【感想・ネタバレ】イノセント・デイズ(新潮文庫)のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年12月31日

久々にこんな面白いミステリーに出会えたかも。面白いと言っては語弊がありそうだけど、何と表現すべきか分からない。死を渇望するがあまり、自ら生きようと必死になった最後のシーンは忘れられない。
身代わりてなんだろう。人のためなのか、自己満足のためなのか。きっと誰のためにもならないのに。

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Posted by ブクログ 2020年12月18日

おもしろかった。内容から、そう言うのは不謹慎かもしれませんが、大変面白かった。
イノセントデイズ。読み終わってタイトルをみてとても良いと思いました。
帯に「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました」とありますが、寝込みませんでした。でも10分くらい放心してしまいました。

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Posted by ブクログ 2020年11月13日

読み終えてやるせない様な切ない様なこれで良かった様なこんな感情になるのは初めてでした。

色々な意味で考えさせられる作品だと思います。。

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Posted by ブクログ 2020年11月02日

人は誰かに必要とされなくなった時
何のために生きているのだろうと虚無感に苛まれるのだと思う
信じてみようと思った人に裏切られた時の悲しみ、切なさ、辛く怖いこの気持ちを絶とうと思う気持ちと
信じてくれる人とまたいつか裏切られるのでは無いかと思いながら生きていく気持ちを天秤にかけた時、どちらを選ぶのか

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Posted by ブクログ 2020年10月06日

「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました」
との帯の言葉に惹かれ買いましたが、言葉通りの衝撃です。
誰かに必要とされたり守るべきものがあることは、人を大きく変えるんだなと知らされました。

事件の報道を見る目が変わりそう。

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Posted by ブクログ 2020年10月05日

登場人物が物語の中で生きているかのごとく
それぞれの価値観、それぞれの人生観を持っていた。

話自体は、やるせない内容だが、
人という生き物、そして価値観に興味のある私にとって、とても魅力的な作品だった。

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Posted by ブクログ 2020年09月25日

あまり期待せずに読んだら
一瞬で惹き込まれた。

死ぬことよりも怖いこと、辛いことがある世界。
この頃続いている
悲しい死に重ねて読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月03日

3年前にもどうしても気になって読んだ本だった。

心に残っているフレーズは
「う、生まれてきて、す、す、すみませんでした」
「相手が何を望んでいるのか、真剣に想像してあげることだ」
「ただ死ぬことを強く望んでいた女のもとに、そのチャンスが舞い降りてきただけだ」

この本を読んで、田中幸乃さんを見て、...続きを読む考えさせられたのは"人から必要とされること"だった。

田中幸乃さんの中では
「人から必要とされない人=無価値、生きてる意味がない、死に値する」という考えがあったのかな。
そして、自分自身が当てはまるという思考回路だったのではと。

ただ、その考えは本にも出てくる"傲慢"という言葉でもあるとも私は思ってしまった。
なんでか分からなかったので理由を考えてみたところ、
自分で自分を無価値だと主張することは
「自分を必要としている人間への侮辱、否定」
になるからだと思った。

自分を必要としてくれている人の心を
自らの手で壊すだなんて傲慢だと言いたいのかもしれない。

私自身も、自分には価値があるとは思えない時期があった。いや今も少し残っているが、必死にそう考えないように努力している。きっとわたしには他の人には変えられない何かがあるんだと、生きているだけで価値があるのだと、そう思うように意識している。

ただ、当時の私は価値があると思えないのはもちろん、価値があるとも思いたくなかったのかもしれない。

なぜかというと、これまでの出来事に、私に価値がなかったからだという理由を付け加えることで辻褄を合わせたかったから。
そうでもしないと、なんで価値があるのにこんなことばかり起こるのか意味不明ではないかとなってしまうから。

田中幸乃さんのような人生ではないが、少し似たような感覚を覚えた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月31日

最初は私も田中幸乃のことを極悪犯だと思っていた。
しかし物語を読み進めるに連れて彼女と関わりがあった者たちが知っている本当の"田中幸乃"の姿を知っていくうちに、本当に彼女がやったのかという疑念が芽生え始めた。最終章では生きて欲しいと思う反面、決して死んで欲しくはないのに、応援して...続きを読むしまっている自分が居た。きっと今まで彼女が流されて生きてきたのに、最後に自分の望みを叶えようと唯一抗っていた瞬間だからであろう。一読者として彼女の最後を見届けることが出来たことに何故か悲しくも嬉しくもある気持ちになり、今まで本を読み終えた後に感じたことの無い不思議な気持ちにさせる作品であった。

そして最終章末に書いてあるように何も知らないで他人のことを決めつけるべきではないと普段の自分に心当たりがあるのを思い出し、痛感したのと同時に気をつけようと思った。 

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Posted by ブクログ 2020年08月29日

田中幸乃に降りる極刑が、幸乃を取り巻いて様々な人を傷つけてきた不良や友達、彼氏に少しずつ分配されればいいと思ってしまった。幸乃はそれを望んでいないだろうけど、物語を読む立場としては生きて欲しいと切に願った。月並みやけど、誠実な人が救われる世の中になって欲しいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月28日

必要とされたいという誰しもが持っているであろう普遍的な感情、その想いをことごとく幼少期から大人になるまで踏み躙られてきた幸乃が選んだ結末は、あまりにも悲しく、胸を掻き毟られる想いだった。

あまり恵まれていなかった家庭環境で育った人と接すると、必要とされたい、愛されたい、といった感情を異常なまでに感...続きを読むじる事があるが、それが叶わないと諦めてしまった時、また幾度とない失望に晒されて、希望を抱くことすら恐怖に感じた時、人はこの世にいることを諦めてしまうのだと思うと、身の回りの人にも起こり得そうな気がして、言葉を失った。

様々な事情から、承認欲求や愛を渇望してる人たちに、自分は何をしてあげられるのだろう。
一生彼らを必要とし、愛を与え続けられるだけの覚悟が自分にはあるのだろうか。そう思うと、これまでの自分の軽率な行動に目を覆いたくなる。

またこの作品では、人がいかに表面的な所で他者を判断しているか、という事も思い知らされる。
マスコミの報道然り、外見しかり。これもまた、日常の中で気付かぬうちに多々おきているであろう事で、日々の自分の行動を鑑みずにはいられない。

他者や他者の気持ちに対する想像力を働かせる、労力と時間を皆んなが少しずつ増やせば、もしかしたら周囲の目や見えない空気に押し潰されそうになる人も、また少しずつ減るのかもしれないと思った。

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予想外

りんご 2020年05月13日

結末が意外だった。
登場人物が数名にわたって変わり、色んな視点で楽しむことが出来た。

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良かった

まる 2019年10月09日

様々な視点からの描写、展開がなかなか読めず面白く泣けた。
すごく良い本。

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ネタバレ購入済み

悲しいけれど不思議と爽やかな話

poultice 2017年12月29日

ストーカー行為の末、元彼の奥さんと二人の子供を(お腹の子供を入れれば3人)放火で殺害した罪で死刑判決を受けた女性。
その女性を助けようとするかつての幼なじみ達の何年にも渡る奮闘を描いている。
真相はほのかに予測していたが、ラストは…
淡々と時が流れていくストーリーが最後になって急にサスペンスっぽくな...続きを読むって、一気に読みきってしまった。
私はもう一つのラストシーンを想像した「間に合っていたら」
しかし何故がこのラストが爽やかな印象を残す。
心に残る作品

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月18日

ポップの謳い文句通り、読み終わったあと暫く気が重くなりました。
同時に、自分は物事を多角的に見ることが出来ているのか自問自答せざるを得なくなりました。

読み進め心が重くなる中、最後のテレビニュースの場面でハッとさせられました。こんなにも理不尽で過酷な生い立ちを余儀なくされた彼女も、世間から見ればた...続きを読むだの「いかにも」な人。

現実でもただ与えられた情報の表面をなぞって感想を抱きがちですが、その裏に何があったのか、少しでも考えられる人間になりたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年12月26日

死刑囚の女性をその周りの人々の視点から描いたミステリー。
辻村深月さんの解説無ければ★3つ。込みで★4つ。

最後ハッピーエンドに終わってほしいと思いながら読み進める一冊。
内容は粗さが感じられるが最後の終わり方はいい。

偏った報道の多さ、死刑の是非などいろいろ考えさせられる。

このドラマの田中...続きを読む幸乃も竹内結子だったんですね。
いい女優さんでしたのに残念です。

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Posted by ブクログ 2020年11月17日

主人公が何とも切なさと儚さを感じるキャラクターでした。人が作り上げる人物像が自分本位のもので、薄いものかもと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月15日

何とも表現しにくい読後感。
暗いといえば暗い。重たいといえば重たい。
でもきっと、バッドエンドではないのだろう。

主人公、田中幸乃の人生を見ているうちに、割と早い段階で『確実に冤罪だ』と気づく。
じゃあどうして控訴しないのか?何を、誰を守ろうとしているのか?その答えは本人の口から語られる。

「も...続きを読むし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが恐いんです」
「それは何年もここで耐え忍ぶことより、死ぬことよりずっと恐いことなんです」

慎ちゃんがあと少しで真実を世間の目に晒してくれる。そうしたら2人で桜を見に行って…他にもたくさん、流星群だって…。
そう思うのに、それは幸乃の幸せにはならないのか。人生を終わらせることでしか、幸乃は救われないのか。

考えさせられる物語だった。

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Posted by ブクログ 2020年11月03日

本の紹介文を読んで、気になって読みました。
早見さんの本は初めて。

この本を読んで、私たちは実際に起こる事件や、誰かの人生を批評したり、断罪する資格はないのだと思った。
幸乃が特異な人格だとは思えなくて、たくさんのボタンのかけ違いでそうなってしまった、としか…。
自分で死ぬなよっていう、誰に言われ...続きを読むたかも忘れたような言葉を忠実に守ろうとする幸乃。
一見正しそうなアドバイスであっても、それが受け取る相手の心にどう響くのか?深く考えずに言ってしまい、それで相手を深く傷つけたり、追い詰めたりすることもある。
慎一が頑なに幸乃へ会いに行かない、手紙を書くこともなかなかできなかったのは、そういう軽い気持ちでの行動をとることで、幸乃を追い詰めないように、幸乃の性質を慮ってのことだったのかも。
幸乃も、そんな慎一のことを察していたのだと思う。

幸乃の母親が、幸せになれるように、と名付けた名前。
幸乃は幸せだったのだろうか。
慎一に会いたいと思うと心が波立つから、希望を持たなければ絶望することもない、希望を持たずに逝きたかったんだろう…と私は解釈したけど…人が死の瞬間なんて想像もつかなさすぎて、しばらく茫然としてしまった。

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Posted by ブクログ 2020年10月22日

母に勧められ、早見和真さんの著を初めて読んだ。

私はもともと死刑廃止論に反対の立場だった。自分が被害者の立場であったとき、被告が同じ世界で生き続けていることに我慢できないだろうと想像するからだ。

田中幸乃は、本人が見えていないだけでまわりから必要とされていた。彼女のことを毎日考え、愛する人は何人...続きを読むもいた。それを知らず、わかりやすく彼女にもたれかかる敬介しか見えていなかった。彼女がもっと周りに目を向けていたら、そして周りがもっと彼女に手を差し伸べていたら、自ら死への道を選択することはなかったかもしれない。

罪を犯すことは決して許されてはならないことだけど、被告人の行為に至るまでの経緯が偶然の産物である可能性もある。たまたま家庭環境が悪かった、出会った友達に恵まれていなかった、不況で就職状況が悪かった。。。。いくつもの偶然が重なって事件を起こしてしまったのだとしたら、すべての責任と罪は被告人だけにあると言い切れるのか?

死刑廃止論に賛成なのか反対なのか自分の結論は正直出ていないけれど、少なくとも田中幸乃の人生はたまたま全て不幸の連続で、田中幸乃の性格ゆえに本当は罪のない人間が死んでしまうという、司法制度として絶対にあってはならない結果を導いてしまった。

暗ーい話だったけど、残り少ないお暇生活の中で裁判の傍聴に行きたいと思うきっかけになった。

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