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「サッカーをやめて、塾に通いたい」小6になる俊介は、突然、両親にそう打ち明ける。日本最難関と言われる中学を受験したいのだ、と。難聴の妹・美音の小学校入学を控え、家計も厳しい中、息子の夢を応援することを両親は決意。俊介の塾通いが始まる。だが、彼には誰にも言えない“秘密”があって……。人は挑むことで自分を変えることができる。未来を切り開こうと奮闘する人々を描く、感動の長編小説。
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Posted by ブクログ
加地先生みたいに 「応援するんじゃなくて、一緒に挑戦する」 そうことばにしてくれる「先生」がひとりでもこどもたちのそばにいてくれたらいいな、と思った。 親としてこどもに寄り添うのは当然かもしれないけど。 (育てないといけないので) 親いがいの「おとな」が、こどもに寄り添ってくれる…それが先生っていう...続きを読む立場の「おとな」だったら、素敵だなと。 学校、塾、習い事… いろんな場面のなかにいる先生。 出会えるか出会えないかは、ご縁なのかもしれないけど…
頁をめくる手が止まらなかった…。 何度も何度も涙が溢れた。 中学受験に挑む子供たちは勿論、親、塾講師、その家族。それぞれの事情や思いを抱えながらそれぞれの立場に真摯に向き合い、前に進む。 金の角を持てる子供たちは本人の気質や努力は勿論だが、取り巻く大人で決まって行くと改めて感じた。 「できなかった...続きを読むことが、できるようになる。 知らなかったことを知る。 それだけで子供の顔は眩しいくらい輝くのだ。 子供には成長しようとする本能が備わっている。」 「今日までよく頑張ったな。ここまでへこたれすに、すごいぞ。長かったな。しんどかっただろう。励ましや労いや色々な思いが胸いっぱいに広がり、喉が詰まる。」 「子供を一番愛しているのは、当然両親や保護者だろう。その愛情にはどうやっても敵うわけがない。だが自分は、子供たちがどれだけ頑張ってきたかを知っている。子供たちの頑張りを見てきた時間は他の誰より長い」 加地先生。小説の中だが、出会えてよかった。
日本最難関の中学受験に挑戦する俊介と家族、周囲の人々を描いた超・感動物語。特に塾講師の包容力と人間力が素晴らしかった。良作品!!
中学受験、一つひとつの家庭にドラマがあります。 自分自身の経験を振り返ってみれば、あまり浮き沈みの無い中学受験生活だったように思います。 受験に対するモチベーションを失うこともなく、志望校と学力の大きな乖離もなく、悪い記憶はほとんどありません。 一方で、中学受験に向けて小学生の時期から塾通いをする...続きを読むことや、大人でも値を上げるような勉強量を課すことに対する「教育虐待」という批判や、偏差値や数値で序列をつけて競争意識を過度に刺激するという指摘があることも承知しています。 それでも、中学受験をすることには、たしかに「意味」があるのだと、この作品を読んで改めて強く思います。12歳という子どものうちから、「努力」をする経験を重ねること。合格/不合格という結果だけにとらわれることなく(もちろん、合格するにこしたことはありませんが)受験に向けて過ごした時間を人生の糧とすること。 ただ受験の合格を目指すだけでなく、「勉強の愉しさを教えたい」という講師・加地の信念には強く共感しました。主人公・俊介のこれからの人生もきっと素晴らしいものになるだろうと期待できる、温かで感動的な読後感でした。
中学受験に向け奮闘する俊介と、その家族、塾の講師の全速力で駆け抜けるような熱い作品。 私自身中学受験の経験はないし、賛成とも反対とも言えないけど、 「学力は子どもたちを守る武器になる」という言葉にハッとさせられた。 結果うんぬんではなく、受験まで努力したその経過と経験は、大人になってからも...続きを読む活きていくだろう。 受験を決めるきっかけとなった俊介の心の闇には胸が締め付けられそうだったが、最難関校を目指してとてつもない努力を重ねた経験は、闇を乗り越える力にもなったのではないかな。 塾講師の加地先生の温かさにも心を打たれた。 加地先生の弟のように、大人になってからも金の角を持つこともできるんだ。 私も金の角を輝かせる人間でいたい。
どうして不合格になるかもしれない学校を受験するの?合格できる学校を選べばいいのに… 「挑戦したいからだろう。子どもは自分の力を試したいんだ。生まれて初めて歩いた幼児が、嬉しそうな顔をするのと同じだよ」 ユダヤ人のノーベル賞受賞者の数は圧倒的に多い。それは、親が子供への教育を大切に考えているからだ...続きを読むと言われている。 かつて、ユダヤ人は迫害を受け、流転の民として世界中に散らばった。ある日突然、すべての財産を没収され、体1つでナチスの強制収容所への送還されるようなことも経験した民族なのだ。 そんな時でも持っていけて、誰からも奪われな いもの。それが、教育によって培われた知識や教養である。 首都圏中学受験者数が過去最高を更新し続けている昨今、塾で遅くまで勉強している小学生達は、誰からも奪われない力を育てているのだ。 本書は、中学受験生のみならず、母親、父親、兄、多くの人たちへのエールが描かれている。努力は無駄では無いことを、やっぱり自分は信じたい!
中学受験をするお子さんと、そのご両親にぜひ読んでほしいです。 受験生を見守る家族の温かさ、最初は反対していた父親の気持ちを変えるほどの子どもの努力、母の強さ、父の優しさ、妹の協力等など、横やりもたくさん入るけど、柔軟に受験生を支えようとしている家族が描かれている。 第三章の塾の講師目線もとても良かっ...続きを読むた。塾講師が教育改革とは(私の中では)新しくて、「学校に行きたくないなら、行かなくても良い」と安易に流れがちな最近の風潮を考え直す良い機会だった。
テンポが良く一気読みできる作品です。 中学受験に向けて頑張る子どもたちのストーリーだけど、自分も応援してもらってる気持ちになります! たとえ合格(成功)でも不合格(失敗?)でも生きていればまたチャンスがあるんだなと思わせてくれる本です。 藤岡先生の本は初めてでしたが、文体がやさしくて好きなので...続きを読む、他にも読んでみたくなりました。
サッカー一筋だった俊介が、ある日突然中学受験をしたいと言い始める。自分の思いを胸に秘め、目標に向かって、ひたむきに頑張る俊介とそれに対して様々な想いを持つ家族や周りの人々。勉強する意味をはっきり示してくれている物語。俊介だけでなく、周りの人々も共に成長していくところに感動しました。
自分はいま金の角が生えるほどに何かに夢中になっているか、一生懸命に打ち込む経験をして自分を守れているかと疑問に思った。読んでいて、自分の中学受験、大学受験を思い出した。 全ての人が恵まれるわけではない、だから自分の能力をそういう人に分け与えてくれという箇所が印象的だった。 多少は自分も奮闘はしている...続きを読むと思うけれど、まだ足りないかなと感じた。自分の軸、生き方が見えないときこそ、やる前から恐れるのではなくて実際に行動して打ち込んで見えてくるものがあると思うので、頑張りたいなと思った。
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金の角持つ子どもたち
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藤岡陽子
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