この世界で君に逢いたい

この世界で君に逢いたい

715円 (税込)

3pt

恋人の松川夏美と与那国島へ旅行に来た須藤周二は、民宿の手伝いをしている久遠花と出会った。花は本人にも分からない何かを探しているのだという。周二は彼女を10歳の時に亡くなった同い年の従妹・美羽と重ねていた。京都に戻って2ヵ月、花のことが気になって仕方ない周二に、彼女が姿を消したという連絡が――。本当に大切なものに気付かされる感動作!!

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この世界で君に逢いたい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月01日

    生まれ変わり、花の探し物が美羽の探し物、それは一郎だった場合 流れてる 黒田がいうように誰にも周二にも止められない。一本芯が通った愛しみ慈しみの物語だったと思った通り読んで良かった。与那国島を舞台にするのもとても気になってたし御嶽がいるもんだと前提で進めるのも。美羽も救われた、関係者も、花が不幸な家...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月25日

    藤岡陽子さん初の試みの作品スピリチュアル的で生まれかわりそしてミステリー要素たっぷりの感動作品です。

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    Posted by ブクログ 2024年04月27日

    今まで読んできた一連の藤岡作品とは趣きが異なる作品でした。
    こういう物語も描けるんだという著者の新しい可能性を垣間見た感じです。
    作風が今までと異なるとはいえ、物語の中に引き込む展開や文章力は相変わらず非凡な限りで著者の懐の深さを改めて感じさせられました。
    後半残り50ページ、それまで抑えてたものが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月21日

    人には避けられない道がある。

    避けられない道には辛いこともあるけれど、嬉しいこともあるはず。
    嬉しいこと探ししよって気持ちで毎日過ごせたらいいな。

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    Posted by ブクログ 2023年10月10日

    出逢う人とは、何かしら縁があるのだと思う。こんなところで! とびっくりするような場所で会ったりねぇ。そんな縁を大切にしないとね。

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    Posted by ブクログ 2023年09月20日

    花が母の男に殺された美羽の生まれ変わり、前世の怨念を晴らす高僧の運命を担って生きている、けど宗教的で無く、ミステリーでも無く感動与える作品。
    恋人の松川夏美と与那国島へ旅行に来た須藤周二は、民宿の手伝いをしている久遠花と出会った。花は本人にも分からない何かを探しているのだという。周二は彼女を十歳の時...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月26日

    『もし本当に死後の世界があるとしたら、死者たちは生きていた頃の記憶を持ってそこに在るのだろうか』。

    私たちはこの世に八十余年の平均寿命を生きています。喜怒哀楽という言葉がある通り、長い人生の中では、誰もがさまざまな感情を経験します。残念ながら楽しいだけが人生ではありません。

    そんな私たちもやがて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    「人は前世でやり残したことを遂げるために、また現世に戻ってくる。」

    「転生」てあるのだろうか。

    主人公、須藤周二、27歳
    彼の同い年の従姉妹が、小学4年生の時に亡くなった。
    従姉妹、須藤美羽は、やり残したことを遂げるために現世に戻ってくる。
    新しい姿、久遠花となって。

    美羽も花も境遇というか、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月28日

    藤岡陽子さんの作品の中で、今回初めて、「目には視えない何か」を扱った作品に出会いました。
    でも、よく考えてみると、藤岡陽子さんは、いつも「目には視えないもの」=「人の想いや気持ちの大切さ」を大切にしながら、作品を創り出してきた作家であると、あらためて感じました。
    この小説の設定が、荒唐無稽と感じる方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月16日

    十歳の時に同い年の従妹・美羽を亡くし、心に傷をもつ須藤周ニは、歳上の恋人の松川夏美と与那国島へと旅に出る。そこで、美しい少女・久遠花と出会ったことにより、思わぬ方向へと運命は動き出す。
    花が探しているものは何なのか?、線が細くなんだか煮え切らない(わたしのイメージです)須藤周ニが夏美の言うように、花...続きを読む

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