手のひらの音符

手のひらの音符

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

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デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに……。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。〈あの頃〉が、水樹に新たな力を与えてくれる――。人生に迷うすべての人に贈る物語!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    手のひらの音符
  • タイトルID
    :
    424444
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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手のひらの音符 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本だった
    デザイナーの水樹は服飾デザイナーとして働いていたが、会社が服飾から撤退することになった。
    服飾を仕事とすることのきっかけともなった恩師が入院しているとの連絡を受けて帰省する。
    過去を思い返し、これからどう生きるかを考える。

    こう、あらすじを書いてみたけどもなんか違う。
    この物語は何を特に伝えたいのだろうか。
    苦しくても生き続けろってことか、、
    仕事は信念を持てってことか、、
    運命の人は時間がかかっても必ず現れるってことか、、

    よくわからないけど素晴らしい本だった

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    読む人によって感じ方が変わる作品であると感じた。

    【私が考えさせられたこと】
    •恋愛について
    •貧困について
    •男女のキャリア形成について
    •いじめについて
    •教育について
    •日本の産業について
    •ファストファッションについて
    •障害について
    •ヤングケアラーについて

    などなど…..

    もし、以上のような視点で作品を読めていない人がいるならもう一度読み直してほしい。こんなにも美しい小説という形で私に様々な問題提起をしてくれた著者には感謝の気持ちでいっぱいだ。おそらく著者の多様な職業を通して培った経験がこのような作品に繋がったのではないだろうか。


    話は変わるが、私は久々に関西出身の著者の作品を読んだ。所々にクスッと笑えるような会話が見受けられるところも気に入っている。

    また、作品の細部で「こう表現するのかぁ〜!!!」と驚かされるような表現技法がたくさん使われており、小説そのもの全てを楽しんで読むことができた。

    0
    2026年08月10日

    Posted by ブクログ

    先月、数ページ読んでそのまま積読になってしまっていたが、2回目にして読み進めるとページを送る手が止まらず気が付いたら最後まで読み終えていた。
    涙せずには読むことができなかった。
    会えない時間があっても想っていたこと、切なくもあり愛だなと思う。その後の関係に言及しないのも良かった。それは2人だけのものだから。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    P189 信也が憲吾に言った言葉
    「一番なのか?」
    「お前が一番苦しいのか、って訊いてんの」
    信也に言われたら「はい私は一番苦しいです」って答えられないよ
    水樹が大人になった信也をみて思うこと
    P249 子供の頃は何も映さない、空っぽに見えたその目に、折れることなく生きてきた自信が満ちている。小さな子供が、長い時間をかけて強い大人になったのだと、
    今までの人生振り返ってみると辛い経験沢山あったなー
    そのおかげで、私もちょっとやそっとのことではめげない大人になったな 

    森嶋家の三兄弟の仲が良く互いを大切に思う絆の強さが良かった。優しい兄達に守られながら成長した末っ子の悠人との再会、そして悠人の今、良かった。



    0
    2026年05月21日

    Posted by ブクログ

    一万円選書で届けてもらって、積読になってしまっていたうちの一冊。

    タイトルからは音楽の話かな、と思ったけど違って、また読み始めたときは、なんか幼馴染との恋愛の話になっていくのかな、と思ったりしたけど、そんなチープな感じでは全くなかった。好き嫌いは分かれるだろうが、現在と過去が行ったり来たりする展開も良い。

    人生に、出会いと別れとがあって、それは事前に予告されるものではないという至極当然のことを大切にしなければと思わされる。

    ドはどりょくのド、レはれんしゅうのレ、ミは水樹のミ…。


    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    生い立ち 環境 親 先生 友だち お金 理解者 教育 職業 
    たくさんのものが その人をつくる。
    今の自分は 自分だけの力ではなくつくられてきたんだなぁと。
    描写が素晴らしく言葉が的確で 重くて熱く 愛に溢れた小説。

    0
    2026年01月24日

    Posted by ブクログ

    仕事さがしの話かと最初に思ってたがそういう感じの本ではなかった、けど、おもしろかったし感動した
    リレーのバトンつなぎや、手紙などがよかった

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    やるせなさやもどかしさや辛さや居心地の悪さや…そんなものを感じながら読み進むうちに、じわじわと未来へ続く善いものが感じられ、温かい気持ちになりました。一気に読み切りました。読んでよかった。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    読んで良かったです。

    私の子どもには発達障害がありますが、子どもを悠人に重ね、信也を親である私に重ねて読んでいました。

    信也が悠人を大切に大切にして撒いてきた種(愛情)が、悠人の未来を作りました。

    私も発達障害の子どもを育てるのは心が折れそうになることがありますが、信也と悠人、水樹の関係性を心にずっとおいて、未来を信じて生きていこうと思いました。

    本当に素敵な本でした。

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    45歳。自分の来し方と行く先を
    見つめる。
    長年続けてきた服飾デザインの仕事が、突然事業閉鎖に。
    女子トークから始まり、軽い内容かと思いきや、主人公水樹の人生は幼少期から甘いものではなかった。

    幼い頃、貧しい団地生活の中、同じ団地に住む正浩、信也、悠人の3兄弟とは、家族同然に過ごしてきた。

    同級生の憲吾、恩師の遠子との再会をきっかけに、27年間の空白を経て、水樹は信也と再会する。信也のことが好きだという気持ちをしっかりと自覚して。
    その再会の場面は描かれず、読者にラストは委ねられる。

    結果がどうであれ、
    自分の過去、周りの人達の過去、
    今の自分、将来の自分、これだけしっかり
    深く理解できていたら、それだけで十分だと思った。

    藤岡陽子さんの経歴が、生きてきた年月が、小説を作り上げているんだな。
    45歳。人生の折り返し地点。自分の人生の終わりも見えてくる。水樹の気持ち、手に取るようにわかる。その歳になって初めて自分の親の気持ちや状況が理解できたりする。

    心に強く響いたフレーズ
    (記憶を頼りにしてるので正確ではない)
    1、人は3つの層からできている。
    生まれついた性格、環境で形成される性格、努力して身につけた人格。
    2.リレーのバトンは気持ちをつなぐんだ。
    3.人にはそれぞれの戦い方があるんだ。

    小説として、現在から過去に遡り、また現在に戻る構成が良かった。
    登場人物、ひとりひとりの輪郭が際立っていて、ドラマのように情景が浮かんだ。

    文学部出身、記者、司法事務、タンザニア留学、看護師、と様々な経験に裏打ちられた。無駄のないリアルな筆致が良い。

    今、藤岡陽子さんブームであと4冊積んである。楽しみ。大好きな作家さんだ。

    0
    2025年10月09日

手のひらの音符 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    手のひらの音符
  • タイトルID
    :
    424444
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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