【感想・ネタバレ】ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編。山本周五郎賞受賞作!(解説・今野敏)

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Posted by ブクログ

500ページ以上の長編だったが、1ページ1ページに物語があり、展開があり、競馬という馴染みのないテーマでありながら心を動かれる素晴らしい作品だった。
クリス視点で語られる一族を取り巻く「継承」の物語に、最後は涙を禁じ得なかった。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

馬主の秘書目線で送られる競馬ストーリー。

本書を通じて考えさせられるのは、人生とは総じて思い通りにいかず、儘ならぬものだということだ。

ロイヤルホープという馬に、上手くいかぬ不器用な性格や人生を託し、有馬記念に挑むも結果は惜敗。非嫡出子の息子が相続した、ロイヤルファミリーは父の仇ともいえるレースに同じ産駒と激走の末、敗北。

最終的にロイヤルファミリーは名馬となるようだが、その部分について描いていないのもこの本の魅力。

作中に何度か出てくる「いつの時代も、息子は父を超えていかなければいけないもの」という心意気は学ぶものがある。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

私は本屋でこの表紙を見た時に金持ちの話なのかなと勘違いしてました(笑)
その直後に「妻夫木(聡)くんのドラマ」と知り、ドラマを観るか本を読むか悩み、本を読もうという結論になりました。

競走馬を育て上げ、年末に開催される有馬記念を目指していく物語は『継承』というのがテーマになっているんだと読後感は、余韻が強く残りました。

『継承』と感じとるのは、父・山王耕造と息子・山王耕一の親子、そして競走馬と騎手との関係性は共に戦うこと、そして競走馬から人間へ。

馬主側は『最高の競走馬』に仕立てるのは性格・体格・筋力をバランスよく兼ね備えるために、分析力が問われる。それが周りが何を言おうと覆ることがないのは、分析力がないとできないことだと思う。

また騎手側となると競走馬とともに戦わなければならない中で、いかに『チーム』として挑むこと。そして競走馬は競走馬の判断があり、走りたいか走りたくないかが変わる。
思うがままに走ってほしいという願いはしっかり人間にも『継承』されていく。

馬券を買って競馬を楽しむ側のその裏には、競走馬を思う存分走らせ馬生を全うしてもらいたい強い意志を感じる『チーム』が存在し、その熱量は本当に高いと感じました。

競馬はギャンブルなイメージがすごく強く根付いているけど、こうして競走馬を仕立てる人たちの栄光と苦悩を見ると競馬の概念が180度変わる。最後の最後で心震えた。

すごく良かった。再読したいと思える本に出会えたと思います。ドラマも一気見します。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

ドラマが終わったら読もうと思っていたのですが、号泣するくらい毎回面白いので気になって読み始めたら一気に読んじゃいました。レース展開や馬生などはリアリティあって、もっと続きが読みたい。
ドラマと違う部分も多々ありました。
馬の美しさとか性格の表現とか、そういった描写は競馬ファンにとって想像しやすくて世界に入りやすかった。現地で観戦したことある人は、あのダービーなどのG1レースの熱狂、有馬記念の年末のお祭り感の想像に容易く、わくわくするはず!また馬主側のことを知れるのも良かった点。

余談ですが、
昨年末の有馬記念を最後に、初めての推しの競走馬が引退し、種牡馬になることが決まり、寂しい気持ちでいっぱいでした。"推しの産駒がまた走ることがブラッドスポーツの面白さ"なんて友人から励ましてくれました。
そして、今年になり、受胎率が悪いてため種牡馬をも引退し功労馬として暮らす(それも引退した競走馬にとってとっても幸せなことです。)という残念なニュースが入り、心のどこかにもやもやがありました。推しの子が走るのなら次の役目に進んだんだと、心の整理がついていたのに、と。

ですが、つい数日前、嬉しいことに推しの受胎率の問題が解消して、来年からまた種牡馬を務められることが決定したんです。彼の子供がまた走り、同じレースに出走するかも!と期待でいっぱいです。
今回、ロイヤルファミリーを読んだことで、血統の継承という競馬の浪漫を少しわかることができたかもしれない。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公視点によるデスマス調の淡々とした文章に品を感じる。
それが盛り上がりの妨げになるように思えるところ、作中何度も泣けるシーンがある。
最終ページに載っているロイヤルファミリーの戦歴等の記録表を見るだけで目頭が熱くなる。本編で言及のなかった最後のレースの天気。
テーマは継承。主人公の役割はその架け渡し役。
レースの描写中は早く決着がついてくれとドキドキしながら読んだ。なかなか勝たせてくれなかったのもまた良い。
久しぶりに見つけたずっと本棚に置いてきたい小説。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

競走馬たちを巡った人間関係の描写が最後のレースに凝縮されているようで感動してしまう!とても良かった。

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2025年11月25日

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ドラマを観てとても良かったので読んでみました。
少しドラマと原作では異なる部分もありますが…
読み終えてしまえば許容範囲です。

競馬のことは何も知りません。
ましてや馬主側のことなんて知る由もないですよね。
それでも、この場の興奮の一部になって
感動してみたいと思わせてくれました。

『継承』…
馬も人も…。
計算されつくしたことであったとしても
それは簡単なことではないですよね。

登場人物が皆優しい。
悪者がいない。
競争の世界なのに。
清々しくて感動です。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマで毎話泣いていたので原作を読んでみました。
馬を中心に人を繋ぐ物語
競馬を知らなくてもアツくなれる
ロイヤルの血を応援したくなる
そんなお話でした。
ここでもかというくらいロイヤルの馬を勝たせないそしてものすごく気になる結末は紙一枚という早見さんの物語の紡ぎ方痺れました

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むきっかけはテレビで日曜劇場として放送されているのを知ったこと。
読み始めすぐに感じたことは、「え、競馬?今までやったことないし、ギャンブル嫌いだから読むのやめようかな」であった。カイジのように、ギャンブルでハラハラするのは面白いが、「結局運が良い主人公が勝つストーリーなんでしょ」という先入観が脳裏をよぎった。
しかし読み進めていくと、主人公は馬主の秘書であり、競馬に興味がなかったが、秘書として持ち馬の勝利のために馬主の補佐として奔走する物語であることを知る。競馬に興味がないという点から共感が始まり、牧場で馬を見たり、競馬場で持ち馬を応援する姿を知ると気がつくと自分まで、主人公と同じ視点に立って応援していた。
これは、物語の進行が常に主人公視点であることが起因していると思う。丁寧な口調で進む点はもしかすると読み手によっては堅いと感じるかも知れないが、自分は好感を持てた。主人公のような流暢な敬語や他人からの信頼を得られるようになりたいとも感じた。
競馬のシーンは圧巻であり、馬が走る姿、競馬場の光景を脳裏に浮かべながら読むのがとても面白かった。
自分自身、競馬に賭けることはこれからもないかも知れないが、馬の血統や体格、経歴などを見て、競馬をテレビで見たり、もしくは競馬場で生で見ることはやってみたいと、思わせる素晴らしい小説だった。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

競走馬と人々の「継承」を主題に、馬主一家の波瀾に満ちた二十年間を描いた長編小説である。
父を亡くし、深い喪失感に苛まれていた税理士・栗須栄治は、偶然のビギナーズラックによって的中させた馬券をきっかけに、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長・山王耕造の秘書として働くことになる。
競馬に情熱を注ぎ、自らの名を冠した馬の勝利を渇望する山王とともに、栗須は有馬記念の制覇を目指す。

本作は競馬を題材としていながら、競馬に馴染みのない読者でも十分に楽しむことができる。
むしろ、競馬の知識を持たない読者であっても惹き込まれるほどの熱量と、読書中の没入感は圧倒的である。

オーナー、レースマネージャー、ジョッキー、調教師、記者など――競馬に携わる登場人物たちの夢や希望を背負い、一心不乱にコースを駆け抜ける競走馬の姿は、限りなく美しい。
その疾駆する姿や愛らしいしぐさに至るまで、作中の描写は息をのむほど精緻であり、読む者の胸に深い感嘆を呼び起こす。

物語は第一部と第二部に分かれており、私は第一部のラストレースで思わず号泣した。
主人公・栗須と同じく「がんばれ!」と叫びそうになりながら、ページをめくる手が止まらなかった。
第一部の感動に比例するかのように、第二部では晴れやかな読後感が広がり、競走馬と人との縁の継承、そして確かな未来への希望が静かに胸に刻まれた。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

競馬は若かりし頃に、1.、2度見に行った程度。今回TVドラマをきっかけにオーディブルで視聴。馬主、調教師、ジョッキー、牧場、競走馬、レース種類など競馬を取り巻く世界を初めて知って目から鱗。久しぶりに競馬場に行ってみたくなった。この流れだとやっぱり今年の有馬記念!?

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2025年11月11日

購入済み

競馬の知識がなくて、最初は話に入っていけるかなと、不安でしたが、とても面白かったです!
馬主や騎手他にも沢山の人達がレースの為に力尽くされるのが伝わりました。ドキドキハラハラでした!
少し競馬に詳しくなれました。

#ドキドキハラハラ #カッコいい #タメになる

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

親を超えたい子、子に超えてもらいたい親。
互いに素直にはなれないけど確かに繋がっているものを感じる作品。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

星4.4

おもろい。

生涯で競馬の負け額200万を超える私でもおもろいと思ったので、おもろいでしょう。

競馬の魅力を最大限に表現する物語構成。

競馬を嗜む身としては、新たな知識を得ることもできたし、馬券検討の際に馬主のことまで気にしてしまいそう。さらに負け込むな、こりゃ。

ちなみに日曜劇場枠でドラマ化しているが、もちろんこっちはこっちで楽しんでいる。
ドラマ化前から購入していて、なんとなく読み始める気にならなくて、ドラマ化を知って慌てて読んだという経緯は内緒である。


さて、その物語だが。
伝えたいメッセージをそのまま言語化してしまうのはどうか、という部分はあるが、まさに「継承」の物語であり、競馬というものがそもそも「継承」されていく「物語」なんだと納得させられる。

物語序盤は、ここまで壮大な物語になると思っていなかった。山王社長の所有馬ロイヤルホープが有馬記念を制覇して終わるんだろうなぁ、と甘く見ていたが、愛人、隠し子騒動から、こうも発展させていくとは。

と、いうのも、ロイヤルホープとの出会いから弱りゆく山王社長、紆余曲折ありながらも有馬記念への挑戦権を得るまで成長を遂げ成績を上げたロイヤルホープ、そこまでの道中がめちゃくちゃ面白い。
めちゃくちゃ面白いから、それで大団円。
それでも充分納得でした。ということです。

しかし、それを超えて「継承」の物語として
馬主、騎手、競走馬、が次世代へと継がれていく先を描いてくれている。
その受け継がれていく様を、栗須栄治と読者は見つめ続けることになる構成。
だからこそ、物語終盤、ロイヤルファミリーの有馬記念に対する思い、そして栗須が涙するとき、読者も共に涙を流すことになるのだろう。
この壮大さには圧巻。

ロイヤルホープとロイヤルファミリー。
どちらも競走馬としての集大成は、山王耕造にとって特別なレース、有馬記念に向けられるわけだが。そのレース結果を文章として描かずに、競走馬情報の戦績表で見せるところ。
これが余韻を感じさせて、よいねぇ。です。
競馬にハマった経験があれば、尚のこと。
見慣れたやつだからね。これ。
ロイヤルホープの有馬記念でこの表現をつかっておいて、この小説自体の締めくくりもこの表現で締めるわけだが。
これ、よかった。めちゃくちゃよかった。

なんとも心地よい読後感だった。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

写真一枚でその先も想像させるのが素晴らしいと思った。
純粋な血統でなくとも、家族は継承されるのだと実感した。
ドラマはつぎはぎされているようなので、
展開が別物で、両方見るとごちゃごちゃしてきてしまうかも。
でも、映像で見ると馬の爽快感や感動は違うなと。原作は細かく表現しないと伝わらない故に、ちょっと長いなと。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私もドラマで泣いたのをきっかけに本を取りました。
第一部は山王耕造社長が魅力的で自分自身もクリスになったような気分で入り込んで読めましたが、第二部での耕一には全く共感できず、クリスと同様にどんどん心が離れていきました。
それも作者の術中なのかもしれませんが、もう少し耕一にも共感したかったな、というのが本音です。
とはいえ、かなり楽しく読ませていただきました。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

競馬をちゃんと見たことないけど、頭の中でロイヤルホープ、ロイヤルファミリーが走ってる姿を想像していると、有馬記念のシーンとかどんどんスピードが上がってスラスラ読めた!
馬も人間も家族の繋がりの大切さは通ずるものを感じた。クリスとその周りの人の繋がり1つずつの出会いがロイヤルファミリーに繋がって行ったんだと思った。耕一が亡き母の名付けた馬をホープの繁殖牝馬に選んだところがジーンと来た。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

主人公は栗須さん。かつての友人のつながりから山王社長のマネジャーとして会社に入社するころから話はスタートする。

20年くらいの時間が流れる話で、その間クリスはもちろん、その周りの人間の成長なども描かれてすごく親近感のようなものを感じながら、見守るような気持ちで読み進められる。

ワリスと山王社長はまるで親子のようだったが、クリスと耕一ものちに親子のようになる感じがエモい。クリスと耕一は作中では父がいないという境偶が同じで馬主とマネジャーとして二人三脚になるところも良い。

世代交代だけでなく、継承を意識しているところも否定的な気分にならずに読める。エンディングとしては勝てないんか!というオチ。でもまだ続くイメージが持てた。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

前半はテレビの方が奥行きがあって流石脚本家って感じでした。テレビはこれから後半に入りますが、本は後半の方が断然面白くて、テレビがどうなるか気になります。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

 10月からテレビドラマ「ロイヤルファミリー」が始まり、それがよいし、この先を安心して観ていきたいので読みました。
 
 期待通りに、簡単には勝たしてくれません。物語のラスト、できればあの1年後の描写で終わって欲しかったなと思います。余韻が大きすぎて。それに、あの成績表を見落としてしまうと、「それでどうなるの?」ってなってしまうし。

 でも、楽しめました。 子どもの頃住んでいたマンションのすぐ近くに、本書にも出てくる阪神競馬場がありましたが、競馬には興味はありませんでした。
 でも、本書を読みドラマを観て、一度は生で観てみたくなりました。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

馬と人間のファミリーの物語。

馬主になるって、経済力と途中で諦めない力と人と馬を魅了する人間力と強運が必要だ。
競馬という世界を「馬主側」から見ることができた。新しい世界だった。

「勝てない馬がついに勝って感動した」という感動物語ではない。
登場人物を単一化せずに、一人一人の人間を丁寧に描写し、挫折や葛藤、喜び、悲しみなどの心の表現が素晴らしかった。

私は、子供やその後の世代に何が残せるだろう。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

独特の一人称語り口に戸惑いながら、馬主山王さんやロイヤルホープを走らせる登場人物のみんなの魅力に引き込まれていきました。面白かった!
ロイヤルホープが華々しく勝って終わるのかと思ったら全然違って、その後息子の耕一くんとロイヤルファミリーに引き継がれて、椎名さんの息子さんも含めて次世代が華々しく活躍していくんだ…と思ったらそれも違って、大人気ない椎名さんや、ここで気持ちよく勝って終わるのは違うだろうと言いたげな社長さんが見えるようで、華やかな結末ではないけどそれが良かったなと思いました。

(勘違いがあったようなので一部訂正しました)

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ロイヤルホープのレースは胸が熱くなり、目頭まで熱くなりました!『継承』されたロイヤルファミリー、続いていくから面白い!

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2025年11月21日

匿名

ネタバレ 購入済み

ザ・ロイヤルファミリー

テレビドラマ化されると知って、久々に小説を読みましたが、文章も読みやすく、競馬に詳しくない私でも最後まで飽きずに読めました。競馬に関しては、説明というよりは簡単なガイド的なものなので、逆により興味を持てました。順風満帆なサクセスストーリーではないのに、読み終えた後は、何となく競馬場の緑の芝生の爽やかな風が吹いてくるような後味の良さがあります。ドロドロした人間模様は疲れるから敬遠したい方におすすめです。取り敢えず私は、競馬場に行って美しい競走馬をこの目で見たくなりました。

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2025年08月24日

購入済み

競馬を知らなくても楽しめるかも

登場人物が順風満帆とはならなかったり馬も簡単に勝たしてもらえないストーリーにちょっともやっとしましたが、小説の結末の先にも物語があるなかなか上手い作品でした。宮本輝の「優駿」やディック・フランシスの競馬ミステリーとはまた違った面白さがありました。

#ハッピー #癒やされる

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

テレビを見て面白かったので読んでみた。
馬は血統の良さが重視される生き物だという事がわかった。
最後は残念だったけど、勉強になった。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

主人公の冷めた淡々とした語り口が読みやすくて良かった。ただ、冷静で仕事もできるだろうに、決断力に欠けるところにやきもきさせられた。
登場人物が多いせいか、人間模様の描かれ方が長い割にはさらっとしていて、もう少しクリスと加奈子の過去のことや耕一、優太郎や百合子の葛藤などを深く知りたかった。

競馬には疎いながらも競馬場は付き合いで何回か行ったことがある。当時は競馬新聞をちょっと見てなんとなくで選んだりしていまいち面白さもわからなかった。また行く機会があったら、違った目線で見られて楽しめそう(ハマったら困るけど)。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

ドラマが面白いと友達に聞き、でもティーバーで全話見れない時期になってしまっていたので、原作を読んでみた。
私の疎い競馬の世界。
先日、天皇皇后両陛下が園遊会?で、武豊氏と歓談しているのを拝見して、そうか、競馬はギャンブルとはいえ高貴なものなのか、と感じた。
とてつもないお金がかかる世界のドラマは面白かった。

早見さんは店長はバカすぎて、笑うマトリョーシカと読んできたが、なんとなく合わない。
文もキャラクターもあまり好きではないというか、なんとなく合わない。
そんな個人的な理由で星四つではなく三つにしてしまった。
ただ、題材は好きだし、私の知らない世界を垣間見せてくれる。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

山王社長も椎名さんも、どちらも不器用だし曲者だけど、カッコイイ父親
「全ての息子は父を超えなければ」
超えたい!と思わせてくれるような父親がまず、素敵✨
栗須さん、感情が豊かで涙もろくて、好きだなぁ

現実の競馬に興味は無いけれど、奥深くて離れられなくさせる魔力があるなと思った

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

正直、前情報ほどの面白さは感じなかったかな。
ただ、最後の最後にまでライバルにレースで勝てなかったのは面白かった。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ドラマは見ていないし、競馬もこれまで見てきていないが、競馬を理解することが出来た。ちょっと見てみたいなと思わせてくれた。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ロイヤルファミリーは、物腰柔らかなクリスさんの語り口なせいか、さらっと読める。
過去に、競馬小説「優駿」を読んで、涙が止まらない!っていう感動をした記憶があり、ロイヤルファミリーの帯に同じ「涙が止まらない」とあって、手に取った。涙はでなかったなー。優駿を再読しようと思う。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

競馬には縁はないが乗馬を齧っていたことがある
馬という生き物は時に人と気持ちが通じることがあるのではないかと思わせてくれる
聡明で愛嬌があり凛として美しく力強いサラブレッドと勝ちにこだわる馬主、素敵な世界だと思った

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2025年11月11日

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