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Posted by ブクログ
最近気になる藤岡陽子さんのデビュー作。
作者が現在も看護師であり、リアルな看護専門学校の話が垣間見れた。
また社会人としてどっぷりその場所に根を下ろしている人には耳が痛いエピソードも。病院側が、学生が書いた真実の看護記録に訂正を求め、応じない学生を退学にさせる話もがっかりする。常識はそこにいる人が作るもので正しいとは限らない。。。
私は30年間ある仕事をして、別に転職したので、社会人入学した佐伯さんの言葉に納得したくないけど納得する言葉が多々あった。卒業後位の柔らかい時期に学んだことは身体に自然に溶け込む、40才50才位からでは吸収できないものもあるのでは・・・
自分が「正しいことを正しいと思えるセンス」を持っていたらいいな、持っていると信じたい、です。
Posted by ブクログ
これが藤岡陽子さんのデビュー作なのか。
主人公瑠美のハニキヌキセナイ生き方に、青春の真っ直ぐさと苦味を感じた。苦味は他でもない自分自身の苦い記憶。自分の考えが正しいと信じて権力に媚びないこと、それが自分らしさだと思っていた時期があったから。
瑠美の親友千夏は、包容力満点の看護師にピッタリの女性だった。屈折した正義感あふれる美女遠野も魅力的だった。二人のお子さんがいる佐伯も。
思わぬ展開で幕を閉じたこの物語。なのに読後感が無念や喪失感、哀しみに沈まないのはなぜだろう。
4人の選んだ道、レールがみんな重ならなくても、それぞれが自分の意志で選んでいったからなのかもしれない。
看護師さんを目指すこの話を読んで、父が亡くなった日の病院の一コマを思い出した。
父が亡くなった時に泣き崩れていた看護師さんを。
救われた。ありがたかった。
Posted by ブクログ
何方かの感想を見て気になっていたお話。
望んで入ったわけではない看護学校での学びと出会い。
瑠美は賢くて卒ないけど、人に対して決して器用ではない。むしろ相当不器用。特に恋愛。私は親友にはなるのは難しいかも。斜に構えていそうで実は真っすぐすぎて、それを受け止める正しさを芯に持っている人じゃなきゃ常に向き合うのは怖くなりそう。
ただ、絶対的にブレることのないという信頼感。遠野さんや出会った患者さん達、千夏はそこに安心出来ていたのかなと思う。千夏をはじめ、周りの人達や患者さんとの関わりで彼女も変化していく。
答辞も良かったし、変わりつつも、最後までらしい終わり方もよかったです。
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