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お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編。山本周五郎賞受賞作!(解説・今野敏)
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「ザ・ロイヤルファミリー」
2025年10月12日~ TBS 出演:妻夫木聡、松本若菜、小泉孝太郎
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Posted by ブクログ
500ページ以上の長編だったが、1ページ1ページに物語があり、展開があり、競馬という馴染みのないテーマでありながら心を動かれる素晴らしい作品だった。 クリス視点で語られる一族を取り巻く「継承」の物語に、最後は涙を禁じ得なかった。
私は本屋でこの表紙を見た時に金持ちの話なのかなと勘違いしてました(笑) その直後に「妻夫木(聡)くんのドラマ」と知り、ドラマを観るか本を読むか悩み、本を読もうという結論になりました。 競走馬を育て上げ、年末に開催される有馬記念を目指していく物語は『継承』というのがテーマになっているんだと読後感は、...続きを読む余韻が強く残りました。 『継承』と感じとるのは、父・山王耕造と息子・山王耕一の親子、そして競走馬と騎手との関係性は共に戦うこと、そして競走馬から人間へ。 馬主側は『最高の競走馬』に仕立てるのは性格・体格・筋力をバランスよく兼ね備えるために、分析力が問われる。それが周りが何を言おうと覆ることがないのは、分析力がないとできないことだと思う。 また騎手側となると競走馬とともに戦わなければならない中で、いかに『チーム』として挑むこと。そして競走馬は競走馬の判断があり、走りたいか走りたくないかが変わる。 思うがままに走ってほしいという願いはしっかり人間にも『継承』されていく。 馬券を買って競馬を楽しむ側のその裏には、競走馬を思う存分走らせ馬生を全うしてもらいたい強い意志を感じる『チーム』が存在し、その熱量は本当に高いと感じました。 競馬はギャンブルなイメージがすごく強く根付いているけど、こうして競走馬を仕立てる人たちの栄光と苦悩を見ると競馬の概念が180度変わる。最後の最後で心震えた。 すごく良かった。再読したいと思える本に出会えたと思います。ドラマも一気見します。
ドラマが終わったら読もうと思っていたのですが、号泣するくらい毎回面白いので気になって読み始めたら一気に読んじゃいました。レース展開や馬生などはリアリティあって、もっと続きが読みたい。 ドラマと違う部分も多々ありました。 馬の美しさとか性格の表現とか、そういった描写は競馬ファンにとって想像しやすくて世...続きを読む界に入りやすかった。現地で観戦したことある人は、あのダービーなどのG1レースの熱狂、有馬記念の年末のお祭り感の想像に容易く、わくわくするはず!また馬主側のことを知れるのも良かった点。 余談ですが、 昨年末の有馬記念を最後に、初めての推しの競走馬が引退し、種牡馬になることが決まり、寂しい気持ちでいっぱいでした。"推しの産駒がまた走ることがブラッドスポーツの面白さ"なんて友人から励ましてくれました。 そして、今年になり、受胎率が悪いてため種牡馬をも引退し功労馬として暮らす(それも引退した競走馬にとってとっても幸せなことです。)という残念なニュースが入り、心のどこかにもやもやがありました。推しの子が走るのなら次の役目に進んだんだと、心の整理がついていたのに、と。 ですが、つい数日前、嬉しいことに推しの受胎率の問題が解消して、来年からまた種牡馬を務められることが決定したんです。彼の子供がまた走り、同じレースに出走するかも!と期待でいっぱいです。 今回、ロイヤルファミリーを読んだことで、血統の継承という競馬の浪漫を少しわかることができたかもしれない。
競走馬たちを巡った人間関係の描写が最後のレースに凝縮されているようで感動してしまう!とても良かった。
ドラマを観てとても良かったので読んでみました。 少しドラマと原作では異なる部分もありますが… 読み終えてしまえば許容範囲です。 競馬のことは何も知りません。 ましてや馬主側のことなんて知る由もないですよね。 それでも、この場の興奮の一部になって 感動してみたいと思わせてくれました。 『継承』… ...続きを読む馬も人も…。 計算されつくしたことであったとしても それは簡単なことではないですよね。 登場人物が皆優しい。 悪者がいない。 競争の世界なのに。 清々しくて感動です。
競走馬と人々の「継承」を主題に、馬主一家の波瀾に満ちた二十年間を描いた長編小説である。 父を亡くし、深い喪失感に苛まれていた税理士・栗須栄治は、偶然のビギナーズラックによって的中させた馬券をきっかけに、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長・山王耕造の秘書として働くことになる。 競馬に情熱を注ぎ、...続きを読む自らの名を冠した馬の勝利を渇望する山王とともに、栗須は有馬記念の制覇を目指す。 本作は競馬を題材としていながら、競馬に馴染みのない読者でも十分に楽しむことができる。 むしろ、競馬の知識を持たない読者であっても惹き込まれるほどの熱量と、読書中の没入感は圧倒的である。 オーナー、レースマネージャー、ジョッキー、調教師、記者など――競馬に携わる登場人物たちの夢や希望を背負い、一心不乱にコースを駆け抜ける競走馬の姿は、限りなく美しい。 その疾駆する姿や愛らしいしぐさに至るまで、作中の描写は息をのむほど精緻であり、読む者の胸に深い感嘆を呼び起こす。 物語は第一部と第二部に分かれており、私は第一部のラストレースで思わず号泣した。 主人公・栗須と同じく「がんばれ!」と叫びそうになりながら、ページをめくる手が止まらなかった。 第一部の感動に比例するかのように、第二部では晴れやかな読後感が広がり、競走馬と人との縁の継承、そして確かな未来への希望が静かに胸に刻まれた。
競馬は若かりし頃に、1.、2度見に行った程度。今回TVドラマをきっかけにオーディブルで視聴。馬主、調教師、ジョッキー、牧場、競走馬、レース種類など競馬を取り巻く世界を初めて知って目から鱗。久しぶりに競馬場に行ってみたくなった。この流れだとやっぱり今年の有馬記念!?
競馬の知識がなくて、最初は話に入っていけるかなと、不安でしたが、とても面白かったです! 馬主や騎手他にも沢山の人達がレースの為に力尽くされるのが伝わりました。ドキドキハラハラでした! 少し競馬に詳しくなれました。
#ドキドキハラハラ #カッコいい #タメになる
親を超えたい子、子に超えてもらいたい親。 互いに素直にはなれないけど確かに繋がっているものを感じる作品。
写真一枚でその先も想像させるのが素晴らしいと思った。 純粋な血統でなくとも、家族は継承されるのだと実感した。 ドラマはつぎはぎされているようなので、 展開が別物で、両方見るとごちゃごちゃしてきてしまうかも。 でも、映像で見ると馬の爽快感や感動は違うなと。原作は細かく表現しないと伝わらない故に、ちょっ...続きを読むと長いなと。
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