きのうのオレンジ

きのうのオレンジ

748円 (税込)

3pt

笹本遼賀、33歳。都内のレストランで働きながら、人並みに、真面目に生きてきた。だが、胃の不調で受けた検査は予想外の結果――突然のがんだった。どうして自分が? 絶望に襲われた時、弟の恭平から荷物が届く。それは遼賀が15歳の頃、故郷の山で遭難した時に履いていたオレンジ色の登山靴で……。「おれはまだ生きたい」、過酷な現実を突きつけられても懸命に前を向く遼賀と、彼を支える家族を通して誠実に“生”と向き合った感動長編!――「弱音を吐かない人は、いつだってたったひとりで闘っている」

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    集英社
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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きのうのオレンジ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく心に響く一冊だった。
    33歳という若さで突然のがん宣告を受けた遼賀。
    人生が180°変わってしまった彼のこれまでと宣告後の生き方、家族の存在に感情が揺さぶられっぱなし。闘病は壮絶なのに温かな空気は優しく伝播していく。

    藤岡陽子さんは初めましてだったけど、とても読みやすくて温かみのある文章を紡

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    若くしてがんを告知されるところから話が始まる。病気との闘い、同僚や家族や同級生との関わりの中で自分の人生について見つめ直すことになる。悲しい話だけど、読んだ後には温かい気持ちになる一冊。

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    読みながら、涙が止まらなくて困りました。
    命について、生と死について、生き方について、深く深く心に沁みてゆき、自然と出てきた、そんな涙でした。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    主人公の遼賀は芯が強くて心根が優しい。その遼賀の優しさをよく理解する人たちに最後は支えられる。
    当たり前に家族であるのではなく、家族になる決意を持ってつながっているから、より感謝や絆が深いのかもしれない。
    母の燈子の章はとても切ない。
    自分が一番大変なとき、誰に電話するだろうと考えてしまいました。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    人生これからって時に胃癌になって
    生きる為に治療に望んで頑張って
    でも願い叶わず身体の限界がきてしまって
    残された時間を自分らしく生きる。

    そんな遼賀と
    それを支える家族や幼馴染みが描かれている。

    フィクションだから
    誇張されてる部分もありそうと思ってたけど
    全然そんなことなくて
    私が看護師とし

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    出だしからグイグイ持っていかれました。
    病気は人を選ばない。真面目でも節制していても。主人公の遼賀は本当に強い。きっと自分はすぐに逃げようとして、でも逃げられないことに絶望してしまいそう。遼賀を支える母や弟や祖母や同級生やアルバイト同僚。あったかくて涙が出る。
    中学生で雪山遭難した時の両親への手紙。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    登場人物の誰もが愛に溢れている

    三浦綾子さんを思わせる苦難の連続のストーリーだが
    愛が救ってくれる

    生きるとは
    家族の在り方は
    など考えさせてくれる一冊

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    笹本遼賀は33歳、独身で

    都内のレストランで働き、まじめに生きてきた。

    なのに、胃の不調で受けた検査で、がんと診断される。



    懸命に生きようとする遼賀と

    彼を支えようとする家族のあたたかさに

    前半から涙が止まらなかった。



    10年前に母をがんで亡くしているので

    なんとなく、思い

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    こんなに号泣する作品は、そうないと思う。
    でもそれは、ただ闘病ものだというだけではなくて、笹本遼賀という青年が真摯に自分の生命に向き合う姿と、彼を支える家族や周りの人達に心が震えたから。

    間違いなく、自分的に今年のBEST3に入る作品。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    33歳。突出した功績は無くとも真面目に生きてきた笹本遼賀は、胃の不調で受けた検査の結果、がんであると宣告される。

    主人公・遼賀の出身地や年齢、上京してからの境遇が自分自身と近似しており、自己投影してしまった部分もあって久しぶりに泣いた作品。
    情景描写が秀逸且つ、死に向かって生きる人間とそれを支える

    0
    2025年06月28日

きのうのオレンジ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    集英社
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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