【感想・ネタバレ】いつまでも白い羽根のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月23日

不器用だけれど真っ直ぐな人、この作品に登場する人たちはみんな正しさのセンスがある。辛く悲しいことがあっても、挫折をしても、そのあとどう生きるのか、どんな風に考えるのかで、未来はいくらでも変えることができるのだと思う。

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Posted by ブクログ 2024年01月09日

看護学生ならではの、実習や実技試験の辛さ、理不尽な教員の言い分など…瑠美と同じく看護師に憧れていなかった看護学生だった身としては、まさに絶望感がよく分かる。瑠美のような自分を曲げない姿勢と、それにより偽りのない人間関係を築けることや自分の進む道を拓いていったことが尊敬できるし、瑠美は強いと思った。白...続きを読む衣の天使という言葉に対する純真で潔白というようなイメージを払拭してくれる、すっと腑に落ちた物語だった。

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Posted by ブクログ 2022年03月02日

看護学校での大変な苦労、看護師になってからの苦悩、実際の看護師の藤岡陽子さんだからこそ書けた感動の1作です。

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Posted by ブクログ 2021年12月30日

藤岡陽子さん、「手のひらの音符」に続いて2冊目です。
「手のひらの音符」も本当に良かった。この本もとてもいいです。

何と言うか、2冊とも納得しながら読めるんです。
人にはそれぞれいろんな人生がある、いろんな感情がある。それを経て、強い意志や思いやりが芽生える。
今回もいいセリフがちょこちょこ出てき...続きを読むて、読後は勇気づけられます。
おすすめの作家さんです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月03日

不本意な気持ちで進学した看護学校での生活を通じて変わっていく瑠美の姿に、出会いや経験の大切さを感じた。
千夏の退学は納得いかないが、現実にはそういうこともあるのだろうと思う。
遠野さん、何があったのかな?探していた人を探し出して、想いを遂げたのかな?

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Posted by ブクログ 2020年09月23日

大学受験に失敗し、看護学校に通うことになった瑠美。看護師を夢見る元気いっぱいの千夏や、何やらわけありの遠野、医学生の拓海やスポーツマンの瞬也と関わりながら次第に看護師になるべく成長して行きます。皆んなが皆んな決して順風満帆ではないけれど、それぞれの道に進んで行く姿に感動。

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Posted by ブクログ 2013年07月01日

人生に挫折はつきものである。大切なのは、挫折を味わった後、どう考え、どう行動したかである。
不本意ながら看護学校に進学した瑠美。いつ辞めようと思いながらも、同級生との出会いや死に直面する患者の看護実習を経験して、人として本当の強さを身につけていく。
同じグループの千夏や遠野、佐伯もそれぞれの挫折を経...続きを読む験して、それぞれの新しい人生を歩んでいく。
人生に正解はない。しっかり前を向いて歩いていこう。そんなメッセージが伝わる作品だ。

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Posted by ブクログ 2013年04月15日

みずみずしいと感じる。
看護学校を舞台に描かれる物語りなんていうと月並みになってしまうんだけど、前へ前へと進んでいく力強さみたいな、勇気みたいなものをもらえる感じ。

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Posted by ブクログ 2024年02月03日

似た環境の人たちに囲まれていた高校生までとは違い
年齢も生き方も様々な人がいる看護学校で
成長していく主人公

人生のどの時点でどのような人と出会うかはその時にならないと分からないけれど
無駄な出会いはないと信じて
出会いを大切にしていきたいと思わせてくれた話だった

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Posted by ブクログ 2024年01月19日

著者4作品目。デビュー作との事ですが、完成度が高くワンクールを通してドラマの原作になりそうなくらいストーリーや登場人物達に魅力があります。
著者が看護師という裏付けもあり、おそらくモデルとなった人物がいるだろうと想像するくらい設定に説得力があります。
著者の文章は私の心に寄り添う距離感が絶妙で、常に...続きを読む優しく癒してくれます。
どれくらい読み続けても疲れないからいつまでも読んでいられます。
今更ながら、私にとって贔屓の作家さんの1人になりました。

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Posted by ブクログ 2024年01月01日

なんの目標もなく進んだ看護の道を選んだ瑠美の、看護学生の生活を通して変わる心情の変化が読んでいて面白かった。その他の登場人物との恋愛絡みや病院実習中に起こった出来事を通して、それぞれ看護師として成長していくのかと思ったが、看護学校を卒業できるのは6割という伏線通り、実習の4人組であった瑠美、佐伯、遠...続きを読む藤、千早のうち瑠美を除く3人がそれぞれの理由で自主退学の道を選んだのも面白かった。まとめると、目標なく大学に入ったとしても、大学で学んで行く中で見えていくものもあるため、進んで自主退学する必要もなく余程のことがなければ退学のタイミングは、来る時が来た時で良いのではないかということ。

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Posted by ブクログ 2023年10月08日

結局はみな、別々の道をいくことになったけど、いい仲間だったということなんだろうな。気が合う合わないはあっても出会いは貴重。

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Posted by ブクログ 2023年08月11日

大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形...続きを読むを真っ向から描いた感動のデビュー作。

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Posted by ブクログ 2022年06月08日

「これ読んでみ。きっと色々思い出して懐かしく思うんちゃうかな。」と、母からこの本を渡された。

私は自分には向いていないと思いながら、看護師を続けていた。
だから、この本を読む事に気分が乗らなかった。

しかし瑠美の姿勢と千夏の人柄に随分と心が救われた。
気分が落ち込み仕事に行きたくない日も、、私を...続きを読む持ち上げてくれた。

何か不思議な力を感じる作品。

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Posted by ブクログ 2021年10月10日

看護師の方々からは現実はもっと違うとの批判もあるのでしょうが、医療現場の厳しさが私には感じられる作品でした。人柄の良い大人は登場せず、涙もありませんでしたが、これがデビュー作かと思うくらい読み応えがありました。日本人らしくない瑠美さん、今のままで頑張って!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月09日

看護学生が看護師になるまで…のお話…と思って読み始めたが。

家族、友情、恋愛、生き方、考え方…いくつものことが混ざり合って、目まぐるしい3年間を一緒に感じることができた。

瑠美の視線で描かれているので、これはこれでいいのだが、拓海や駿也の心が単純過ぎるような気がした。

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Posted by ブクログ 2018年05月03日

読み始めは、いけすかない主人公だなと思っていた。でも、それはどこか自分に重なる部分があったからなのかもしれない。この主人公、とっても不器用なのだ。そして、「歯に着せぬ物言い」をしてしまう人なのだ。ここまでハニキセヌモノイイはできないけれど、なんだか刺さる。本意ではないけれど、縁があったところでこんな...続きを読むはずじゃなかったと思いながらも日々の学びに真摯に向き合う姿は素晴らしいと思う。特に看護実習が始まってからのお話はいろいろ考えさせられた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年04月28日

主人公の瑠美が、大学に行けなくて滑り止めだった看護学校に通う、若かりし頃の自分に似ているところもあって瑠美の大学生に対する嫉妬と葛藤がすごく共感できた。
妹も看護学校に通っていたので内容がすごくリアルできっとこんな感じで看護師になったのだなと思った。
瑠美を取り巻く友だちはみんなそれぞれの目標で看護...続きを読む学校に入り、免れない現状にぶち当たりそれぞれ辞めていく。成長し続ける瑠美の強さは圧倒された。こんな風に強く行きたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年11月21日

ヒロインが高校卒業したばかりの19歳、3年間の看護学校生活を通しての物語は甘酸っぱい青春時代を思い出した。瑠美と千夏の関係は羨ましい。お互いに自分のない性格に惹かれて相性はいいのだろう。恋愛は2人とも実ることはなかったけどまだまだ若い2人、今後も沢山の出会いがあるだろう。千夏が卒業できなかったことが...続きを読むなんともやるせない気持ちになったけど、きっと彼女はこの先の人生を真っ直ぐに行きていくのだろう。でも…2人で卒業して欲しかった

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年06月27日

評価は4。

内容(BOOKデーターベース)
大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微...続きを読むを通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。

大学とは異り様々な事情のある人が目指す専門学校だがら尚更途中で辞めちゃう人、辞めなきゃならなくなる人が多いんだろう・・・看護師になるまでの頑張りが書かれていてほっこり読めるが、最後の最後に言いなりになれず辞めてしまう千夏には今ひとつ理解出来ず。

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Posted by ブクログ 2016年11月20日

読み始めてすぐに願いを抱く。でもその願いはもちろん叶わない。それぞれの選択、人生。
表紙の女性が主人公のイメージぴったり。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月11日

<本のあらすじ>
大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験が頑なな心を少しずつ変えていく……。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本...続きを読む当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。
<感想>
進路で看護師を目指す人はどんな人でしょうか。純粋に看護師という仕事に憧れる人、身内に医療関係者がいる人、一人で生きていく、お金に困らない資格を得たい人などさまざまでしょう。コロナ禍で改めて「エッセンシャルワーカー」の職種としても考える日々を過ごしました。感謝や敬意を表し、メディアもこれを広く取り上げられました。しかし、エッセンシャルワーカーの重要性が広く認識されると同時に、日本では人手不足が顕著な職種である実態が問題視されています。
読んだきっかけは自分が看護師さんに患者として大変お世話になっている身だからかもしれません。
主人公は大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学する。
専門知識の習得はもちろん、実習や人間関係など、いのちと向き合う肉体的精神的にも大変な仕事だ。
看護資格を取得した作家のデビュー作として、とても実体験に基づき、思いが込められた作品だと思った。
瑠美と千夏。二人とも不器用で、「常識よりも大切な物」を抱く。「正しさのセンス」を持っている。
病院という生と死が凝縮された場で、患者として思うのは、看護師が重くてつらいものだろうし、献身的な努力も求められたり、そして患者や家族にとって、医師にとってもありがたい存在だ。
とはいえ、この物語を通して言えるのは、看護師としての在り方だけではなく、何のために生きているのか。何を根拠に人生を進むのか。私達が生きている限り、その意味を問いつづける事が人生なのだ。
答辞の言葉より
「白衣は白い色をしているが、その白は潔白の白さではないと。どんな色にでもなり得る白なのだと。
(中略)この先、何色の白衣をまとっているかは、それぞれの生き方にかかっているのです」
が物語っている。
グレーになったり黒になったり、何色にも染まる白だからこそ『いつまでも白い羽根』を持つ気概を持っていけたら、そんな生き方ができたら。テーマは重たいけれど励まされた作品だった。

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本文で気になった文章


p224
「お父さんな、鬱病だった時期があってな・・・・・・。おまえも気づいていたかもしれないが・・・毎日毎日、生きるのが本当に大変だった時があったんだ。一日をやり過ごすのが驚くほど大変で、一日がこんなに辛いんだったら、あとの人生の何十年、どんだけきついんだと思うとまた滅入ってしまってな。本当に苦しかった。そんな風に思ってしまう自分が情けなくて、何よりおまえや母さんに迷惑をかけていることが情けなくて・・・。死んでしまおうと何度も思った」
「でも死ななかった。死のうと思うたびに、おまえのことが頭に浮かんだんだ。おまえが生まれた日のことを思い出すんだ。おまえが生まれた時、人はなぜ歳をとるのかという答えを、お父さんは見つけた。歳をとるのは、一日一日強くなっていくためなんだと。お父さんは、赤ん坊の顔を見ながら確信したんだ。自分は父となり、子どものおまえを守っていける強さを身につけようとその日強く思ったんだ。」
「死にたいと思う今日の自分がいたとしても、明日また生きようと思えばいいじゃないかと考えられるようになった時、お父さんの鬱病は少しずつ良くなっていったんだ。これからはおまえや母さんや、自分を必要としてくれる人を信じて生きようと思う。瑠美のいうとおり、軌道修正はいつでも可能なんだ」
p.251
「ねえ瑠美、人の好き嫌いってなんだと思う?特別に自分に何かされたわけじゃないのに、どこかいけすかない人がいたり、逆に親切にされたわけじゃないのに好きだなと思う人がいたり。そういうのなんでだと思う?」
(中略)
「略 それはね、生きる姿勢なんだと思うんだ。その人の生きる姿勢が好きか嫌いか。それがその人を好きになるか嫌いになるかなんだよ」

p.254
死を目前にしながら、人に対して善意的に接することができるということが、自分には奇跡的に思える
「人は、最期までその人らしく生きるんだね」
p.296
「仕事をしている人はその中で小さな喜びがあって、その繰り返しが生きていく上での楽しさでもあり幸せでもあるでしょ。それは育児や家事においても同じなのよ。嬉しいことがあったら聞いて欲しいし、そんな自分の喜びを知って欲しいの。自分に関心を払ってもらいたいとは言わないけれど、せめて子供たちには本気で目を向けて欲しいと思っていた。」

p.340
「感じた疑問を口にして、きちんと答えを求めるような人よ。おかしいことをおかしいと言える人。常識というのはその場にいる人間で作られるの。だから常識が正しいことだとは、限らない。その場の常識だとか雰囲気に流されないでいられる人は、とても貴重だと思う。」

p.342
「略) 看護師として働いても働かなくも、それはどちらでもいいの。でもね、一度入学したなら、卒業してみるものよ。良いも悪いも、全部やり遂げた人にしか語る権利はないんだから。今途中で投げ出してしまったら、一生、あの先生達や病棟の看護師さんと対等に話せなくなるわよ」
p.362
子をもつ大人にとって、子の存在は人生そのものにもなり得ることを、瑠美は実習を通して知った。病に伏す高齢者の患者が思うことは家族と過ごしたこれまでの日々、自分がいなくなってからの家族の幸せ。人はこれほどまでに家族を想っているのか、親は子を愛しているのか、支えられているのかと、瑠美は何度も思い知らされた。そしてまた逆に、独りきりで病と闘う辛さ、亡くなっていく哀しさ・・・。人はとてつもなく強く、そして弱いものだということを、自分は患者たちに教えてもらった。
免許を手にして働き出すと、学生の間に感じたことを、日々忙殺される中で少しずつ剥がされていくのだろうか。剥がされて削られていくうちに、つるつるの何も感じない心の部分ができてくる。
p.370
どんなに高度な医療をもってしても治らない病気は世に溢れていて、そうした病を前には、医師も最新の医療機器も薬剤もただ無力な存在になるしかないのだった。
でも、何もできないわけではないんだと、瑠美はおっもう。治らない病を抱えた人に対しては、看護師が最も力を発するのだと教えてくれたのはどの教員だったか。
p.418 主人公の答辞より
「私たちはこの三年間、学生という立場で医療の現場に立ち会い、その清さも濁りも、この目で見てきました。医療の現場は壮絶です。人の生き死にの場ですから、もちろんきれいごとではすみません。その中で、自分がどういう仕事をするかということは、看護師としてというよりも人として、という問いかけになってくると思います。同じように看護師を目指していた友人に言われたことがあります。白衣は白い色をしているが、その白は潔白の白さではないと。どんな色にでもなり得る白なのだと。
(中略)
この先、何色の白衣をまとっているかは、それぞれの生き方にかかっているのです」

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Posted by ブクログ 2023年09月28日

世の中は自分の思い通りにならないことの方が多い。ただ不如意なことが起きた時にどうするのかということを考えさせられる一冊であった。

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Posted by ブクログ 2023年09月14日

自分の思い通りにいかないこともおおいけれど、途中で投げ出さず最後までやり遂げてからさらに進んで行くことも大切なんだと思いました。
好きで選んだ道ではないとやめる機会をねらいながらも最後までやりとおした主人公に拍手。

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Posted by ブクログ 2023年03月19日

大学受験を失敗して家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した主人公、木崎瑠美の話。
看護学校へ進学をしたものの、大学進学も諦められず、学校生活もどこか冷めていた。
しかし、友達ができて親友になり、厳しい看護実習を重ねていくうちに頑なだった心が少しずつ変わっていく。

少し恋愛も絡んでいて、看護学生、...続きを読む木崎瑠美の入学から卒業までの「青春ストーリー」という感じかな。
主人公の瑠美が、ずっと冷静で強かったのが印象に残りました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月17日

初めましての作家さん。 すごく真っ直ぐな文章を書く方だなー。と言う印象です。

家庭の事情で不本意ながら看護学校に通う瑠美。
そんな瑠美の不器用な生き方が、なんだか読んでいてすごく痛々しいんですよね。
ダメなことはダメ。イヤなことはイヤ。って言えることは素晴らしいことなんだけど、でも実際は正義を貫く...続きを読むってすごく大変なんですよね。敵もたくさん作っちゃうし。

だけど現状への不満を抱えながらも前へ進む瑠美は、きっといい看護師さんになれるんじゃないかな。という気がしました。

私、何度か入院したことがあって、看護師さんって、白衣の天使なんかじゃないってかなりリアルに実感してるので、きれいごとばかりじゃなく現実と向き合ってる瑠美みたいな人の方が、他人の気持ちに寄り添えるんじゃないかな。という気がします。

瑠美の心の成長が、とても強く感じられる作品でした。

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Posted by ブクログ 2021年06月14日

看護学校で学ぶ4人の生徒の物語。
それぞれキャラ分けがハッキリしてて
良かったです。

思った事を口にするが、恋愛下手な瑠美。
不器用だが頑張り屋さんの千夏。
家事と育児の傍ら、看護学校に通う佐伯。
ある目的の為に男性遍歴を重ねる遠野。

看護現場のリアルな様子に胸が痛く
なったりも。

佐伯を見送...続きを読むりに行った空港のシーンが
よかったなあ。

ドラマでも放送されてたので今、観ています。

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Posted by ブクログ 2020年10月05日

藤岡陽子さんはそんなに存在感を出している訳ではないけれど、胸を打つ佳作を連発している作家さんで、僕の推している作家さんの一人であります。
野球、バスケットボール、弁護士、そして医療。はたまた人情味あふれる老人と孫など幅広い作風となっています。
本作はデビュー作で、その医療関係、看護師専門学校での物語...続きを読むとなります。不本意ながら看護師を進路に選んだ少女が、仲間に揉まれ、看護師の奥深さを感じることによって、看護師への道を真っすぐに進んで行きます。
そしてデビュー作から、ただの感動的なお仕事物語にならない辺りがほろ苦い。どんなに友情で繋がっていても、人生の大事な選択をするときには自分ひとりで決めなければいけないし、人の人生に関わる事が出来る限界がある。そんな風に考えさせられました。
最初の作品から完成度高かったんですね。素晴らしいです。

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Posted by ブクログ 2019年04月14日

大学受験に落ち、仕方なく通い始めた看護学校。その毎日は多忙で厳しい。いつ辞めようかと思いながらの日々の中で向き合う生と死。病院の中にある常識と正しいと思うことのズレ。現実を突きつけられるなかにあって支えになってくれる友人、仲間。その存在の大きさ。ひとりの生と死に向き合うことで感じるたくさんのこと。仕...続きを読む方なく通い始めた学び始めた看護のことが人と接することで変化していく様子がとてもよかった。病院内での描写にリアリティを感じられて緊張感があったりして引き込まれていた。

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Posted by ブクログ 2013年07月28日

大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験が頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形...続きを読むを真っ向から描いた感動のデビュー作。

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