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Posted by ブクログ 2016年04月09日
彼の叫びが木霊する。世界は明滅を繰り返す。
生きていることが地獄であると知ってしまうことはどれほど窮屈なことだろうか。社会だとか、貧困だとかで地獄なのではない。そんなものは彼が何よりも嫌ったものだ。生きて死ぬこと、このことを前にしては、そんなもの些末なことに過ぎない。どんなにことばの地獄で汚そうとし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月21日
小林秀雄訳。現在進行形で苦戦中の本です。おそろしいことに、苦戦が終わる日は永遠に来ないかもしれません。ランボオは18歳でこれを書き、原稿のほとんどを自宅の暖炉で燃やした挙句、あっさりと詩そのものを捨てました。
言葉の錬金術。眩暈をも定着する狂気。
Elle est retrouvée.
Quoi?...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月14日
こんなにも大きく豊かな広がりがあって、強く重く濃い作品をも、ひとは詩と呼ぶのだろうか。より適切な表現は何かないものだろうか・・・とランボーの詩に触れるたびに考えていた私にとって、この岩波書店の文庫は表紙からすばらしい。
「ヴェルレーヌが『非凡な心理的自伝』と評した散文詩」という(私にとっては)衝撃...続きを読む
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