竹内明の作品一覧
「竹内明」の「完全秘匿 警察庁長官狙撃事件」「ソトニ 警視庁公安部外事二課 シリーズ1 背乗り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「竹内明」の「完全秘匿 警察庁長官狙撃事件」「ソトニ 警視庁公安部外事二課 シリーズ1 背乗り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
やはりソトニシリーズは面白い。一クセも二クセもある登場人物はそれぞれによく描かれて
いて、だんだん誰が敵か味方かわからなくなってくる。最後に明かされる金剛山の「管理人」
や楓の正体に思わず「あっ」となった。ソトニの面々と北朝鮮工作員の息詰まる駆引き、
追跡劇は読みだしたら止まらない。
本作はあくまでフィクションだが、何食わぬ顔で日本人になりすまし、諜報活動を行ってい
る北朝鮮の工作員は実在するだろうし、中には日本の中枢に浸透して、国政を操っている大物
スパイだっているかもしれない。そう思うと恐ろしい。つい先日も柏崎原発のテロ対策が全く
いい加減で杜撰のきわみだったとニュースでやっ
文句なしにすごい小説。中国スパイVS公安警察という単純な図式にはとうてい収まりきらず、二重三重
にワナが仕掛けられた複雑なストーリー展開に息をのむばかり。ドンデン返しの連続で、途中から誰が味
方で敵なのかわからなくなってしまった。こうなってくると、もはや誰も信用できない。実際の諜報戦も
きっとこんな感じなのだろう。作者の力量にはただ脱帽するしかない。前作と同様、深夜にページを繰る
手が止まらず睡眠不足になってしまった。警察組織の中枢に巣くう中国スパイ。十分ありうる話で恐ろしい。