無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
小説をめぐる熱きドラマ、ついに文庫化。
大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束していたが、編集長の交代で、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は、社の経営状態から存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな逆境の最中、三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?
小説の役割は終わったのか? 物語に生かされたことはあるか? 単行本刊行時、作家・編集者・書店員の方々など業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。 『イノセント・デイズ』で大注目の作家が放つ、小説をめぐる、男たちの熱きドラマ!!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
店長がバカ過ぎてから
店バカの角川春樹氏との対談で
出てきたので拝読。
確かにおもしろい、泣ける
著中の文化をお借りするなら
ヒリヒリする。
結婚披露宴の種明かしは
どこに琴線があるのか自分で
わからなかったのに泣けました。
初老のオジさん朝から職場で
号泣で困りました。
小説がないと生きていけない
物語を待ってい人です。
Posted by ブクログ
早見和真さん著「小説王」
ここ何作か早見さんの作品を好んで続けて読んでいるのだが題材やテーマの豊富さとその読み応えに圧倒されている。
本作品は小説家である作者が執筆された小説家の物語で、小説家だからこそ描ける小説家としての内面や作品に対しての葛藤や苦悩が凄く読み取れる作品。
友情と家族愛、親子愛も作品に見事に溶け込んでおり物語も凄く高いレベルで面白かった。
特に作者が小説家ならではだなと思わされたのが「エピローグ」と「プロローグ」の今作品内での使われ方。
この「エピローグ」「プロローグ」という2つが本作品の軸になっており、お見事としか言いようがない。
作家さんがタイトルに込める強い意思を感じとれ、その情熱が凄く読み取れる。
当然今まで自分が読んできた数々の作品もこの作品の様に出版社や関係者の方々と綿密な打合せや意見の交錯の上で成り立っているのだろうと改めて感じた。
更にタイトルや作品内の小説だけでなく登場人物の各々にも各々の「エピローグ」と「プロローグ」をものの見事に転写されている。
そして誰しもの「エピローグ」と「プロローグ」は素晴らしいものだった。
先程も書いたが小説家だからこそ書ける物語だと強く感じる。
今後小説家や出版社やそれらに携わる仕事を目指す方々が読めば、凄く仕事に対しての夢や希望がより鮮明になるような作品だと感じた。
また早見さんの作品を今後も読んでいきたい。
Posted by ブクログ
小説の編集者と小説家の関係がわかりやすい。
小説家だけで、小説は売れない。「小説家は一人では完成しない。」編集者はその小説を客観的に評価して、売り出すことで成り立つ。
「編集者の役割の一つって、作家さんや漫画家さんを勘違いさせることじゃないか」と言い切る。
そのために、ホストと同じで、ホストしている間は「あなたが世界一価値ある女性」だということを訴えてきた。雑誌『編集王』の時代から、誰も出版の未来について甘い夢を見ていない。
吉田豊隆は、小説家で、デビュー作で大きな賞を受賞したものの、その後は鳴かず飛ばず。清掃のアルバイトをしながら、世間に忘れ去られかけている「小説家」である。物語を書くことへの執念と「本当に自分には才能があるのか」という恐怖の間で揺れ動いる。
小柳俊太郎は、 大手出版社「鳳雛社」の文芸編集者。幼馴染である吉田豊隆の才能を誰よりも信じている。出版業界の「売れればいい」という風潮や、数字至上主義に強い嫌悪感を抱いている。吉田豊隆を再び「小説王」の座に押し上げるため、自身のキャリアを賭けて奔走する。
二人は、幼馴染という強固な絆で結ばれている。単なるビジネスパートナーではなく、少年時代に共有した「物語への憧れ」が原動力だ。編集者の小柳俊太郎が豊隆に放つ「お前は書け。俺が売ってやる」という強い言葉が、二人の関係性を象徴している。
「才能とは、それを信じる他者がいて初めて社会的な力を持つ」ということである。豊隆が一人で傑作を書いても、俊太郎という「最初の読者」であり「最強の味方」の編集者がいなければ、それはただの紙屑に過ぎない。小説家になりたいという文学青年がいるが、編集者になりたいというヤツはあまりいない。小説家になるためには、物語を書くよりも、編集者を見つけることが重要だ。
小説家という孤独な仕事を、社会に連れていく編集者が何よりも大切で、「誰かと共に何かを成し遂げること」の泥臭さが、前面に出ていて、おもしろい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸