小説王

小説王

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作品内容

小説をめぐる熱きドラマ、ついに文庫化。

 大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束していたが、編集長の交代で、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は、社の経営状態から存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな逆境の最中、三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?
 小説の役割は終わったのか? 物語に生かされたことはあるか? 単行本刊行時、作家・編集者・書店員の方々など業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。 『イノセント・デイズ』で大注目の作家が放つ、小説をめぐる、男たちの熱きドラマ!!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
小学館
掲載誌・レーベル
小学館文庫
ページ数
368ページ
電子版発売日
2019年03月15日
紙の本の発売
2019年03月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB
  • ドラマ化

    「小説王」

    2019年4月22日~ フジテレビ系
    出演:白濱亜嵐、小柳友、桜庭ななみ

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小説王 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    小説家が小説家の小説を書く。編集者と小説家が小学校の旧友であり、2人の小説にかける想いや葛藤。栄光を掴み取るまでの軌跡に触れられる作品。一気読みできます。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月09日

    自分が日頃何気なく手にしている一冊の本が出版されるまでの、出版・編集の裏側が描かれていて興味深かった。
    この小説を読んだ後は、解説を書かれた森絵都さんがおっしゃるように、もっと本が読みたくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月03日

    とても良かった
    青臭さ全開で、出てくるキャラクターは既視感があるような気がしなくもないものの、
    この手の話の中では創作側の閉じた世界の話にとどまらず
    小説が好きな人、物事に救われた事のある人たちをどんどん巻き込んで『当事者』になっていく様がとても良い
    出版不況はそう簡単にどうにかなるとも思わないが、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月24日

    売れない作家・吉田豊隆と、小学校の同級生で豊隆の影響で編集者となった小柳俊太郎の2人を主人公に、1冊の本が上梓されるまでを描いた内幕もの。早見さんは以前、書店の実態を描いた『店バカ』を読んだが、本作はそれ以上の傑作だった。豊隆と俊太郎の2人はもちろん、彼らを取り巻く脇役(特に女性たち)が素晴らしい。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月23日

    人を動かすのは熱量や想い。僕はそう思ってる。
    "小説王" この作品の熱量はすごかった!
    舞台は厳しい文芸の世界の中で生きる元同級生の作家と編集者。
    とにかく出てくる人が熱い。熱苦しいくらいだけど、大好きな小説になった。
    「この小説をたくさんの人へ」「書いたもので世界をひっくり返す...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月16日

    内容の前に、大変にリーダブルな小説だということを、まず強調したいです。
    相性もありますが、これほどスイスイと読める小説は滅多にない。
    食事が終わって「そろそろ食後のコーヒーが欲しいな」と思った次の瞬間にコーヒーが運ばれてくるようなジャストインタイムな読み心地。
    これは高い技量がなければ出来ないことだ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月09日

    良かった。熱かった。クリエーターものはこうでなくちゃ。余計なご都合主義も無い。読み終わってからイノセント・デイズの作家さんだと気づく。その振れ幅たるや。

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月01日

    学生デビューしたもののヒットに恵まれず崖っぷちの三十路作家とその旧友の編集者コンビが、起死回生の逆転劇に挑む。
    これは面白かった!前作は重い話だったが、今回はエンターテイメントに徹した軽快なストーリー運びで爽快感あり。キャラクターも立っていて楽しい!
    ひねくれものの皮肉屋で、婚約者に「小説のためなら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月14日

    一発当てたもののその後くすぶっている小説家。その幼なじみである出版編集者は小説家の再起を願い、再会を試みる。
    出版業界が斜陽産業となる中、「物語は必要とされている」という信念のもと、
    周囲を巻き込みながら至高の小説を創り上げる話。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月12日

    「終戦直後のように、みんなが共有していた指標を一気に失うとき(p.315)」
    って、コロナ渦の今みたいな?

    それなら、
    「焼け野原の時代を最前線で切り拓いていく」
    とは、まさにこれから。

    小説、ガンバレ!!

    0

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