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東京郊外の公立小学校に新しく赴任したひかりは衝撃を受ける。ウサギをいじめて楽しそうなマーク、ボロボロの身なりで給食の時間だけ現れる大河、日本語が読めないグエン。これまでの経験がまるで役に立たない現場で一人一人と向き合ううち、いつしかひかりは子どもたちの真の輝きを見つけていく……。新米教師の奮闘と成長に心震える感動作。
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Posted by ブクログ
様々な問題を抱えた子供が集結した6年2組。 そのクラス担任になったひかり先生と生徒のお話。 そこに元校長が亡くなったという事件も絡んできて、ミステリー要素も含まれた内容で、予測ができない展開も面白かった。 先生が真っ直ぐで子供達の未来を常に考えてくれていて、その優しさに心温まる。 また荒れたクラ...続きを読むスであっても、子供達の純粋で無邪気な様子や、先生の頑張りに応えようとする様子はとても可愛らしい。 個人的には授業中や行事の様子で、自分の小学生の頃の思い出と重なるような描写が多く、鮮明に小学生の頃の感情を思い出すきっかけになったりして、懐かしさや切なさを感じ、グッとくるものがあった。 少し読み進めただけで、クラスの抱える問題が多過ぎて重過ぎて、これはハッピーエンドは無理だろうと感じるレベルだったのに、こんな素敵なエピローグで締め括られるとは驚きだった。
今年最後、素晴らしい終わり方でした。 生徒に全力でぶつかって行く小学校教師の主人公にエールを送りながら読みました。
藤岡陽子さん、2冊目の作品です。 晴れたらいいね を最初に読みとても感動しましたが、この作品も間違いないです。 感動。涙。先生という職業の難しさも大変さも感じました。主人公は本当に素晴らしい先生です。 ラストも良かったですね。 藤岡陽子さんの作品、ほかにも読んでみようと思います。
最初の方はとても辛く、読むのをやめようかとも。 澤木ひかり・・と同じ仕事をしていたのは、私の周りに複数います。 なので読むのが辛いと思えるところが‥‥ そしてきっとこの後、その仕事に就くかもしれない大学生がいるかも。 穏やかな終わり方なので、よかったです。
久々に本で泣いた〜。 東京郊外の公立小学校に新しく赴任したひかり。 担当する六年二組の生徒たちは社会の根深い諸問題の犠牲になっているような子たちが多い。 自分が小学生だった頃を思い返しても、かなりいたよなこういう子たちと思って、子どもの行動には全部理由があるっていうのがすごく刺さった。
文句なく⭐︎5つ! 素晴らしい小説だった。 帯を見て新米教室が子供達に降りかかる困難に奮闘するお話…と思い手にしたが、そんな軽いものではなかった。 今や小学生の抱える問題はお友達と喧嘩しちゃった…勉強が難しい…ありきたりなものではなく不登校、ネグレクト、貧困、不法滞在、小児性愛者…そのどれもが紛れも...続きを読むなく社会問題である。 社会問題があどけない小学生の学校生活にまで入り込んでいる事が恐ろしい。 そしてそれらの問題から目を背ける事が当たり前のようになってしまう教師のあり方、そうせざるを得ない教師を取り巻く環境、教師ばかりではなく親の在り方、家庭環境、地域社会の子供への関わり方…波紋はどんどん広がるばかりだ。 「金の角持つ子供たち」の塾講師、加地先生も素晴らしい先生だったけれど本書の澤木先生もまた心から子供を想い、正面から向き合う先生…こんな先生が1人でも多く…と思わされる先生の象徴だ。 (クラス全体を見た時賛否両論ありそうな先生だけど…笑。問題児とされる生徒に心を奪われすぎると手の掛からない生徒や保護者の心は歪む問題も多々^^; 理解してくれる生徒や保護者ばかりではない) 小説として充実した読書時間を持てた事は確か!ただそれだけではない…小説の中の話だから…と終わらせられない大きな問題定義を掲げてくれた! そう、こういう現実がある事をもっともっと知らなければならない。 知るところから始まると思わされた! 藤岡さんの小説、やっぱり好き。 他の小説もたくさん読んでいきたい!
子どもは自分が置かれた環境を変えることができない。食べるために登校する子、高校や進学を諦めなくてはならない子、虐待…。重くて辛い環境の中で、それでも懸命に生きる姿と必死に力になろうとする先生、諦めてしまわなければ、今すぐにではなくても、いつか頑張ってよかったと思える未来がやってくるのだと信じたくなっ...続きを読むた。誰か1人でも子どもたちのSOSに気づくことができたら、そして手を差し伸べることができたら、信じることができる大人がいれば、その子はきっと変わることができるんだと思った。
いわゆる《親ガチャ》で、どちらかと言えば残念なほうに当たってしまった子どもの担任になった若い小学校教師が主人公。 今思うと、自分が小学生の時のクラスメイトだったあの子、もしかしてそうだったのかな(都内23区在住)というケースも 時代が令和になると、そういう環境の家庭も聞かなくなったな、いたとして...続きを読むも珍しいのでは、と思っていたが…。 《環境から生じる格差》 子どもにはなんの責任もない。 真冬の屋外、もこもこのダウンジャケットの子とお下がり何代目なの?の古いコートの子じゃ寒さの体感は違う。 でも、子どもはみんな親が大好きだ。 クソみたいな毒親でも子どもは親を庇うし親から好かれたい。 子どもたちがかわいらしくていい子だからこそ、本人が、望む道を貧困を理由に諦めることがない社会になればいいと思う。 大人目線や常識、自分の経験で決めつけるのではなく、一人一人とそれぞれ丁寧に話を聞こうとする、不器用でちょっとトロくてたまにイラつく先生にも好感が持てた。 にしても切ない。
かなり重苦しかった。 理想に燃える若い女性教師が、疲労でうつろな瞳になっていく姿が目に浮かぶ。唯一心を開いていた養護教諭の前でも自ら心を閉じてしまう。 ネグレクトや昼夜逆転で不登校に陥る子、日本語をうまく話せない外国籍の子、給食費を滞納せざるを得ない子。そんな子たちに寄り添って擦り切れていく先生。 ...続きを読む最後はかすかな光が見え、報われたように見えるけど、きっと彼女は疲弊している。そしてそれが蓄積され、ボディーブローのようにひびいていく。 理想に燃える一人の教師の存在が周りの教師に刺激を与え、活気づくことはあるだろう。 でも、今の教育現場の抱える問題はチームで対応し、他の教育機関と連携しないと解決の糸口は見えない。 「空にピース」をしながら卒業生と笑顔を見せる女性教諭。よかった。本当によかった。 でも、もう一人の6年生担任は最後の力を振り絞って卒業生を見送り、教師を辞めていく。何年か前から教育の限界を感じて。元は若き女性教師と同じように子どもに寄り添っていた熱い教師が。 藤岡陽子さんの描きたかったのはどちらの姿なのか。たぶんどちらもだろう。 「あなたが、この世に見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。」(マハトマ・ガンジー)
26歳のひかりが赴任した小学校。 6年2組は問題だらけ。 不登校 ネグレクト 不法滞在 虐待 モンペ ひとつひとつに真摯に向き合うひかりに 子供たちは次第に心を開いてゆく これはねぇ、きれいごとじゃないよね こんなの先生が壊れちゃうよ。。
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