あの夏の正解(新潮文庫)

あの夏の正解(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

2020年、新型コロナ感染拡大により春のセンバツに続いて夏の甲子園も中止。愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、選手と指導者に向き合い、“甲子園のない夏”の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを吐露する監督。彼らは何を思い、どう行動したのか。パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。(解説・山本憲太郎)

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あの夏の正解(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍ではさまざまなことが起こった。もちろん命が一番大事なことはわかっているが、夢を奪われた若者はどうなってしまうのか…
    2020年の夏、夏の代名詞とも言える甲子園での高校野球全国大会が中止となった。

    この本はノンフィクション。神奈川の桐蔭学園で高校球児だった作家の早見和真さんは、愛媛県の済美と

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    甲子園への道を失った球児達、指導者と向き合って綴ったノンフィクション。
    2020年は特別な年だった。新型コロナ感染で社会が揺れ、一人一人が出口のない状況でもがいていた。
    私も、職場で闘っていた。「かわいそうな」年にならないよう必死だった。
    星稜高校と済美高校の三年生と指導者たちを巡るノンフィクション

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    これは数年後、数十年後に、きっと“あの夏の”と形容される高校生たちの物語だ。

    ──そしてとうに熱い夏を終えている大人たちの物語でもある。
     
     

    第4回 YAHOO!JAPANニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞 候補作。

    本作は桐蔭学園出身の元高校球児でもある、作家早見和真氏が書き下ろ

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    自分が、自分の子が、受験生だったり新入生だったりしないタイミングでよかった、と、やはりどこかひとごととして過ごしてしまったあの時間とあらためて向き合うこととなり、息を詰めるようにして読んだ。

    あのとき高校3年生だったということ、しかも甲子園を「具体的な(実現可能な、というべきか)」目標としている強

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    2020年、済美と星稜の強豪2校に密着し「甲子園のない夏」の意味を問い続ける。

    監督、選手の率直な気持ちが見事に引き出されている。
    著者の学生時代と照らし合わせながら当事者の迷いや葛藤に向き合っている。

    困難から希望を見出す選手の姿に感動する。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    今でも思い出す2020年、甲子園の中止が発表された時。
    本当に高校野球って甲子園って何だろう
    あの年大なり小なり色んなことが中止になっていく中で甲子園の中止が1番「ありえない」って感じた・・・。
    著者の早見さんが、強豪の済美高校、星稜高校に直接足を遊んであの年の夏の正解を探る、ノンフィクション作品で

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    どうあるべきだったかは本人たちに委ねればよい。ただ、前例のないことに悩み苦しんだ経験は如何にも代え難いものだと思う。

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    私は野球が大好きなので、
    この時は本当に選手たちが可哀想で、
    いたたまれなかった…泣

    でも可哀想なだけじゃない!
    可哀想はそうなんだけど、
    彼らはそれ以上に逞しい!
    可哀想にしたいのは私達大人だ
    という事が分かった
    早見さん自身の事も書かれてあって
    とても興味深かった

    0
    2022年12月08日

    Posted by ブクログ

    のっけから涙、涙。監督の子どもたちを思う気持ちに触れて、心が震えた。

    2020年の夏の甲子園に関するドキュメンタリーはテレビでも見たし、中止が決定した時には球児たちの無念を思って心を痛め、涙を流した。
    その一方で「仕方がない、受け止めなくちゃね」と思っていた自分もいたのだけれど、そんなこと球児たち

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ

    コロナの蔓延から早3年半。コロナの流行により今までの当たり前がそうでないことに気づいた人も多いのではないか。2020年の甲子園が中止になった時、当時の高校球児たちが何を思ったのかがありのままに書かれており、彼らの状況を容易に想像することができ、思いを馳せることができる作品であった。逆境や苦しみの中で

    0
    2022年08月31日

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