【感想・ネタバレ】警視庁公安部外事二課 ソトニ イリーガル 非公然工作員のレビュー

あらすじ

警察組織の頂点に立つ内閣官房副長官が、何者かに狙撃された。一方ニューヨークでは、北朝鮮の高級外交官が日本総領事館に亡命したいと訴える。保護を命じられたのは、元警視庁公安部外事二課(ソトニ)の伝説の刑事・筒見慶太郎だった。しかし、筒見が用意した「セーフハウス」で、北の外交官は無惨な死体となって見つかった。「日本にいる『亡霊(マンリョン)』を守ってくれ」という言葉を残して――。
本作品は 2017年11月20日まで販売しておりました単行本電子版『マルトク 特別協力者 警視庁公安部外事二課 ソトニ』の改題、文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

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Posted by ブクログ

竹内さんの小説が好きで読み漁っていますが、本作も本当かもと思ってしまうような真実味ある濃い作品でした。
スリーパーも積読しているので楽しみです

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2024年05月18日

購入済み

竹内氏の作品は初めてだが、とても面白かった。すごい!の一言に尽きる。
経歴を見るともともとTBSの記者で、ニュースキャスターを務めていたこと
もあり、現在は同社の報道局長とのこと。権力に媚びる一方で視聴率や購読率
を気にしてマトモな報道ができなくなったマスコミ人が多い中、現場第一主義
の報道姿勢を貫く硬派のジャーナリストという印象。記者時代の取材経験を生
かした文章は迫力があり、物語の構成も申し分ない。
公安捜査員の彩音や外見とは裏腹に優秀な頭脳を持つ変わり種の朝倉、そして
主人公で一匹狼の筒美がパズルの一片一片をつなぎ合わせるように真実に近づ
いていくさまは緊張の連続で、ページを繰る手が止まらなかった。
北朝鮮と日本の密約、国益と言いながら、自らの私腹を肥やし、利権獲得に余
念のない官僚や政治家、財界人。政府の中枢に巣くう北朝鮮スパイなど、十分
ありうる話で空恐ろしくなった。太平洋戦争終結時の朝鮮半島で置き去りにさ
れた日本人を襲った悲劇は初めて知った。自分たちを見殺しにした日本という
国を、彼らやその子孫は絶対忘れないだろうし、そうした人たちの誰かが日本
に矛先を向けても不思議はないと思う。

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2021年01月14日

Posted by ブクログ

"公安警察からはじき出された一匹オオカミ筒見慶太郎が、北朝鮮の陰謀に立ち向かう。
本書で知った第二次世界大戦時朝鮮半島で起こったであろう出来事。

本書のテーマにもなっているが、我が国は国民を国内外関わらず守る意思があるのだろうか?また、国民をどのように定義するのだろう。この小説のような事実は無いと信じたいが、この小説は現実感を持って受け取れる。

早く続編を読みたい。"

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2018年11月25日

Posted by ブクログ

ソトニシリーズ2作目。前作より登場人物が少ない分混乱がなく、会話も分かりやすくどんどん読み進んだ。終章に入ってからの伏線回収が見事。前作同様子供が関係する描写は読んでいて辛い。黒幕の制裁はされていないので、次回作もあるのかなと期待。

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

一作目?の「ドキュメント 秘匿捜査」がリアル過ぎたのでこちらもめちゃくちゃ期待して読んだ。
取材に基づくリアルさは随所に現れているが、なぜかストーリーにはあまり入り込めず。
ドキュメントの方が地味だけど、その分リアルさが響いていたのかも。こんなこと言ったら、大川原化工機事件の当事者の方々に申し訳ない気もするが…

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2025年07月13日

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