ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
小さく、か弱い命を守るために奔走する助産師〈むかえびと〉たちを描く! 有田美歩はキャリア六年目の助産師。勤務先のローズ産婦人科病院は、院長自身の医師としての実力や経営方針にやや問題を抱えているが、この仕事に誇りを持つ先輩や同僚、腕利き医師の存在に支えられ、命に寄り添う仕事に臨んでいる。飛び込み出産、新生児連れ去り、産婦の緊急搬送……一分一秒を争う命の現場で働く「むかえびと」の姿をリアルに描く渾身の医療小説。解説/三浦天紗子 (『闇から届く命』改題)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「むかえびと」いい言葉だな 生命について、いろいろな立場から考えることができる テレビドラマ化しやすそうな、そんなストーリー
さらに1年後のエピローグがあるのなら、理央さんが佐野先生の病院で皆んなと一緒に働いていると描かれていることを願っています。
助産師を描いた医療小説+お仕事小説。最近メキメキと頭角を現している藤岡陽子さんの作品で、なおかつ生命の誕生を扱ったものなので、「泣かせにくるいい話なのだろうな」と思っていたのですが、いい意味で裏切られた感があります。 主人公である若手の助産師、有田美歩。彼女の勤める産婦人科病院はなかなかにクセがあ...続きを読むる。先輩や後輩の助産師は頼りになるものの、院長は腕は不確かなのに尊大。さらに看護師長は院長の愛人で、この師長も仕事は満足にしないのに、部下にはヒステリックに当たり散らす。 描かれるテーマも主人公が壁にぶつかって、そこから成長して……、というお約束の感じではなかった気がします。美歩自身、障害をもった姉がいて、親の世話を一身に受ける彼女に複雑な感情を抱いた過去があり、その経験ゆえ生命倫理や出生前診断に悩む妊婦たちの苦悩に真剣に対応する。そんな彼女の真摯な姿は、応援しやすくて、また描かれる問題は難しいからこそ読み応えがありました。 他の描かれる事象もなかなかに重たい。若い女性のお産とネグレクト、そして中絶といった臨まれない子どもたちの話も心に迫る。作中で中絶手術の時、取り出した胎児の声が母体に聞こえないよう、助産師がガーゼで胎児の口をふさぎ、動きが止まるまで待つ、という描写があり、そんな心理的に厳しい手術の話も初めて知りました。 優秀ではあるが、ストーカー疑惑のある同僚の医師。真面目だったはずなのに突然、仕事を欠勤しがちになった美歩の後輩助産師。それぞれのエピソードを回収しつつ、物語は進んでいきます。結末としては、完全なるハッピーエンドではないかもしれないし、物語全体としてみると、少し詰め込みすぎな感じも否めない。 でも一方でシリアスな物語の展開に対しての、登場人物たちの新しい生命に対する想いには心を打たれました。母になるということの意味であったり重さであったりも、考えさせられます。 そして何よりネグレクトや、障害を持って産まれた子、そして中絶でお腹の中だけで命を終えた子。そんなすべての命に対する慈しみが感じられて、それが本当に良かった。藤岡陽子さんも、折に触れて追いかけていきたい作家さんになりそうです。
助産師さんのお仕事小説。 途中、不倫や犯罪が出てくるが、だからこそ命の大切さが伝わってくるところもある。 助産師さんや産婦人科医の、命をむかえるという仕事が、よくわかる話。
助産師、美歩を中心にその周辺の病院職員を絡めた物語。佐野先生に美歩と草間さんが付いて行って新たなスタートを切るハッピーエンド。
少しずつ読み進めている藤岡陽子さん こちらは助産師さんの物語と聞いて手に取りました これは自分が悪いんですが、勝手にドラマのコウノトリのような作品をイメージしてしまっていましたが全然違いました。笑 とりあえず病院がひどい_(┐「ε:)_ 院長は仕事ができず、急患などのときの判...続きを読む断も的外れ。緊急の連絡をしても全然繋がらない。 師長はお産がとれない。気分のムラが激しく、気分が悪いと部屋にこもってしまう。 他の医師や看護師はいい人ではあるが、常に助産師も医者も足りなくて、夜勤からそのまま日勤をすることに、、、など 読んでいてヒリヒリしてくる話でした、、、 自分だったら絶対そこでは産みたくない!!笑 でもそういった内部のことは患者さんにはわからないのか、なかなか人気のある病院のようです。自分が産んだ病院もわからなかっただけでいろんな問題を抱えていたのかも知れないですね(。-∀-) それでもやっぱり懸命に生まれてくる赤ちゃんの話にはグッと来ます。 こういう本を読むと自身の出産を思い出します。 助産師さんって、 妊娠中は不安なことを相談したり、 分娩中はずっと寄り添って励ましてくれたり、 背中をさすってくれたり、 生まれた後もどんな細かいことでもアドバイスしてくれたり。 ホントなくてはならない存在でした。 本当に助けられました。 いなければ産めませんでした。 看護師である藤岡さんが書かれただけあって 助産師さんの現実を知れた気がしました。 その他にも未受診妊婦の出産、ネグレクト、中絶に対する助産師の思い、出生前診断など、出てくる話題はなかなか重たいです。 物語はとても面白かったですが、出産感動巨編!みたいなイメージで読むと違うかも(´-`).。oO どちらかというと悪い環境でも奮闘する助産師!!みたいな感じです 先輩方の言葉とかとてもよかったです(*´-`)
産院で働く助産師を主人公にしたお話しですが、コウノトリみたいな感じではないです。 読み始めるまでは、大変な出産を乗り越えていく王道的感動ストーリーだとばかり思っていただけに、サスペンス的展開に驚いたけど面白かった。 巣鴨師長はむかつくし、人数少なくて勤務態勢ブラックすぎるし、院長はおかしいし、俊高は...続きを読む怪しすぎるしで、、 ありがとう佐野先生!!に落ち着きました。 実写になったら面白そう!!
おくり人は、有名ですが、「むかえびと」は、新鮮な言葉でした。その名の通りの仕事なのですが、実は、迎えるのも送るのも人にとって大きなイベントなのです。
誰もが何かを背負ってる。医師、看護師、助産師、ワケあり妊婦、さまざまな人達が命の現場となる産婦人科病院で絡み合う。 柔らかい文章で登場人物の数だけ伏線を優しく張り巡らしていく手法は見事。 巻末の解説に記載されてますが、現役の看護師目線での小説は珍しいそうです。優しい看護師の如く藤岡作品はどれも冒頭か...続きを読むら手をとって作品の世界に導いてくれます。
主人公の美歩は6年目の助産師。むかえびととも呼ばれ、メインテーマは出産。後半はその中で巻き起こる同僚や院内の問題に話が移っていく。 1年以内に9割が亡くなってしまう13トリソミーの赤ちゃんを出産した女性の話があった。中絶を悩んだが「悲しむ覚悟」を決め出産した。天くんと呼ばれ30時間を家族3人で過ご...続きを読むした。その後弟が産まれ「私たちは4人家族なんです」で涙が止まらなくなった。 後半は問題を抱えた病院内での話に移る。出産の話からは若干遠のいたが、過酷な環境で働き続けた助産師と医師たち。改善させるツラいきっかけを作った後輩の理央だったがそれも若さ故。失敗を成功させて欲しい。 先輩助産師の草間さんはカッコいいし、若い理央も頑張っている。佐野医師も意志が強い。とても思いやりのある主人公の美歩も草間さんのようになるんだろうな。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
むかえびと
新刊情報をお知らせします。
藤岡陽子
フォロー機能について
「実業之日本社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
満天のゴール
わたしの名店
いつまでも白い羽根
海とジイ
おしょりん
きのうのオレンジ
金の角持つ子どもたち
この世界で君に逢いたい
「藤岡陽子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲むかえびと ページトップヘ