにも哀しく、残酷だった…

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    何も知らずに読んだ方が良い。
    ただただ1人の女性が裏切りにあって転落していく人生、そのそばにいた人たちの述懐。そのような流れでストーリー語られて行き、暗い気持ちになっていく。そうして第一部が終わるのだが、第二部が始まると、突如違った切り口で物語が語られ始める…。
    第二部の後半からクライマックスにかけ

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    出てくる人間みんな身勝手だ、田中幸乃も含めて




    田中幸乃の人生を概観すると、父・美智子・理子・敬介と彼女を一度は必要してくれた存在に幾度となく捨てられ続けた。辛いなどという平凡な言葉では言い尽くせないだろう。

    本当にみんな身勝手だと思う。子どもを育てたいと思って産んだ母ヒカルも、孫が生まれて

    0
    2025年10月01日

    匿名

    購入済み

    最後まで引き込まれた

    何故??という思いから本当に最後まで読み切ってしまった。幸乃を何となく満島ひかりさんをイメージして読んでいたのは映画「愚行録」の影響。

    #切ない #ドキドキハラハラ

    0
    2023年02月03日

    購入済み

    予想外

    結末が意外だった。
    登場人物が数名にわたって変わり、色んな視点で楽しむことが出来た。

    0
    2020年05月13日

    購入済み

    良かった

    様々な視点からの描写、展開がなかなか読めず面白く泣けた。
    すごく良い本。

    0
    2019年10月09日

    Posted by ブクログ

    なんとも切ない気持ちにさせられる。

    元交際相手の妻と、その双子の娘の3人を放火により焼死させた罪で死刑宣告された、田中幸乃。
    章が変わる度に、その関係者の追憶が描かれ、本当にこの女は殺人犯なのかといった疑問が生まれ読む手が止まらなくなる。

    ラストに賛否あるみたいだけど自分はこれが現実だよなーと思

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    死刑執行日に間に合わず、報われなかったように思えた。しかし、それはあくまで外から見た勝手な思いにすぎず、本人にとっては、ようやく待ち望んだ安らぎの瞬間だったのかもしれない。
    人は「そういう育ちだから、こうなったのだろう」と決めつけたり、ネットの不確かな情報に影響されたりしがちだ。
    先入観に惑わされず

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    ある死刑囚の女性の話

    過去の交際相手の家族をストーカーをし、放火し、嫁子供を殺害した。彼女の生い立ちから見えてくるのは育ちの悪さ。17歳の同じく育ちの良く無い無責任な母親から生まれて、養父には虐待をされ、犯罪を犯し少年院に入っていた過去も。そんなテレビからの情報からは、いかにもやりそう、なんて大体

    0
    2025年11月14日

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