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夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた! 困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穗。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。
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「晴れたらいいね」
2025年3月30日~ テレビ東京ほか 出演:永野芽郁、芳根京子、萩原利久
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Posted by ブクログ
__あらすじ__ 夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた!困惑を抱えたまま、従軍看護師として戦争に巻き込まれる紗穂。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意...続きを読む思と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。 再読だが、この本を初めて読んだ後、映画が放送されることになり、あまりドラマの見ない自分だか、文庫本に感化されドラマを見た。 当たり前だが、ドラマも原作と違った面白みがあり、とても興味深かった。 戦争は「国」で戦うものであり、いざとなれば自決してでも自分の名誉を守るという昔の考えと、紗穂の何がなんでも「命」が大切であるという、時代による考え方の違いによってこんなにも行動が変わるのかと思った。 この物語内では戦争の戦いにフォーカスを当てられた話は出てこない。あくまで主人公は看護師である。でも、看護師目線でもわかる、戦争の惨さや残酷さがひしひしと伝わってくる。 戦後80年となる今年、戦争の悲惨さ、この悲しみを決して繰り返さないということをもう一度思い返してはどうだろうか。
「私は、自決なんて絶対にしません。命が尽きる最期まで、この命を守りますよ。敵が目前に迫っているのなら降伏します。捕虜になってでも生き延びて、日本に帰るんですっ。私には……私たち班員には、会いたい人が日本にいるんです。まだまだこの先やりたいことだってたくさんある。誰が始めたかわからない、誰のためなのか...続きを読むもわからない、こんな戦争なんかで死にたくないんです。」 戦時中だったら決して言えない言葉。でも平成からやってきた彼女だから言えた。時代を突き抜ける力強い言葉 先日『晴れたらいいね』のドラマを観た。 ドラマよりもフィリピンでの従軍看護婦が観た世界が細部まで深部まで描かれている。 『晴れたらいいね』 「あなたが教えてくれた歌の中に、『昔みたいに雨が降れば、川底に沈む橋越えて』という一節があるでしょう。私はね、その部分を口にすると涙が滲んだのです。雪野さんは知らなかったでしょう? 私があなたがたの先頭を歩きながら、涙ぐんでいただなんて」 婦長さんの故郷には、増水すると川底に沈んでしまう橋があった。てすり、欄干がないから、流れない橋。寒村の故郷を思い出し、涙ぐむ婦長さんが愛おしい。お国のためと気持ちを奮い立たせながらも、残してきた妹弟を想う。 日本のこれからはどうだろうか。 自分や大切な人の命を守っていけるだろうか。 『晴れたらいいね』は彼女達の絆を強くし、希望を与える歌だったけど。
佐治さんが言う⇨どうしてだろう誰一人戦争を止める声を上げるものはいなかったが異常だったのだね、岩代の様な人間が大量にいたから、白飯を毎日食べる上官がいたから、赤紙一枚で簡単に命を奪った奴がいたから戦争が起きた。現在でも中国にロシアに戦争になる可能性あるのに、自民党 公明党 維新に投票する我々はもっと...続きを読む深く考えようよ! 川でパニックの進藤さんにファンユーファと声を掛けてた場面がグッとくる、あと戦友会の写真で全員生きて帰れた事も どうして紗穂が送られた意味を教えてくれた。婦長と紗穂とやり方は違うけど同じ道を進んでいる雪野さんならあなたたちの命を守るという言葉は重いし命より大切なものはないと言い切れる所
大戦末期に、フィリピンに派遣された、若き女性看護師たちの奮闘記。でも戦争なので、力を合わせても、死んでいくんです。最後まで読んで、生きてて本当に良かったと痛感させられます。
藤岡陽子さんの作品を初めて読見ました。 タイムスリップの物語だとは思いませんでしたが引き込まれてしまいました。 良い作品です。 藤岡陽子さんにハマってしまいました。
良書です。 その一言に尽きる一冊でした。 看護師の紗穂は夜勤中、長く意識が戻らない高齢女性患者が意識を取り戻した瞬間に遭遇する。 医師を呼ぼうとするも大きな地震が発生し、気付いた時、彼女は目の前にいたはずの患者の若き日の姿となり、1944年のマニラにいた。 従軍看護師として戦争に巻き込まれた紗穂は...続きを読む、仲間の看護士と共に厳しく苦しい日々を乗り越えていくー。 かなり突拍子もない設定ですが、主人公の紗穂の明るさと、戦時下のマニラにおける看護師の視点で描かれた第二次世界大戦の悲惨な描写に引き込まれ、あっという間に読み終えました。 20歳前後の女性達が従軍看護師として負った任務の過酷さ、目の当たりにした戦争の悲惨さ、無意味さ、それでも絶望せず前を向いて生きようとした精神力。 全くもって頭が上がりません。 そして改めて感じる、戦争の恐ろしさ。 ノンフィクションでは伝わらないことがあります。 史実に基づいた良質なフィクションの存在価値を示す一冊だと思いました。 この荒唐無稽な設定に違和感を覚えなかった理由が解説に書かれていました。 「戦争のおろかさを相対化するためには、戦争の外で生き、戦争の結末を知る人の視点が必要だから」だそうです。 だとしたら、戦争を知らない私達にもできることがあるはず。 もう二度と、あれほど恐ろしくて愚かで無意味なことが起こらないように、今を生きる私達に何ができるのか考えていかなければならないと思いました。 2020年11冊目。
子ども向けかと思うようなスタートでしたが、途中からは涙が止まりませんでした。やっぱり良い人がたくさん登場して、悲惨な状況の中でも深刻なトーン一色にはならず、前向きなエネルギーが途切れることのない感動的なストーリーでした。 この本は日本人から見た戦争の話ですが、以前マニラに行った際に現地の方から聞いた...続きを読む話しを思い出しました。「フィリピンはスペイン、アメリカ、日本と3回外国に支配されたが、スペインはキリスト教を、アメリカは英語を残してくれた。日本は…」とても恥ずかしい思いをしました。 戦争大好きな極右政党自民党の皆さんはこの本を読んだらどんな感想を持つのでしょう。安倍晋三さんも高市早苗さんも自分に命の危険が及びようなことはないでしょうし、子供もいないので最前線の兵隊の命なんて考えたこともないのでしょうね。
突然、第二次大戦中のマニラへタイムスリップした紗穂。ひとまず日赤の従軍看護婦・雪野として生きることにしたが、傷つき運び込まれる人たちの治療に追われる毎日。 「元の世界に戻れるまでーー」 「終戦を迎えるまでーー」 死と隣り合わせの過酷な環境の中、共に生き抜いてきた従軍看護婦や陸軍看護婦たちとの絆。親友...続きを読むの三津、菅野婦長、佐治軍医の存在の大きさははかりしれない。 時代が変わっても自分を失わず、周りに明るさや希望をもたらす紗穂の強さがまぶしい。 初めて知った親友 三津の思い、 戦友会の写真、 表題「晴れたらいいね」の意味に思いを馳せ、目頭が熱くなりました。 『お国のために命を懸けて』 そんな戦時中の思想に対して、紗穂の言葉が深く、重く、心に刺さりました。 『私は、自決なんて絶対にしません。命が尽きる最期まで、この命を守りますよ。(中略) 私には…私たち班員には、会いたい人が日本にいるんです。まだまだこの先やりたいことだってたくさんある。誰が始めたかわからない、誰のためなのかもわからない、こんな戦争なんかで死にたくないんです。』
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは一九四四年のマニラだった。従軍看護師として戦争に巻き込まれながらも、何事にも前向きに取り組む主人公に感動します。 何より史実に基づいて書かれているのでリアリティがあります。従軍看護師に関して、戦争末期のフィリピンに関して調べてみたくなり...続きを読むました。 藤岡陽子さんこ作品は初めてでしたが、もっと読んで見たいと思いました。
日赤から戦地へ派遣された従軍看護婦の物語。 看護婦目線で戦争について少し知ることができたように思います。 終戦間近のフィリピン。 様々な地域で負傷兵の救護活動(包帯の洗濯、隔離病棟での世話、死んだ兵士の遺品整理、防空壕へ患者の移送、食料探しなど)している姿に心が痛くなりました。 生きている時代が...続きを読む違うだけで、なぜここまで苦しまないといけないんだ、何のために戦っているのか、国のために?ふざけんな…静かな怒りみたいな感情が溢れてきました。亡くなった兵士や看護婦さん達、その家族に想像を絶する悲しみや辛さを負わせてまで国が得たかったものは何なんだろうか。。
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